表題。いちおう五七五、な。
吟じてみた。
しかし、アレだ。
まっったく、センスが感じられんっ。
なお、短歌的には下の句は
「くるならくるって 言ってくれりゃいいのに」
うん。
センス(なし)の塊ぇ。。。
*
きょう、オネカンをカマした。
とりあえずこの秋は。
「土曜オネカン、日曜Eペース」
ってのをキホンにいこうとモクロンでる。
キョリキョリのセット練。
それでつくばを、なんとか。
っていう現実逃避の甘甘プラン。
*
いままでマラソン練習のメインとしてた
オネカン。
きょう、オネカンをカマしたのは。
「大阪、つくば、イクゼ!」
なんて意識高い系とは、ほど遠く。
そろそろいい加減、
キョリとか傾斜の刺激とか入れとかねえと
完走できる気がビタ一文しねえ。
って、後ろ向き100な取り組みで。
*
きょうも。
ゆうべ
「6時に起きて、ガチでチャチャッと済ませる!」
↓
けさ
「起きたら9時ぇ。まったくやる気はねえケド
きょうやらないことにすっと、たぶん
そのままズルズルいって、
大阪もつくばもぶざまの上塗りしちまうぞ
いいのかキクチ? キクチいいのか?」
的な流れで。ほんと仕方なく。
*
いやいや着替えてアップをはじめたものの。
カラダがまったく動かねえ。
アップはふだん、キロ5.5ぐらい。
きょうも「体感キロ5.5」なのに
ガーミンヌピピッ→5分58秒とか。
*
「調子のよしあし」って。
カラダが動く動かないってよか。
体感ペースとのギャップにある。
とおもうんですよね(謎のとつじょですます)。
たとえば。
「練習を重ねてきて疲労がたまってて
カラダがぜんぜん動かないケド
ペースはいつもといっしょ。
体感ペースとだいたい一致」
そんな一致さんなら
ただ疲労がたまってるだけで
ただカラダが重いだけで
調子がわるいわけではない。
みたいな。
*
ことほどさように。
いつもは出だしの多摩川河川敷5k
体感キロ5ぐらいでほぐしてくんだが。
ガーミンヌピピッ→サブフォーペース
その体感と実際のギャップが
調子のよしあしの尺度。
だとすると、キロプラス40秒って
おれがヒロシじゃなくてキヨシで
おれがキクチじゃなくてナカハタだったら
「ゼツフチョー!」
ってっちゃうぐらい、燃える。
*
「ここまで体感と実際が違うのはもはや
調子のよしあしじゃなくて
かつてといまの走力が隔絶してる」
さいしょはギャップにストレスを感じたが
ある日から、そうおもうようにしてる。
*
だってさあ。
いくらなんでもおかしい。
オカシイデース。
「調子」ってんなら、
上がったり下がったりするもので。
長くても2~3週間でバイオリズムする。
だのに。
これは前にどっかで触れたが。
春からずっと「調子」がわるい。
いままでとくらべて。
きょくたんに走ってないわけでも
暴虐のかぎりをつくしてるわけでも
仕事忙しすぎとか、ほかの要因があるわけでも
ないのに。
逆天井知らずって感じで
どんどん遅くなってゆく。
老化だか劣化だか知らんが、ある日から
そういう目の前にある現実を受け入れることにした。
受け入れないと、走る気がしない。
なお、ふだんの体調はいたってふつうだ。
春先からずっと。
*
きょうもそんな感じで。
「体感キロ5、実際サブフォー(5分40)」
「ココロはオトナ、カラダは子ども、名探偵こんなん!」
っていう感じで推移してく。
お、おもしろくもなんともねえな。
っていうか、あまりにドイヒーだぞ。
*
そんなんだから。
コースPBを狙ってギラギラ走る。
とは、ほど遠くて。
「途中で歩いたり休んだりせず完走」
を最低限かつ最高の目標に据える。
そんなん、おもしろくもなんともない。
おもしろいわけ、ねえじゃん。
ゼツフチョー・ヒロシナカハタが
ビタ一文、燃え上がってこない。
ただ、こなしてるだけ。
整理をしてるだけ。
しかも、わりと苦しかったりして。
*
ぽくぽく進みながら、考える。
というか、そのペースでも
青息吐息しながら考える。
「老化とか劣化とかじゃなくて
おれ、マジでカラダのどっか
おかしいんじゃねえか?」
「一度、ちゃんと検査とか受けようかな?」
「『ここにカゲがあります』とか
言われちゃうのかなあ」
思考がどんどんどんどん
マイナス方向に突き進んでく。
「体感キロ5、実際サブフォー、思考キロ2」
って感じで。
ネガティブすぎてうんざりするでしょ。
(そのうち、「だが、しかーし」かみんぐれーたー)
*
そういう帰結にしないと
この長すぎるゼツフチョーに
じぶんでじぶんに説明がつかない。
走りながらもう、
マイナス思考が止まんなくなっちゃって。
「検査受けて、すごくよくない結果前提」
で、妄想を広げはじめて
軽く涙ぐみそうになるシマツ。
とまらない。
「おれがもしものことになったら」
「保険が下りるし、家のローンもチャラになるから」
「にょうぼうは(たぶん)おれより稼いでるし」
「家族の生活はなんとかなるでしょ」
「いま、よくない結果が出たら」
「マラソンは秋の大阪とつくばで走り納めか」
「もう少し、走りたかったかな」
*
「SNSとかクソ辺境、どうすっかなあ」
「『【ソクフォー】キクチ、カゲ出たってよ」
「『【ソクフォー】余命○○日』」
「アクセス数、増えるかもねん」
「でも、かまってちゃんすぎるし、ヒトサマにいらねえ心配かけるな」
「やめといたほうがよさそうだな」
「事後をムスメっこにゆだねる」
「『いままでパパがお世話になりました』」
「だいたいの下書きはしといて」
「後日、ソレの日付だけ書き込んでアップしてもらう」
「アクセス数、増えるかもねん。。。」
*
妄想が、止まらない。
「ほんとうにもしも、だったら」
「家族とボス以外には、黙ってよう」
「ただ、ウタゲを企画して」
「いろんなひとと、ゲリするまで飲んで」
「楽しく飲んで、いつもどおりベロベロになって」
「そこからさっぱりいなくなる」
「しばらくして」
「どこかで情報が流れる」
「『キクチ、イッたってよ!』」
「『ああ、あのウタゲはそういうことだったのね』」
「誰か、しんみりしちゃったりしてね」
ぬぬ。これは。
「ほんとうにもしも」以前に
妄想の、深刻なアレなんじゃないだろうか?
キョライしはじめる。措く。
とりあえず一度、検査しとこう。
あくまで、念のため。
*
妄想は、止まらない。
「オネカンを走れるのも、あと何回だろう」
「なんだかだ、楽しかったなあ」
「ひょっとして、きょうが最後とか?」
「うっへえ、マジか!?」
*
もしこれが最後だとしたら。
有終の美を飾ってやりたい。
目の前には、上り坂のはじまりがせまってる。
速い遅いじゃなく、全力を尽くすことにする。
*
上り坂は、全力を尽くした。
全力を尽くしたけど、やっぱり遅かった。
体感サブスリーペース、実際やっと4分台。
でも、いい。
タイムじゃねえ!
おれの残りの人生を燃焼させたる!
(現実と妄想の区別がつかねえ。。。)
*
上りきり、1kぐらい平坦を進み
下り坂の入口がみえてくる。
いまの劣化ぶりからして
キロ350を切れるぐらい。
まあ、ココロのセーフティーネット的に
キロ4をみなければいい設定でいこう!
下り坂、スタート。
体感キロ4。
マンブリとはいかない感じだが。
リズムを心がけて、刻む。
500mぐらい進むと。
ガーミンヌ、ピピッ。15k地点。
ここでは時計をみない。
緩走のときと混ざってるので意味がない。
進む。
リズムだけを心がけて。
あんまり突っ込みすぎず。
もう1k進む。
ガーミンヌピピッ。
体感3分50ぐらい。
「あんがい45ぐらいだったりして」
「4分05とかだったらさすがに凹むよなあ」
おそるおそる腕時計に目をやる。
3分32。。。
*
やっべ。
ここでまさかの逆に出たか。
ちょっと、楽しいんじゃね? コレ?
ラスト1kのはじめのほうは
下り坂の踊り場って感じで平坦がつづく。
ここでだいたい、ペースダウンする。
のに。楽しくなってきちゃって。
楽しくなってくると。
カラダがどんどん前に出る。
下り坂の終わり。
南多摩駅の近くの交叉点がちょうど17k地点。
ガーミンヌ、ピピッ。
3分28。。。
*
この2k。
小数第一位でみれば。
0.1秒きわどく6分台。
下り坂っていう激しいドーピング疑惑にしても
2000で6分台なんて。
オトナ初っていうか、
義務教育修了後、初じゃね?
ほぼ30年ぶりじゃね?
今世紀初じゃね???
もう上がったテンションが止まらない。
(あとで確認したら。
去年の秋とか今年の春先は
ふつうに6分50とかだったでござる。
が、ここではどうでもいいので措く)
*
ゴールまでの平坦残り10k。
だいたい。
1kぐらい、リカバリーでゆるゆる。
↓
2kぐらい、ダウンジョグっぽく。
↓
残り7kをダウンつづけるか
調子よければラストスパートカマす。
なんだが。
きょうは完走目標だったので
松「Eペースで〆る」
竹「サブ4ぐらいで粘る」
梅「なんとしても歩かない、止まらない」
だったんだが。
てんしょんもペースもどんどん上がる。
サブスリーぐらいでも、ぽくぽくだ。
こんな感じは、去年の秋以来。
楽しいまま、ゴール。
*
。。。
*
ただのラン日記。
ただのマスターベーションエントリー。
ってのはガッテンショーチで。
これで長い長いトンネルを抜けた
とはおもわないが。
何かのきっかけになったら、いい。
というか。
序盤から中盤は、
サブフォーペースを青息吐息だったのに。
それはサッコンの平常運転だったのに。
中盤から終盤、何の前触れもなく
いきなりいちばん走れてたころの感じで
走れちゃったのって、何なんだろう?
気持ちのもんだいだとしたら。
半年以上のチョー低調も
きょうとつじょの快調もひっくるめて
「相変わらずのムラっ気ですな!」だ。
*
少し前に
「今シーズンは目指せ3.5」
「いやいや、それじゃ燃えられないので」
「200分ってことにしよう」
ほざいて。
きょう序盤は、そんな大それたこと
ぬかしたてめえを、呪った。
「4時間半でもどうだろう?」
「っていうかマジ、完走できねえぞ」
だがちょっと。
きょうの感じがウソコじゃなければ。
ほざいたこと、できるかもね。
ワクワクしてきた。
そして、意気揚々な感じで
おうちに戻った。
つづく。