走る関連のことばっか書いてるな、サッコン。
まるでマラソンブログみたいだ。
ケンノンケンノン。
こうなったらだな。
ブログのランキングサイトの
「マラソン」カテゴリーにでも
登録してだな。。。
うーん、おもしろくもなんともねえぞ。
*
マラソンにひつようなスタミナ
っていくつかあって。
脚のスタミナ
心肺のスタミナ
走るじかんぶん、そこにカラダをさらしとくスタミナ
とか。
*
じぶんにとっていまいちばん足りない、
ひつようなスタミナは。
「上記ぜんぶっ!」
わかってる。
でもそれは途方に暮れるだけなので
じゃやーめたって、飲みはじめるだけなので。
ひとつ挙げるとしたら、
ココロのスタミナだ。
*
「もうキツイっす」ってなったとき。
それはジツは脳みそのウソコで。
限界はまだ向こうだったりする。
そういうの。
「おれ、ここまでけっこうがんばったよね」
当初の設定よか手前でつかれてきたとき
いきなり自己肯定しだすのも、いっしょ。
よしんば脚力があって
身体的によゆうがあっても。
気持ちが折れたら、ただちに終わる。
逆に。
脚が終わって息たえだえでも
気持ちがギラギラしてるかぎりは
もう少し、なんとかなる。
これはけして精神論じゃなくって
マラソンを走るのに最低限ひつような
ココロのスタミナってのもある。
とかひっくるめて。
*
というわけでございまして。
たけしなていで。きょうは。
ココロのスタミナをつけるために
おうちからぶひぶひ超絶セレブの庭、
でおなじみの駒沢公園まで
行って帰ってくる180分LSDを挙行した。
*
なげえな。
きょうはね、きのうとちがって。
じぶんのなかで筋書きがでけてて。
オチもちゃんとある。
そんな万全っていうか、
盤石の布陣で書きはじめた。
が、ちゃんとそのとおりいけるか
はなはだギモンだ。
途中で飽きちゃう可能性も大。
書いてるほうが飽きちゃうんだから
読まれるわけねえ。
だいたい。
途中でこういうことをはさむから
うん、まあいい。
つづける。
*
ココロのスタミナをつけるっ。
それには180分LSDだぜっ。
120分までは誰でもイケる。
が、どういうわけか
120分を超えたしゅんかん
いきなり、キツくなる。
「おめえもうがんばった」を
聴くこともでけるので、180分。
*
駒沢公園。
なにしろ周回コースってのがニガテで。
なんでかっていうと、飽きちゃうから。
逆にいえば。
ココロのスタミナ養成にうってつけだぜ
ってんで、駒沢公園。
ちゃんと「こめいざわ公園」と、読む。
あえてそこに臨むおれ、かっけええ。
*
なお、おうちからもっと近くに
砧公園って周回コースが、ある。
なんで砧公園にいかなかったかというと。
○おうちから片道4k弱。
○周回1.6km。
キロ5分45めやすだったので。
180分だと31kちょい。
往復、8k弱。
残り23kってことは
14周もしなくちゃなんない。
かたや駒沢公園は
○おうちから片道7.5k。
○周回2.1km。
往復で15k。
残り15kってことは
8周で済む。
ゆえ。
*
。。。
*
おめえ、ホントにココロのスタミナ
つけてえのか? あーん?
*
「180分LSD」
「周回コース」
じゃっかんの日和はあるものの。
ココロのスタミナを養成するには
万全っていうか盤石だ。
走りだす。
霧雨がきもちい。
「そ、そうだ。
おれさまちゃん、世田谷246ハーフ
うっかり当たっちゃったんだよね」
「じゃ、帰りはスタート地点から
折り返し地点(おれんちの前)まで
走れば、試走ってことにもなるね」
きもちく、走る。
(帰り道は、コース試走もでけた)
*
駒沢公園の周回に入る。
天気がよくないわりに、けっこうひとがいる。
公園内のジョギングコースから見えるジム。
トレミでフンフン走ってるひと。
わけわかめ。
なんですぐ近くにジョギングコースあるのに
わざわざトレミなんだろう。
ってのは、措いて。
そんなどうでもいいことを考えながら
5分45を刻む。
*
と、ほどなく。
すぐうしろに足音。
ピッチはおれよかだいぶ速い。
200ぐらい。
たぶん、おじさんで。
たぶん、LSDってよかペース走
ってニュアンス。
息がわりと荒め。
という音声からの見立て。
で、このおじさんが。
逃げも隠れもせず、おれさまちゃんを
ペースメーカーにしてる。
威風堂々って感じで。
*
レースとかでおれも
美女ガーをPMにすることは、ある。
女性はペースが一定な気がするし
いい匂いがするし
なによりおれは、どちらかというと
チャンネーのケツってもんが大すきだからだ。
いらねえ告白ぇ。。。
ただ、わかってる。
あっちからすりゃそんなGGE、
キモいに決まってる。
うっとうしくてしようがないに決まってる。
なので。
足音がきこえない程度に離れるし
まうしろじゃなくて、ちょっと斜め後ろで
息をひそめてる。
わかってる。
それでもチャンネーは気づいてて
キモいし、うっとうしくてしようがないことは。
それでも
「ミエミエながらも、さりげない偶然さ」
を装おうとはする。
*
で、きょうの威風堂々おじさんは
ビタ一文、逃げも隠れもしない。
おれの真後ろにピッタリはりつく。
ペースダウンしたり
ペースアップしたり
スローダウンして脇にそれても
真後ろにピッタリはりついたまま。
ガチで、キモいしうっとうしい。
それ以上に、走りにくいったらねえ。
きょうはLSDで。
そうとうなよゆうで走ってたからいいものの。
*
キモくてうっとうしくてしようがなかったんだが。
途中で、考えた。
「こいつはフェアリーなんじゃねえか?」
*
そう考えだしたら
超絶セレブの神が下したジョグアイテム
としかおもえなくなった。
「LSD」
「周回コース」
につづく、おれのココロのスタミナ養成
のためのジョグアイテム。
わかった、わかりました。
おれは後ろもふり返らず、
一定のペースで進みつづけた。
「おじさんのPM、やってまーす」として。
*
けっきょく。
周回コースの2周目から6周目。
フェアリーGGEは5周10kあまり
おれの直後をピッタリ、はりつきつづけた。
ものごとには限度ってもんがあんじゃねえの?
おもったりおもわなかったりもしたが
まあ、おじさんがペース走できたんなら
おれも、うれしいでーす(はあと)。
*
6周目の途中。
周回上では最長のゆるい下り坂。
おじさんは、おれの横にぜえぜえ並びかけ
そして、ストップした。
いやあ、よかった(はあと)。
*
ふつう、あれだよね。
そこまでやったらストップ際に
一声かけるよね。
でも、一声もないよね。。。
疲れてるんだろうし、しようがない。
って、おれはあと2周かさねた。
その下り坂をもう一度とおったら、
ゴールできてご満悦なフェアリーGGEが
呼吸を整えて、あらためて礼のひとつも。
ひょっとして、ドリンクのひとつも進呈してくれんのかな。
とか。
ちょっと、ワクワクしながら。
*
まあ、ふつうに物影ひとつ、ないよね。
*
たぶん、フェアリーがみえなかったのは
フェアリーが立ち去ったからではなくて
おれが急速にオトナになっちゃったせいで
フェアリーがみえなくなっちゃったからだ。
それ以外の理由は、みあたらねえ。。。