キクチヒロシ ブログ

絶滅寸前の辺境クソブログ。妄想やあまのじゃく。じゃっかんのマラソン。

ダーハダカおじさんを探しにいったんだが、いろいろ闇が深え

今年の春以降。
一度もダーハダカおじさんに会えてない。

ケツロンからいうと。きょう
「ダーハダカおじさんに遭いにゆく2016秋」
をソロ活動でもって挙行したんだが
やっぱしというか、会えなかった。

どうしちゃったんだ、おじさん!?
どうしちゃったんだ、多摩川!?



あ、いちおうダーハダカおじさん
ってのは。を、おさらい。
(めんどくさいからリンク貼らない)

○多摩川右岸の中流域をまいあさ走ってる。
○初老の男性。
○土日に走っても平日しごとをサボって走っても
かならずすれ違うから「統計上まいあさ」。

○ギリシャ彫刻のような二枚目。
○キロ8ぐらいで、走ってる。
○個性的なフォームで、走ってる。
○身にまとってるのはラグビーパンツみたいな、
きょくたんに丈の短い白の短パンオンリー。
○ひつぜん、全身、チョー日焼け。

○3月のはじめから11月のおわりぐらいまで、
ラグビーパンツ1枚。
おじさん暦では、そこは夏。

○走りだすのがかったるくなるくらい
寒くなる季節には、タンクトップをまとう。
おじさん暦では、そこは冬。

○厳冬って感じの季節には、
長袖のTシャツ1枚をまとう。
おじさん暦では、そこはシベリア。

○6時ぐらいから10時ぐらいまでに
目撃実績アリ。

○あまりにもかならずいらっさるから
「多摩川の主(しゅ)」あるいは
「多摩川そのもの」だとおもってる。

もはや「にんげん」ってスケールじゃなくて
フェアリーとかサムシンググレートとか。
そういうニュアンス。



こないだ不在だったとき。
「きょうは○○でウルトラとかあるから
それ出てんじゃないすか?」
みたいな正論がくりだされたが、
推定、そういうひとじゃない。

ものすごくなんとなくだが、確信をもっていえる。



で、上記したとおり。
きょうもいなかった。

そのせいか、さいきんの多摩川は
こころもち、流れが穏やかじゃない気がするし
こころもち、治安が乱れてる気がするし
こころもち、元気がなくなった気がする。

おじさんは何でいなくなっちゃったんだろう?



「走る時間帯を変えた?」

早朝。5時には走り終えるていどに、とか。
そうすると、おれはまず、会えない。

あるいは、夜。
褐色の肌が、夜の闇に保護色すぎて見逃してる。



「荒川とかにFAした?」

荒川王子にヘッドハンティングされちゃったとかね。
何らかの理由で、多摩川を見かぎった。
多摩川のオーラが変わっちゃった気がするのは
そのせいかもしれない。

そもそも。
荒川王子がおじさんをヘッドハンティングする
理由とかメリットが、
どこにあるのかわからない。

っていうか。
荒川王子ってのも、実在があやうい。
あやういっすよー。



「キクチがオトナになっちまった?」

いやいやいやいや。
おじさんはなにひとつ変わってなくって。
変わっちゃったのは、こっちのほうで。

子どものころ見えてた妖精が
成長とともに見えなくなっちゃう的なやつ?
想い出のなかで生きつづける系?



「走るのやめちゃった」
ってのは(たぶん)起こりえないので
考えられるとしたら、そこらへん。

おれが春先、あんま多摩川右岸を
走らなくなっちゃったってのも、なんらか
原因があるのかもしれない。うん、ねえな。



そんなわけで、
このままおじさんに会えなかったら
「ダーハダカおじさんに遭いにゆく」企画は
永遠にお蔵入りしてしまうかもしれない。

存亡の危機だ。


おじさん、頼む。
「おめえを避けてんだよ」でもいいから
ご健在を伝えてほしい。
切実に。

あ、連絡先はロンのモチとして
素性もなにも、知らないんだった。