キクチヒロシ ブログ

絶滅寸前の辺境クソブログ。妄想やあまのじゃく。じゃっかんのマラソン。

金曜のダメなおれ(後) 鶏肉大すきけっこうコケコッコー

というわけで、つづきのつづき。
「このチキン野郎が!」みたいなハナシ。



前回のあらすじ。
あ、やっぱめんどくさいからやめ。



あのう。
あるよね。

「オトナになったら、もっと泰然自若としてるはずだ」
とおもってたのに、いざオトナになっても
若いころとおんなじところで
おんなじように、テンパってる。
みたいなこと。

チキンも同様で。
年輪とか場数とかって関係なくって。
性質がモノをいう。

っていうテンマツなり(↓)。



「来週の火曜にまだ、いまとおんなじぐらいの
パッションがあったら、買おう!」

と、売場から離れたものの。
お店の入口でハタと
「きょうという日は二度と来ない」
的な想いをつのらせ、売場に引き返した。

(めあての型落ちノートパソコンを、じろじろじろじろーっ)
(店員さん、近くにすたすたすたーっ)

店「もしわからないことがあれば、お聞きくださいね」
「え、ええっ」

「。。。」

店「ノートパソコンをお探しですか?」
「え、ええ。これって『4年型落ち』ですよね。いま使ってるやつが壊れちゃったので、けっこう前のめりにこれを買おうと。。。」

店「そうなんですかあ。お仕事でお使いですか?」
「え、ええ(そんなことどうだっていくねえか?)」

店「そうすると、ワードとかエクセルとかをメインにお使いになる? それなら、ウインドウズもアリですよん」
「(そういうんじゃなくって)いえ、いま使ってるのもマックなので」

店「ということは、グラフィックとか動画を扱うお仕事?」
「(ぬぬ、めんどくせえからテキトーに)え、ええ」

店(きらーん!)「それならですね、隣にあるこの『1つ型落ちの』が、スペック的にもいいとおもいますよ」
「(いや、おれはこの『4年型落ちの』がいいんだってば)は、はあ。。。」

。。。

「ちょっと、考えてみます」

店「ですよね。安い買物じゃないんで、よく考えたほうがいいですよね」
「買うことは決まってるんです。でも、『いま』『これを』買うかどうか、最後の決心をしようとしてるんです」

店「ですよね。安い買物じゃないんで、よく考えたほうがいいですよね」
「。。。(二度言うほど大切なことでもねえし、キメぜりふってホドでもねえよな)」

。。。

「あのう、ちょっとうろついて考えてきます」



売場を離れる。

というか、その店員さんから、離れる。
店員さんに落ち度はまったくないが、
おれのアウェイ感がつおすぎるゆえ。

この流れでいっちまったらぜってえ
勢いで「LANケーブルのさし込み口」も
「DVDドライブ」もねえ、いらないパソコンを
買っちまう。

「決めました! この『4年落ち』にします!」
って鉄の意思を表明するには
MPが足りなすぎる。

「くっ、ガッツがたりない」
10分以上プレーしちゃった三杉くんなていで。



とりあえず、エスカレーター脇にある
アップルコーナーを離れ。

エスカレーターの周りを1周、
ゆっくりゆっくり歩いて、時間を稼ぐ。

「あの店員さん、いなくなってねえかなあ」
と、おもいつつ。
くりかえすが、店員さんに落ち度は、ない。



どんな牛歩戦術だよってくらい
すげえゆっくりエスカレーターの周りを1周
遠目に、元いた場所を見やる。

ぬぬぬ。
あの店員さん、待ちかまえてるじゃねえか!

そりゃそうだ。
「買うことは決まってる」ってほざいちゃったもん。
おれが店員さんだったとしても、
そのお客さん(おれ)が気持ちよく買物できるよう
近くにいて、迅速ていねいな対応ができるよう
スタンバる。

ばかばかばかー・オブ・口が滑ったおれ。。。



なんだか、おっかない。。。

きょうは、よしとこう。
だって、さっきも言ったじゃない!
もし、土日を越えて来週の火曜、まだ情熱がほとばしってたら買おう

そ、そ、そうだよ。

初志を貫徹するだけ。
元にもどった、だけ。
ビ、ビビったわけじゃ、な、ないんだからねっ。

エスカレーターの周りを4分の3周して
そのまま、下りエスカレーターにライド。
帰路につく。

まあ、当然。
帰りの電車で、あますところのない
自己嫌悪におちいりますわな(↓)。

まあ、きょうはおのれのアレを再確認
しまくる結果に終わったが、
それもこれも、過ぎたことだ。

喉もとを過ぎたチキン。

それよかむしろ、はたして。
火曜のじぶんとマックがどうなってるか。
楽しみだぜ、ふふふ。

火曜、おんなじ店員さん、いないでくれ。
頼むぞ、シフト。
シフト、頼むっ。


おっしまーい。