「くたって」前は、「走らな」「酒を飲まな」「はたらかな」
を入れてもいい。ような。気がする。
そんなことを考えながら
ゆうべは23時に就寝どーん。
「早寝したぶん、ひょっとして明日
早起きして走っちゃうかもね」
ナドト、おもい描きつつ。
*
まあ、きょうも安定のねぼうで。
ただの「よく寝るマン」だっただけで。
しかも、ふだんかかないイビキを
かいてたとか、いないとか。
こんな、くっそどうでもいい記録がつづく。
*
表題的には。
○ゆうべ、学生時代の同級生オンナが出てくる夢をみて。
↓
○アズスーンアズ起きるやいなや、そんなこと忘れてて。
↓
○通勤電車でFacebookを開いたら。
↓
○「きょうはその同級生オンナのおたんじょうびです」って
↓
○独りで軽く照れはじめてる。
ってだけのこと。
以下、そのひとのことを「同級生オンナ」って呼び。
(ビミョーな長さぇ「Dさん」とかでもなく)
何のオチもなく、遠い記憶を掘り起こしてみる。
*
同級生オンナは、サークルがいっしょで。
附属あがりのお嬢。
そこそこかわいかったのでそこそこ浮き名を流してたような気がする。
が、ロンのモチ、おれなんかとは浮いてない。
とくに仲がいいでも悪いでもなく。
っていうと「どうでもいい」的な感じになっちゃうが。
かといって「どうでもいい」感じでもなく。
かといって「どうでもいくない」感じでもない。
ゼツミョーな距離感。
*
「おれ、同級生オンナには、チンピクゼロなんすよ」
ある日、訊かれてもないのに
おれはサークルの先輩にコウ、フイた。
チンピクってのはたぶん、勃興度のことで。
たぶん当時、小林よしのりが使ってた言いまわしだったとおもう。
そんなこと、わざわざ表明するひつようがない。
「逆に同級生オンナのこと、気になってたんじゃねえの?」
ってのも、おれにはわりとありがちな
あまのじゃくパターンなんだが
同級生オンナに関しちゃ、ガチノー関心だった。
ので、なんで表明したのか、ますます謎。
サークルの先輩が同級生オンナに
「キクチは同級生オンナちゃんのこと、チンピクゼロらしいよ」
とチクり。
おれは同級生オンナに
「てめえはチンピクゼロなんだよ」と宣言し。
同級生オンナはおれに
「なんでキクチごときにそんなこと言われなきゃなんねえんだ」
「っていうか、臨むところだバカヤロコノヤロ」
そういう3すくみ状態で、日々
楽しくお酒を飲んでいた。
*
「30歳の誕生日にアルタ前集合な」
大学4年。卒業を間近に控えたある夜。
泥のように酔っぱらいつつ。
同級生オンナにそういうサジェスチョンをした。
同級生オンナは男とお別れした直後。
かたやおれは、大安定の非モテ超低空飛行。
だったとおもう。
「このままお互い身を固めることがなかったら
2004年4月24日に新宿アルタ前に集合。
その足でおれら、結婚しちまおう」
という骨子。
いいねいいね、そうしようということになった。
ノリのみ。
「お互いにお互いをアウトオブ眼中」という
じゃっかんの時限爆弾的緊張感をともなって。
*
酒場のたわごとなはずなのに。
なぜか、そのことは覚えてて。
同窓会的な場で顔を合わせるたび
「あと何年後にアルタ前、な」
と確認し合い。
よしんば同級生オンナ不在の
同窓会的な場でも
「そういう約束してるんっすよ」
と喧伝してまわってた。
行動の意味は、さっっぱり、わからん。
*
けっきょくその約束は数年後
なかったことになった。
まさかまさかの「おれ結婚」でもって。
結婚式の日、同級生オンナが言った。
「ただのネタだったはずなのに、
何だろうこの、一抹のさびしさは」
おれは、こいつ何言ってんだろうとおもった。
数年後、同級生オンナも結婚。
「何だろうこの、完全終戦感は」
結婚パーチーの場でおれはにょうぼうに、吐露した。
おれは、こいつ何言ってんだろうとおもった。
*
「青春」っていつはじまりいつ終わるんだろう。
ボーダーがまっこと、あいまいだ。
気づいたときには、はじまり、終わってる。
そんななか。
じぶんの青春の一断片は
たぶん同級生オンナの結婚パーチーの日
に終わったんじゃないか。
そう、おもったりおもわなかったりしましたとさポエム。
加藤はいねも更新したことだし。