キクチヒロシ ブログ

絶滅寸前の辺境クソブログ。妄想やあまのじゃく。じゃっかんのマラソン。

2016OTTその5〆―昨夏から55秒縮めたムスメっこの成長におのののいたり

OTT(オトナのタイムトライアル)には
わが家では「家族総出で参加」
みたいなことになってる。

別に走ることに燃えてる家族ってわけでも
ましてやおれが家長として
強烈なリーダーシップを発揮してるから
でもない。

とか、今回のOTTの雑感。


土日でいつにも増して読まれねえだろうし
いつもどおりダラダラなので、回れ右推奨。



じゃあ、何でキクチ家が総出で
OTTに参加してるかっていうと、わからん。
キョリが5000m(コドモ1000m)と
とっつきやすいのは1つ、あるかもしれない。

が、決定的な要因にするには、弱い。
やっぱ、謎だ。

こうね。
ケツロンも出さず、放りっぱなしナリ。



今回、ビックリしたことが2つある。
1つはわがムスメっこで
もう1つがSugiさんだ。



OTTは前回から小学生用に
1000mがおこなわれるようになった。

じゃあってんで、去年。
ムスメにごほうびをちらつかして
「出てみるぅ?」と誘ったところ。

ごほうびをちらつかすひつようがねえ
ぐらいわりと前向きに「出るっ!」
という回答を得た。

去年の7月26日。
大蔵総合公園。

5000mでは脱落者も出るという
「それは、てめえじゃねえか!」という
けっこうな酷暑のなか。
5000m。っていうか2200m―オトナのタイムトライアル5 - キクチヒロシ ブログ

4分54秒。

「5分切ってスゴイじゃん!!!」
と、ムスメのチカラのホドもわからぬまま
とりあえず、ほめちぎっとくことで
「走るの、楽しい」的な感覚を植えつけようとした。

ステマ。
今年の流行語大賞間違いなし。



今年はエントリー時、大風呂敷を広げ
目標タイムを「4分30」とした。

いつもスロースターターなのが気になるので
てめえのことは棚に上げて
「さいしょっから、ガンガンいっチャイナ!」
とだけ告げて。



けっか、3分59秒。

マジ、ビビった。

なんだかだ。
今回はムスメと練習を1回もしなかったのに。
55秒も縮めやがった。

むっつり負けず嫌いなので
前回は前回とて、手加減したということでも
ないんだろうに。

半年ちょいで1kを55秒縮めるとか
いくら成長期だからって、わけわかめ。

「おいさんのマラソン」って
ちょっと違う尺度に照らし合わすれば
「キロ5で走ってたひとが、
たった半年後にキロ4で走った」
とか。

よっぽどのトレーニングをしたんじゃねえか?
とか
筋肉がモリモリになったり、
眠らなくても元気バッキバキでいられる
薬物的なものを処方されたのか?
ってぐらいのサプライズだ。



たとえばキロ5分がベストだったら
「ちょっとパパと走りにいこうぜ」
って、ゆるジョグ気分で誘える。

よしんば、父親の威厳とやらの
いやらしいものを見せつけてやろうって
ぶっちぎってやることも、むつかしくはない。

でも、キロ4分がベストとなると
「ちょっとパパと走りにいこうぜ」
って、気軽に誘うていで。

ジツは何時間も前からアップして
前の日はちょっと憂鬱になっちゃったりして
とかを経ないと、いけないかもしれない。

じゃん。
親バカ炸裂ナリ。。。



「小学生の女子が1キロを3分台」
ってのがどの程度のことなのか、よくはわからない。

よくはわからないので
「走りかたをくふうすれば、次は3分45ぐらいではいけるよっ!」
という、謎の激励をしといた。

「パパは小6のとき、3分20ちょいだったよっ」
という、謎のアピールをともなって。

謎っていうか、まったく不要なアピール。

でもそれで、負けず嫌いに
さらに着火できてたら、うれすい。



1500を走り終わって、5000を走るまで。

5000は6組目だったので。
それまで、知り合いのかたがたの応援をしてた。

走ってる姿を見たことあるかたが
以外にも驚くホド少なかったので
「ああ、このひとはコウ走るんだあ」
って、感心しながら眺めてた。

とくに最初のほうの組のひとは。
いろんな層のひとが入り混じってるので
組にひとり、そぐわないぐらい速いひとがいると
じぶんがいま何周目かわからなくなる。

という事態が頻発してたようにおもう。



2組目は存じ上げてるのはSugiさんおひとり。
しっかりしたフォームでいいペースで走ってらした。

「Sugiさーん、ラスト1周!」
第4コーナー出口あたりのスタンドで
聞こえてるんだかわからぬまま、声を張り上げてた。

快調に走りつづけて、また目の前へ。
「Sugiさーん、ラストーッ!」

おお、キロ4.5切るぜコレ。
なんて、仲間内で盛り上がってると。

ゴールラインを越えたのにSugiさん。
走るのを、やめない。

ぜんいんの頭上に、どでかい「?」あるいは「!」

直線距離で100m以上向こうの出来事。

「これで終わりのはずですよー!!!」
って、声張り上げたって聞こえるわけないし
よしんば走って追いかけたって
わりと遠くにある階段を下りて
グラウンドに出るころにはもう1周まわってきちゃう。

黙殺、するしかねえ。



あれだよ、Sugiさんストイックだし
走るのすきだから、あえておかわりしてんだよ


にしては。
5000mを全力で駆け抜けたわりに
ペースを落とすどころか、上げてね?

Sugiさんしっかりしてるかただから
よもや、周回を間違えてるなんてあるわきゃねえ。

うんうん、そうだよそのはずだよね。。。



周回を間違えるとき。
1周「少なく」間違えることは、ままある。
じゃん。

だって、キツいんだもの。
とくに終盤なんか「速く終わんねえかな」
とかおもいながら走ってるんだもの。

いや、別にズルしようとかそういうんではなく。

でも、1周「多く」間違えるって。
アレだよね。
考えようによっちゃ、おんなじエントリー代で
ひとより400mよぶんに走れたってことだよね。
お得っちゃ、お得だよね。

ナルホドナルホドー。

Sugiさん、「しっかり」したかただもの。



。。。



運営、場のふいんき、超豪華なペーサー陣。

同行したかたがたからは
「また夏にもOTTやらないすかね?」
という声が聞かれた。

おれも、そうおもう。

ちゃんちゃん。
終わりかたは、唐突に。


(等々力競技場じたいのことで
ちょっと書きたいこともあるんだケド、
カツアイしちゃうぜ)