ズタボロすぎておれの華々しい
クソバカ人生に軽く影を落としそうな
板橋cityマラソン。
走っていて。
いちばんうれしかったのは
15k地点(復路27k地点)で
きぐまさんにお会いできたことだ。
====
*
15k地点(復路27k地点)。
堀切橋を通過する上りと下りは
ちょっとしたアクセントになる。
*
往路。上り坂を上ると
沿道にビジョ、ハッケン。
うほっ、きぐまさんじゃねえか!
(お隣にいらしたのはダンナさん?)
大コーフンして近づき、声をかけると。
「キクチさん、まだジョグ?」言われた。
記憶違いか聞き違いかもしれんが、そう聞こえた。
コイツめ、変わってねえな。
ふふふって、おもった。
*
復路。
まだいらっしゃるかなあ。
折り返してからずっとワクワクしながら、進んでいた。
今度はリベンジしてやるぞ。
はやく堀切橋に着かねえかなって
ワクワクしながら、進んでいた。
「ワクワクしながら」って二度言ったよねいま。
ウホッ。
いらっしゃった。
ので声をかける。
「きぐまさんも、走るよ!」
レッツゴー!ってていじゃなくて。
かんぜんに挑発するていで。
ブルースリーがやるように
指をクイックイって、やりながら。
「え? え?」
きぐまさんはちょっとあたふたしてるようにみえた。
カマトトぶってんじゃねえよ。
おもった。
してやったりだぜ。
ゴマンエツ、した。
*
。。。
*
この春、おれが走ってる目的と理由を
いろいろ端折ってひとつ、言うならば。
「きぐまさんを、ふたたび走りだしたくならせること」
*
きぐまさんは、マラソンの持ちタイムがほとんどいっしょ。
なんだが。
今年のはじめに。
走ることもブログもやめられてしまった。
どういう理由があるのかは知らねえし、どうでもいい。
前向きな理由が大半を占めています。
っておっしゃってたから、
まあいいんじゃねえかとおもう。
ただやっぱり、ちと、さびしい。
叩きのめす機会がなくなって。
ので、走ることともブログとも離れてしまって
あまつさえこんなクソ辺境、見もしてねえだろうケド
おれが結果を出すことによって
きぐまさんがめらっとして、おもわず
「おのれキクチ! きぐま、ふたたび走るっ」
ってなったらいいなと勝手におもって走ってる。
きぐまを引きずり出したいとおもってる。
引きずり出して、また勝負したい。
いや。
よしんば、「走り出したい」とおもわなくても。
もし、きぐまさんのいまの生活のどこかで
めらっとしてもらえれたとしたら、それだけでいい。
「きぐまさんをふたたび引きずり出すために」
おれもまだまだ、がんばろうとおもってる。
ポエム。
しかし「引きずり出す」って、言いぐさ。。。