まず足し算をして、
しばらく経って引き算をはじめる。
でもそんなのやめちゃえばいいんじゃねって
ハナシ。
*
マラソンが速くなりたい、として。
○もっと頻度をいっぱい走ろうとか
○もっと長く走ってスタミナつけようとか
○もっと速く走ってスピードつけようとか
○体幹を鍛えようとか
○呼吸も鍛えようとか
足し算をしてく。
*
これだけでもけっこうな項目数なのに。
あくまで大項目だったりなんか
しちゃったりして。
「もっと頻度をいっぱい走ろう」
ひとつとってみても。
○いままで週3日だったのを4日にしよう。
○朝早起きして、出勤前に走ろう。
○仕事終わりは、ジョグしておうちかえろう。
といったぐあいで、
ねずみ算的に小項目が増えてく。
*
そうこうしてるうちに、ハタと気づく。
「引けばいいんじゃん」
引くのは「マラソンが速くなる」ための
ことじゃ、ないこと。
*
日々の生活は
「マラソンが速くなる」には関係なくて
かつ「生きるには困らないケドしたい」
的な甘い誘惑に満ちあふれてて。
○おさけを飲むとか
○ネットを見るとか
○エロい妄想(あくまで妄想)するとか
○ジャンクフードを食うとか
○タクシーやエレベーターに乗るとか
それらを控えて、時間なり物理的なり
浮いたぶんを「マラソンが速くなる」
ための所業に割り当てれば、
超絶すごくなれんじゃね、とおもう。
がんがん引き算をして
あたかもさいしょから計画倒れ前提みたいな
華麗な計画をキメる。
「これでいつ寝るんだよ」
「いきなり断酒すか」ぐらいの
すさまじいストイックさでもって。
*
足しすぎるとお腹いっぱいになっちゃうし
引きすぎるとキュークツになっちゃう。
もの。
「そこらへん、ホドホドにやりゃいんじゃね」
なんていう根本的かつ本質的な問いは
このエントリーが成り立たなくなるので措く。
*
なんか忘れてんじゃねえか。と。
なにかを足すとか引くとかって前に
まず、目的に直結するぶぶんを尖らせる。
ってのが先なんじゃねえの、と。
たとえば。
「マラソンが速くなりたい」としたら
直結するのは「適切に走る」って
ことなんじゃねえの。と。
「適切に走る」をしばらくしたうえで
はじめて、より多くの適切を求めて
なにかを足したり引いたりする。
ってのが「適切な」順番なんじゃねえの。
と。
そこに気づいたら、
なんとなく気がラクになった。
じぶんでじぶんに
できもしない課題を突きつけて
走る以前の重荷をしょわせてるだけだ。
ってことに気づいた。
*
。。。
*
と、ここまで。
1週間ぐらい前に書いて
イマイチ、ピンとこなくて
塩漬けにしてた部分ね。
1週間前は、オチに困って。
「じゃ、適切に走っとこう。」
と、しめた。
*
それから1週間足らず。
状況は、大きく変わった。
体調はいい。
どこを痛めてるわけでもない。
なのに。
まったく、走ってない。
走るということに対して
前代未聞にモチベーションがゆかない。
反面。
モチベーションが0(ゼロ)なくせに
「来週の日曜は赤羽ハーフなのにな」
とか、気持ちだけが意味なくアセってる。
言ってしまえば。
アセる筋合いなんか、ねえ。
着替えて外に出ればいいだけ、だ。
ほんとうに、意味がない。
*
「モチベーションがまったく上がらない」
には、おもいあたる原因はいくつかある。
が、原因のレベルが低すぎて
挙げるのも、バカバカしい。
「さむすぎる」とか、ね。。。
*
ので。
おもいっきり後ろ向きなんだが。
「待つ」ことにした。
走らないぶん
「さむくない」ところで
弱点を補強することでもって
いつ、走りたくなってもすぐに
ポイント練ができるようにだけは、して。
*
これは、一点の曇りもねえ
きわめて純度の高い「怠惰」だ。
春のレース、
ということを考えたとしたら
この5日間が致命的になっちゃった
かもしれない。
5日間ったって、まだ途中経過。
モチベーションがゼロのままなので
10日になり、20日になる
かもしれない。
でも、待つ。
上記、
「春のレース、ということを考え」もしない。
ように、努める。
ただ、待つ。
*
その間。
とりあえず。弱点。
であるところの。
カラダの右側。
腹、ケツ、モモ、ヒザは
ほどよく張ったままだ。
だいぶ、つおくなってきた気がする。
あとは、春を待つだけだ。
おれの、モチベーションの、春。
そう、遠くない気もする。
しないでも、ない。