表題は、はんぶん釣り。
おれなんかがこんなこと言ったって。
「それでコレかよ!」と
説得力ゼロというか、逆効果かもしれんが。
とりあえず、今年に入ってから
やってることをさらしとく。
今年ったって、まだ6日ぇ。。。
*
ケツロンからいうと。
「文章を写す」
なんていうの?
写経っていうの? 臨書っていうの?
そういうやつ。
*
ジャックダニエルズの本をいくら読んでも
実際に走らなきゃ脚が速くなんないように。
文章だって。
実際に書かなきゃ、うまくはならない。
よく「本を読むのがいい」とか言うが
「読む」と「書く」は、機能が違う。
じゃん。
的な。
オーソドックスすぎて、回れ右推奨。
でもマジ、オススメ。
*
おれがやりはじめたのは。
ほぼ日の「今日のダーリン」を写す。
あ、「今日のダーリン」てのは。
糸井重里が自社サイトで
まいんち11時に更新するコラムね。
いちおう。
誰に説明してんのかは、知らん。
*
どうして「今日のダーリン」か。
○糸井重里はむちゃくちゃ文章がうまい。
○うまいだけじゃなくて、おもしろい。
○1編1000字ぐらいで、お手軽。
○語り口がきわめてオーソドックス。
○なにより、文体がきわめてブログ的。
ゆえ。
別に糸井重里じゃなくてもいい。
好き嫌いとかもあるし。
(好き嫌いとか、ジツはチョー重要。)
文学作品とかエセーとか
天声人語的なものでもなんでも
ロンのモチ、いいんだが。
「ブログの」文章がうまくなりたいなら
何か直接的ではない気がする。
あ、個人的な感想ね。
「てめえのクソ辺境、全部『個人的』じゃんか」
とかは措きまする。
*
おれがやってること。
○ふつうに読む。(2~3分)
↓
○写す。(3~4分)
いじょ。
*
まあ「○写す。(3~4分)」
てのは、理想値で。
あ、「写す」てのは、パソコンで
キーボードでもって。なんだが。
とくにタイピングが速いわけでもない。
標準的ニッポン人の値ぐらい。
写しながら「うーん、コウ来たか!」
などとおもって、途中で
微動だにしなかったりもするので。
倍ぐらい時間がかかったとしても
からげっと、だいたい10分。
うっひょー、辻褄合わせに必死だぜ!
ふーっ。。。
*
で、その
まず「○ふつうに読む。(2~3分)」
って工程もたいせつなんだが、措いて。
「写しながら『うーん、コウ来たか!』
などとおもって、途中で
微動だにしなかったりもする」
というじかんが、ものすごい重要。
書く(写す)って手間をカマすからこそ。
こんなクソバカシネカスが
糸井重里なんかと張り合おうとも
比べようともおもうべくもないが
なんというか。
「ヤラレタぜ」って、なれる。
それが、心地いい。
きっと、別の説明があったんだろうな、その時代なりの。「別の説明」とか。
*
もっとありていにいえば。
たとえば「今日のダーリン」は
かならず1行25字以内で改行されてて。
「え! ここで?」
みたいな大胆な改行をしてたりする。
のは、読んでるだけだと気がつかない。
写してはじめて気づき。がち。
とか。
ブログ的にはこれがいちばん役立つ。
「わりと1行空けを多用しないで
カタマリごとに攻めてくるよね」
とかも、そう。
*
仮名遣いも、そう。
仮名遣いにかんしては
おれはわりと「じぶんなり」を
確立してるほうだとうぬぼれてんだが。
じぶんとは違うとこに
「これも、アリかもね」
っておもわされたりする。
合ってるとか間違ってるとかじゃなくて。
ハッケン。の、たぐい。
*
「なーんだ、そんなことか」
かも、しれないが、写経? 臨書?
おのれの足りない脳みそでは。
文章を手っ取り早くうまくなるのに
これ以上の近道はない。
とおもう。
*
ちなみに。
「今日のダーリン」は、最後必ず
今日も、「ほぼ日」に来てくれてありがとうございます。的な締めかたをする。
【ほにゃらら】ってのも、【ほにゃらら】だよね。
そこは、写さない。
「今日のダーリン」における
最大のミソというか、「これぞ」なぶぶん。
一読者として、そこだけは純粋に楽しみたい。
ゆえ。
今日も、「クソ辺境」に来てくれてありがとうございます。
でもでも。ブログだとなおさら
「うまい」「おもしろい」文章と
「伝わる」文章は、別モノなんだよね。