キクチヒロシ ブログ

絶滅寸前の辺境クソブログ。妄想やあまのじゃく。じゃっかんのマラソン。

お願い! サンタさん!

「じぶんがサンタクロースを信じてたのは、いつまでだったっけ?」
ふと、考えた。


小学校低学年のときは、がっつり100パー。

4年生ぐらいで、クラスのどうでもいいクソガキが
「ジツは」的なことをドヤ顔で喋ってるのを耳にして
がっつり100パーが揺らぎ出す。

うすうす、勘づきはじめる。
「ひょっとして・・・」



5年生ぐらいになると、かんぜんに正体を見破ってる。

でも、なんか親に申しわけないなあとか
わけのわからない気遣いを発揮して
無邪気なコドモを演じる。

わけのわからない気遣い & 黙秘してたほうがおれ得という、ほんのちょっとの打算。

マセた妹が、家族団欒で
ドヤ顔をカマそうとするやいなや
アズスーンアズ・無言でぶっとばして黙らす。的な。



いちおう、そんなこんなで小学校の間は
わが家にサンタさんは存在してた。

中1のとき、12月の始めだったか
親子のあうんの呼吸で、「もういいよね、この茶番は」
的な流れとともに大団円を迎えた。

ような。気がする。



ムスメっこはいま、小5。

去年までは100パーだったが。

今年ぐらいからようやく
「ジツは正体を見破ってるんじゃねえか」
的なふいんきになってきた。

こないだ。
にょうぼうがウタゲに行ったマンツーの子育てデー。
「学校ではいま、サンタがいない的なハナシになってるケド」
を、アタリマエじゃないかそんなのテイストで、ムスメっこが話し出した。

メルヘン100でもドヤ顔をカマすでも、なく。
日常の風景、的に。



とうとうきたか。

けっこう衝撃を受けたが、まあもう5年生だしなって
おくびにも出さず、テキトーにトークを流した。
ムスメっこもそれ以上つづけなかった。

たぶん、気遣いと打算が行ったり来たりしてるん、だろう。
今宵はいつもより早めに、すげえ素直に寝に行った。



もんだいはむしろにょうぼうで。

まだ、ムスメっこは100パーだとおもってるので。
(にょうぼう的には)「それとなく」希望を聞き出し
仕事帰りにブツをせしめて。

いま、テキトーに時間をつぶしてる。

ななちゃんがそれとなく勘づきはじめてるとか
ゆめゆめおもってもない。
そんな感じだ。

クローゼットの奥のほうに隠してあってね。
とか、毎年おんなじところに隠してるのに
今年も手柄ヅラでアピってくる。

そういうにょうぼうの顔をみると。
コドモの気遣いってのも、まあひつようなんだろうな。

ちょっとの打算が含まれてるにしろ。
じぶんが親にしてたことも、
超絶流行語大賞「ウイン・ウイン」的には
あながち間違っちゃいなかったんだな。

そういう意味では、
親が忘れずにサンタさんしてくれる気持ちをコドモが汲むだとか
コドモがわーいって喜んでる姿をみてサンタさんも喜ぶだとか。

いいシステムなんじゃないかな。

おもった。おもいましたとさ。
というだけのハナシ。

なんだよ、システムって。



っていうか。

おれにもサンタさん、来ねえかなあ。
むしろ41歳の冬、いまだからこそ。
チョー無邪気に、100パー、信じきれる。
自信マンマンだ。



じゃあ、と。
おれはいまサンタさんに、何をオネガイ、するか。
何をオネガイ、するのが、てきとうか。

○金、とか
○自由な時間、とか
○痛くならないヒザ、とか
○かっけえジョギングシューズ、とか
○早起きできる人間性、とか

そういう、クソおもしろくもねえのは、趣旨とちがう。
ちゃんとコウ。

サンタさんにオネガイするべきものって
それとなくなんとなく、ジャンルがキマってるじゃん。

かといって「おもちゃじゃなきゃいけない」
とか、そういうションベンくさいことではなく。
ジャンル。

ちゃんと欲しくて。
でいて。
朝、目が覚めて枕元にあるブツをみつけて、うひょーってなれるもの。



うーむ。
なかなか、むつかしいぜ。

「うまい酒」とか。
朝には似つかわしくねえし。

やっぱコウ。

そういうジャンルにおけるじぶんのウォンツって
いつも何となく考えてないと
いきなり挙げろったって、そうそう出てくるもんではない。
んだな。

なかなかむつかしいぜ、ロード・トゥ・サンタさんオネガイ!

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