キクチヒロシ ブログ

絶滅寸前の辺境クソブログ。妄想やあまのじゃく。じゃっかんのマラソン。

とりあえず、おれだったらキクチ、ぶっとばしてる―川崎国際10k

2015川崎国際のつづき。
走り終わってからのこと。

ジャーンはもう、いいよね。 ====


きのうのエントリー。
「こんな辛気くせえの、読んでてうんざりしちゃうよな」
とかおもいながら書いてた。

でも、クソつまらねえかどうかはともかくとして。
心象描写としては、じぶんのわりとありのままを書いたつもり。
なので、ジコマンしてる。

たぶん、ある種のじぶんの宝物として
「何かあったときにくり返し読むリスト」にイン、したような気がする。



いっぽう。
辛気臭さ。

横浜マラソンのとき。
こーちさんがすばらすいPBを出しなすったのに。
3.5できなかったことをむしろ悔しがってて。

「もっとPBを喜びやがれ」的なクソナマイキをほざいた。
なんてシーンがあったな。
ということをおもいだした。

ブーメラン。

おれはおれなりに。
「ナイスランです!」ってのを伝えたつもりでいたんだが。
なんかいまさら、こーちさんの当時のお気持ちが、よおくわかった気がした。

おれは横浜で、こーちさんにとてもいけないことを言ってしまったのかもしれない。

とりあえず。
おれがこーちさんだったら、キクチ、ブッとばしてる。

辛気臭え。おしまーい。



ゴールしたあとは、ムネコフさんのことが気になっていた。

90分カットに燃えていらしたし。
それだけの練習はしてらしたし。
それだけの仕上がりもしてらしたし。
「オーバー・ザ・官九郎さん(at坂東いわい)っすよ!」なんて煽っちゃったりもした。



陣地に戻り、補給して、着替えて、ビールを飲みはじめる。
80分ぐらいから、スタンドの最前列に移動して、
けいすさんとトゥギャザーで、戻ってくるランナーを見てる。

競技場への入口(ラスト300mちょい)を凝視。
つまり、89分までにここでムネコフさんを目撃できれば、祝90分カットということになる。



82分、現レズ。
「ここで来たら、ちょっとすごいっすよねえ」
とか、軽口を叩いてる。

85分、86分。。。
「そろそろ来てもいいころっすよねえ」
wktkしながら凝視の度合いも高めるも、現レズ。

89分すぎ。現レズ。。。
「ま、路面がぐちゃぐちゃでしたし、90分カットにはちょとキビシかったすかねえ」
「ま、PBは93分台ですし、PB更新すりゃ、そりゃ大したもんっすよ。。。」
けいすさんとの会話のトーンが、一段下がる。

91分すぎ。プロシードさん現レル。
夏のOTTのときよか、フォームがだんぜん力づおいし、キレイだ。
春に立川でスライドしたときに、近づいてるゾ、すげええな。
全開間近って感じだ。

プロシードさんは92分台でゴール。
フッカツのノロシ。

も、ムネコフさんまだ現レズ。。。
93分、95分、98分、徒らに時が流れてゆく。

100分。

「いくら何でも、おかしくないすか?」
「DNFしちゃったんすかね?」
なぜかいきなり語気を荒げ、強気なていに転じるけいすさんと、おれ。

どっか痛めたとかじゃなきゃ、いいんですケドね。。。



105分。
「たぶん、もう少しでsugiさんが帰ってきますよ」

sugiさんはこの日、ハーフにエントリーしてた。
大田原の8日前だってのに。

なにやら、川崎に10kがあるというのをご存知なかったらしい。
なので、この日はハーフをマンブリせず、
途中から適度にジョグに切り替えるとおっさってた。

ムネコフさん。
もしどっか痛めちゃったとしても。
ゆるゆる戻ってくるとすれば、そろそろ現レルころだろう。

などと、沈んだ気分が隠しきれない感じで、後ろをふり返ると。。。



スタンドの階段を下りてくるムネコフさん。
手には記録証。
顔は。。。

みなまでいわずとも。
表情を見りゃ、わかりる。

「やりましたね!」
いちおう、記録証に目をやる。
「88分30秒前後」と記されてあった。

うおお、すげええ、有言実行!
っていうか、何おれら、そんなハレ舞台、見逃がしてんだ!
まあいいや、かっけえええ!

アフター = ムネコフさん祝勝会だな。
ビール、飲んじゃうな。
テキトーに切り上げて、仕事にいこうってちょっとだけおもってたケド。
きょうはこりゃ、仕事しねえな。

おのれの近未来を容易に予言ス。



帰りじたくをして、みんなで武蔵小杉に向かう。
ふいんきは、明るい。

ムネコフさんの快走を目の当たりにして
(見逃しちゃったんだケド。。。)
てめえのちっぽけな不甲斐なさはつかの間、遠くのほうにぶん投げることにした。



「フッカツの大ノロシ、見事にあげましたね」
プロシードさんに話しかける。
ラストの走りをちゃんと目撃でけたし。

本来のプロシードさんからすれば、もうちょっとかもしれない。
でもきょうはきょうで、登り坂の途中としては十二分だったようにおもったからだ。
と、エラッソーに。

「これから、うまい酒を浴びましょう!」
的なレスポンスを心ん中で予定調和しつつ。



「なんか、むちゃくちゃ悔しいんですよ」
まったく調和を予定してなかった一言が、プロシードさんから聞こえてきた。

そこから小杉の駅まで、マンツーで
(おれ的にはすげえまじめに)ジョグのことを語り合わしてもらった。

「足立でぜったいにリベンジしたいです」
いつもの感じではない感じで、プロシードさんがチョー燃えてる。

「でもきょう、ナイスランだったじゃないすか!」

。。。



あのう。

とりあえず。
おれがプロシードさんだったら、キクチ、ブッとばしてる。

こういうときに求めてるのは、そういうぬるま湯なやつじゃない。
「そうですよ! 次はやったってください!」
とか、そういう叱咤系で。なんなら

「きょうはいま一歩でしたね」
ぐらい言われたほうが、ビシッとなれる。
おれだったら。だが。

プロシードさんもたぶん、そういう心持ちだったんだとおもう。

マジくやしす、的なことを、フタケタ台回数くらい、聞いた。



というか。
プロシードさんのゲキアツに当てられて。
遠くにぶん投げかけてたおれ自身のちっぽけな不甲斐なさ。

再燃アゲイン。

なんだよ、再燃アゲインって。
上客として、ちょっといい扱いうけちゃうリピーターぐらいの格を感じるな。



アフター。

おもしろかったし、盛り上がった。
記憶はロストせずとも、そうとう酔っぱらいもした。
ケド、つまびらかな部分は、措く。

謎の「ユキねえさんとユキさんをたてつづけに間違えて、ガチでムッとされる」とか、そんな感じ。



この日、各地でレースに臨んでたかたの
ランナーズアップデートをストーキングする。
というのが、アフターの主眼だったんだが。

さいたま。
神戸。
金沢。
順テキトー。

ショージキ。
断片情報しか、アタマに入ってこなかった。

「カミさん、なんだかだ、すげええ!」
「たのくるさんの、超絶安定感ったら!」
「ふらっとさんも、仮病か?」
「いわさんが撃沈するさいたまのコースって、なんなんだ?」
「コッコさん、ひとあんしん」
「ロボッチさん、泣けるぜ!」
「あやたさん、何が起きた?」
「いっちさん!!!!」
「トガーさんの手がかりが、何ひとつつかめねええええ!」
ナドナドナド。

なのに申しわけないことに。
じぶんのことで、あっぱいいっぱいうっぱい、だった。

小せえ、小せえ。



帰り道。
登戸でプロシードさんと
アフターに降臨してくだすったユキねえさんと別れ。

とぼとぼ歩いて、帰宅。

風呂に入ると、なぜか突然の感情大放出。

てめえは劇画タッチか?
ぐらいの大決壊をカマす。
アリサマすぎて。
じぶんでじぶんに、戸惑った。バケラッタ。

大決壊は、数分で鎮火。
逆にいやに冷静になる。

「1年半でたった3秒の進歩って、いったい何なんだ?」

「つくばまであと一週間、あと何ができるんだ?」

「できることは、すべてやって臨んでやろう!」

「やったるぜ! ぬおおおおお!」

ホエアイズ・いやに冷静?



そんな2015川崎国際、ですた。
おっしまーい。




そうそう。コレ。
渡すチャンスは、訪レズ。
でしたとさ。チャンチャン。

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辛気臭え・ザ・ポエムも
チャンチャン。

ムネコフさん、やったね!