メンバー紹介のつづきのつづきのつづきの、つづき。
あと2日。ケツに火、ついてきたっ。 ====
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『hentaiアルカイックスマイルin中央林間』
いわさ~ん!
いわさんはhentaiです。
そんなことは誰でも知ってます。
ウルトラレベルを走った翌日に。
フルレベルを走ったりする、とか。
それをタイヘンでしたとかおくびにも出さない、とか。
「いやあ、やってきましたよー」ってていで、です。
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いわさんと初めてお会いしたのは、2月の駒沢公園。
いや、こめいざわ公園。
30kのペース走をしようってところで。
先頭を涼しくひっぱってるわけです。
ブログをやってるひとたちの集い。
そんなとこに、ブログをやってない(やってなかった)
知らないひとが、しらっとひっぱってるわけです。
あたしは後ろから「おまいは誰だ?」
って、BJさんかって感じで、その知らないひとを観察してました。
ひょっとして火事場泥棒?
ぐらいのいきおいで。
「火事場泥棒」ってんじゃないですけど。
火事場には、「あれ、誰だったんだ」ってひとが出現するもんです。
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ハタチぐらいのとき。
中学の同級生、スズキくんがおうちにアソビに来ました。
あたしの部屋で話し込んでるうち、夜が更け。
1時になったころでしょうか。
外でパチパチ音がしました。
最初は気にもとめてませんでした。
でも、パチパチ音がやまないので。
窓から外を見ると、前の家の白い壁がオレンジに光っています。
「!!!」ってベランダに飛び出し。
左を見ると、隣の家が絶好調に燃えさかっていました。
「火事だーっ!」
叫びますよね、そりゃ。
近隣、大パニックです。
パニクリパニクラ、です。
消防車がすっとんできたりして、近所中で消火活動をおこないました。
前線基地は、わが家の庭。
父親が丹精込めてきた庭の花畑も、踏み荒らされまくりです。
でも、そんなこと言ってるバヤイじゃありません。
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そういうとき。
消防のひとたちとは別ルートで。
バツグンのリーダーシップでもって、
わが家の風呂場から汲み出されるバケツリレーをイニシアチブしてたおじさんがいました。
おかげで、隣家と50センチしか離れてないわが家は
雨どいが少し溶けたぐらいの被害で済みました。
*
翌朝。
「あのイニシアチブじじいは誰だ?」
ってハナシになりましたが。
家族はロンのモチ、逆隣のオクサマも前の白い壁の家のおばあちゃんも、そのひとのことを知りません。
リアルタイムではみんな、「キクチん家の知りあいだろう」っておもってたそうです。
そういう。
なお。
そのおじさんは泥棒ではありませんでした。
前線基地として開けっぴろげていたわが家の家財は
ビタ一文なくなっていなかったのです。
ただの「人知れず、おもいっきり親切なおじさん」だったようです。
なにがいいたいのかというと。
「そういうこと、あるよね」
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いわさんは、そういうイメージでした。
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それから何度かいわさんとお会いしました。
でも、どんなキツイ局面でも、ニコニコしています。
ニコニコっていうか、ニヤニヤ。
いや、ニヤニヤってちょっといかがわしいので。
いわさんはそういうイメージではないので。
ニコニコとニヤニヤの間って感じです。
寄せるとすれば、アルカイックスマイル。
「イワイワ」って感じです。
お住まいの、中央林間から。
つじつまの合わせかた。
強引にもホドがあるでしょって感じです。
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いつも、イワイワとアルカイックスマイルを浮かべて、飄々とケンキョにしてる。
こわいものみたさで一度、いわさんをぶち切れさせてみようかなとおもったことがあります。
でも、おもっただけでした。
こういうひとが怒ったら、ほんとうにこわい。
あたしは知ってます。
こういうひとが本気で怒ったら、中途半端なチンピラが失禁の3度もするくらい、こわい。
世の中はそういうもんです。
「中途半端じゃねえチンピラってどんなだよ!!」
あたしがコウ精一杯の逆ギレしてみせても、ビクともしないんでしょう。
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春のある日。
オネカンの最終局面。
下り坂のダッシュがあります。
あたしは3000mのレースペースぐらいで
アクセル全開で飛び出してみました。
とーこーろーがっ。
くまさん、イン・ザ・フォレスト。
いわさん、イン・ザ・フォレスト。
うしろに、ピタッと、いわさん。
窓の、下には、神田川、って、こうせつなていでです。
ピタットハウス、ってていです。
やがて。
キクチの鈍足ぶりに業を煮やしたいわさんは
キクチを引き離してぐんぐん進んでゆきます。
そのまま、見えなくなりました。
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カーブがつづく、オネカンの下り坂。
しばらく進むと、いわさんが止まっていました。
「あ、脚痛めちゃったのかな」
あたしはいっしゅん、おもいました。
「ダイジョブすか?」
訊ねるあたしに、いわさんはアルカイックスマイルを浮かべながら答えました。
「ゴールはどこですか?」
このコース、初参戦のいわさん。
たんじゅんにわからなかっただけで。
「もうひとつ、あすこのカーブを曲がった先の、2つめの信号す」
というやいなや。アズスーンアズシェケナベイベー。
「そうすか、じゃっ!」
ふたたび、アルカイックりながら、あたしを引き離して進んでいったのです。
先行しまくりんぐです。
「007は2度死ぬ」
って、格言があります。格言?
「あたしは2度、殺される」
って、格言があるかは知りません。
でも、そんな感じです。
あたしは打ちのめされました。
いわさんに挑みかかって、2度、よゆうでぶっちぎられました。
ダウンしてるのに、馬乗りでボコ殴り。
そんな光景です。
でいて。
「キクチさんが本気出したら、僕なんかぜんぜん、かないませんからー」
なんてイケシャアシャアする。
アルカイックスマイルで。
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そんないわさん。その1。
「フルマラソンをまじめに走ったことがないから、タイムがわからない」
っていう、フシギちゃんです。
フルマラソンを走ったことがないわけではない。
にも、かかわらず。
カマトトにもホドがあるってもんです。
「少なく見積もって2時間55分ぐらい」
というのが、あたしの目分量です。
でも「3時間30分を切りたいです」とか
わけがわかりません。
あたしのほうが、ぶち切れそうです。
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絶好調の絶好調ではない、絶対的エースふらっとさん。
そんなわがチームの至宝にムリをさせるわけにはいきません。
そんな状況下、わがチームにはいわさんがいます。
その一点をもって、あたしは
「気楽な7番ライト」ぐらいの楽しみかたができるなあと構えています。
なんなら、12時間ぜんぶ、いわさんに走ってもらおうか、と。
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そんないわさん、その2。
なんときのう。
12時間スタート前に学生のときの仲間と走る6時間リレー。
あたしのチームに、欠員が出ました。
そして、ネゴは端折って。
いわさんが6時間リレーにも参戦してくださることになりました。
権藤権藤、雨、いわさん。
あたしがドラゴンズの監督だったら、そんな感じです。
というわけで。
いわさん。
土曜13時から6時間リレー
↓
ゴール後、1時間休憩して
↓
土曜20時から12時間リレー
という、まさかの「おれさまちゃんとガッツリトゥギャザー」になりました。
恐る恐るオファーしたのに。
スマホの向こうでたぶん、アルカイックスマイルを浮かべながら諾、してくだすったんでしょう。
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ホント、申しわけない。
よしんば、いわさんの趣味が「アッチ方面」だったとしても。
美しいオクサマが世を忍ぶ仮の姿だったとしても。
おれは喜んで後門の虎をバッチコイせざるをえない。
それこそ、アルカイックスマイルを浮かべ返して。
ぐらいの深い恩義を感じざるをえない。
そんな、感動待ったなしなわけです。
そんなわけで12時間リレーにかんしては
0時を過ぎてからの8時間で、
「アルカイックスマイル、消ゆ!」
ぐらいの超絶必死激走を見せてもらえばなと、目論んでるわけです。
あたしは土曜、ゆめのしまに、歯をくいしばるいわさんを観に行くっ!
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あ、やっぱ紹介、2人ずつ、きちい。
いやいや。めげるわけにはいきません。
残りはたった2日。
セリヌンティウスがヤられてしまいます。
けいすヌンティウス。
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『いよっ、平成の梅沢富美男』
けいすさ~ん!
けいすさんも誰もがおもってるでしょう。
「おめえ、3時間半は切れるだろ」
そんくらいのトレーニングをふだん、してます。
でも「おめえ、3時間半は切れるだろ」
っていう、あたしはじめ周囲の声っていうか雑音が
けいすさんにキュークツな想いをさしてしまってる。
そんな想いにさいなまれててしようがないわけです。
いいつづけてる、あたしとしては。
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けいすさんと初めてお会いしたのはいつだったか。
ジツは、あやふやなんです。もはや。
初対面のとき。
第一印象は「大映ドラマのイケメン」でした。
あー鶴見辰吾! っておもいました。
3年B組で中学生なのに、杉田かおると子づくりをして世の中的な物議を醸し出す2枚目。
あるいは「スクール☆ウォーズ」で川浜イチのワルと決闘するロックバンド黒騎士のリーダー。
いまや、チャリ乗ったりマラソン走るスポーツマン。
そんくらいの、さわやかさです。
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けいすさんの魅力は
鶴見辰吾ぐらいのハンサムの持ち主でありながら。
その顔面の利点を、他人にいっさい、認識させない。
そういう人のよさ、声のでかさ、ハートのアツさ、アピールポイントの失敗、にあります。
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初対面のとき。
なぜか、あたしのことを知っていてくだすったらしくて。
デカイ声で、ゲキアツな言葉の数々をぶつけてくださいました。
お話しして何かキーワードが飛び出せば。
「それはクソ辺境のあのエントリーのくだりのやつですね」
などと、ツッコんでくださる。
ヒトサマからじぶんを認知されて、イヤな気分になるひとはいません。
初めてお会いしてからすぐ。
あたしゃすっかり、けいすさんが気になりはじめました。
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ひとつ、けいすさんの不幸を挙げるならば。
けいすさんは相当、声がデカイ。
というポイントがあるのに。
それ以上に声がデカイ。
たまちゃんが出現したことです。
たまちゃんの出現によって、けいすさんが「声でけえ」って認識するひとは、いなくなったような気がするのです。
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あたしにとってけいすさんといえば。
何を措いても、横浜マラソンです。
横浜マラソンは、ボランタリーな心皆無なあたしが、生涯はじめて。
「ヒトサマの応援をするためだけに現場にいったフルマラソン」
なわけですが。
ぶっちゃけ、けいすさんを応援しにいきました。
横浜マラソンに出走していたほかの多くのかた、ゴメンナサイゴメンナサイゴメンナサイ。
って感じです。
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おれは知ってるひと、知らないひと含め応援しながら。
けいすさんの激走だけを祈ってました。あの日。
人一倍走ってる。
というか、少なくともあたしの倍、走ってる。
順当にいけば3時間30分で走れるはず。
でも、なぜかサブ4できてない。
自らを「ポンコツ」と笑い飛ばしながら。
計り知れないジクジたるおもいがあったはずです。
そんな感じを、なんとかブレークスルーしてほすい。
痛々しいぐらい、おれは祈りまくり、応援しまくりました。
そんなバカはおれ1人しかいない。
「○○先生の作品を読めるのはジャンプだけ!」
って自負してました。
でも、おれ並みのバカがもう1人いました。
たかしさんです。
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(距離計測的に疑惑の)40k地点。
たかしさんとおれは並んで、みなさんを応援してました。
カミさんが超絶トップクラスで通過したときは、
うおおおおって拳を振り上げて、応援しました。
気づいたカミさんが、うおおおおって返してくだすって
逝っちゃうんじゃねえかぐらい盛り上がりました。
数分後。キミ兄さんが来ました。
ショージキ、予想を裏切る早い通過タイムです。
胸を打たれすぎて、うおおおって手を振り上げると。
うおおおおってハイタッチしてくださいました。
逝っちゃうんじゃねえかぐらい盛り上がりました。
次は、けいすさん。
たかしさんとおれは、胸をコフコフさせてました。
でも、待てど暮らせど、姿が見えない。
あたしたちのテンションはがた落ちです。
いてもたってもいられなくなり。
対岸にいるmotoさんとDEGさんのところに行きました。
「あれ、けいすさんは?」
訊くと。「とっくに通過してきましたよ」
ランナーズアップデートを見ると、たしかにとっくに通過してる。
激走して通過してくかたがたには申しわけないとおもいつつ。
たかしさんとあたしは、応援を中断しました。
けいすさんの動向にいてもたってもいられなかったんです。
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ゴール後、けいすさんに出逢えました。
ランナーズアップデートで、サブフォーを達成したらしいということはわかってました。
けいすさんがヘラヘラ笑ってる横で
あたしゃ、号泣待ったなしって感じでした。
じぶんが走っても泣かないのに。
他人が走ったってだけで、泣いてる。
いい齢して、公衆の面前で。
そんなじぶんに酔いしれそうになったってのは、ナイショです。
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という、一方的な感じですが。
リレーマラソン。
わがチームのカギを握ってるのは、けいすさんだとおもってます。
けいすさんがどれくらい激走するかが、浮沈を左右する。
一蓮托生、です。
いやいや。
そんなんじゃなくて、おんなじチームで楽しみたいのです。
けいすさんとおんなじチームで走れる喜びを味わいたいのです。
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けいすさんには、特技があります。
メイクアップ、です。
カブキのメークなんか、色気むんむんで
おもわず押し倒しそうになったほどです。
その色気は、梅沢富美男並みです。
ティーティロリーロッ、ティロリロリーロ。
そんな夢芝居的なブリッジを挟まずにいられないくらい、です。
内輪ウケ。
をねらって元の画像にリンクを貼らずイメージだけ示すならば。
こんな感じ。違いますかね?
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けいすさんはさいきん、ブログを書きません。
なんかブログ、飽きちゃったらしいです。
でも。けいすさんのブログ、すげえおもしろいんです。
「おもったことをちゃんと文字に表せる」
って能力は、とある村でも随一だとおもいます。
なんだこのあたしの上から目線よう、って感じです。
なので、ブログ書いてほすい。
リンクはめんどくさいから、貼りません。
たぶん、このリレマラが終わったら。
完走記とか、書いてくれるはずです。
走りもブログも、期待が尽きません。
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というわけでございまして。
たけしなていで。
リレーマラソンのメンバー紹介。
次回はオオトリです。
果たして、レース前にアップし終えられるんでしょーか?
不安であっぱいいっぱいうっぱいって感じです。