キクチヒロシ ブログ

絶滅寸前の辺境クソブログ。妄想やあまのじゃく。じゃっかんのマラソン。

コネトワトワメーム

表題。
仏文科を学年ぶっちぎり最下位で卒業したおれさまちゃんがほぼ唯一、知ってるフランス語。
「汝、自身を知れ」

おのれを知るってことを、狭く浅く。


connais toi toi-meme.

母音の上についてるアクセント記号みたいな
ああいうしゃらくさいのをカツアイすっと
確かこんなスペル。

合ってるかどうかは、知らん。
このコトバが哲学的に何を意味するのかも、よく知らん。



おれとコネトワトワメームとの出合いは、大学2年の仏作文の授業。
講義、じゃなくて授業。

すげええらい教授がなぜか、懇切丁寧に
にやっとドヤ顔キメながら、正解を読み上げてた。

なんかこう。
「おごそかな場で盛大に一発ギャグをカマす」
「お葬式で大爆笑する」的なおもしろさが

言葉のヘンな音とあいまって、一発ですっかり覚えちった。

コネトワ・トワメームじゃなくて
コネトワトワメームっていきおい。

セイ・ショウナゴンじゃなくて
セイショウナゴンっていきおい。

ドーデモイイな。



人との出会いは「会」。
それ以外との出合いは「合」。

ゆえに。
ワンデイ・イン・ザ・フォレストの熊さんは
「出合ったっ!」な。

マメ知識・オブ・ドーデモイイ、なっ。



コネトワトワメームって。
なにができないか知っとくってことだとおもう。
おもうんでしたとさ。

よくよく考えると。
そんなに考えなくても。

だいたいのことは、できない。

「クソほどモテない」とか
「キン肉むきむきになれない」とか
「ワープア」とか、そういう根源的(?)なことじゃなく。



なんかこう。
「できないかもしれないけど、できるかもねっておもえること」
みたいなのがいちばんあやうくて。

そのライン上を
アッチとコッチにちゃんと仕分けてやる。

そうすっと、「まさか、おれにできること」
が、おのずと浮かび上がってくる。
ピンポイントで。

それを見つけて、やりゃあいい。



「腕立て3回はできないケド、2回ならデキルっ!」
ってのをあぶりだすとか。そういうの。

ムリに3回やろうとしたら、ケガする。じゃん。
そしたら、2回デキルようになるまで、また時間かかっちゃうじゃん。
とか、そういうの。

抽象的に終始するぜ。



目標とかスケジュールって、
モチベーション高めのときに立てるもの。
とかく。

でも、そんなんランナーズハイみたいなもんで。
長続きするもんじゃない。
なんなら「立てるとき」が最高潮だったり、する。

「最高潮な先月、100km走れたから、今月は150km目指すぞっ!」
って、いやいやいやいや。

100kmだろ。
もっといえば、まず70kmだろ。
的な。

じゃあ今月は70kmは切らない。
的な。



点と線ってよくいう。

たとえば。
点=1回ぽっきり、24時間で88km走る
線=いつも楽しく走る
だとしたら。

ってちょっとハナシがねじれちゃった気がしないでもないが。

いつも楽しく走るために
最低調なラインを敷いとく。

最高潮なときに目一杯がんばるんじゃなくて。
最低調なとき、ラインをまたがないようにがんばることを考える。
またげるラインを敷いとく。

ってことが、あんがい、ものすごく大事な気がする。



見極めって、カンタンじゃないケド。

というのが、おれの狭くて浅い
コネトワトワメーム。



けさはポイント練習の予定。

だっつったって。
あまりにもやる気がないし、
疲れてるのか、カラダが重くてしようがないので、すっとばした。

「走らないってことはしない」
ってラインを敷いて、7割ぐらいのキョリをしかも、ゆっくりゆっくり、走った。

走ってるうち、なんだかカラダが軽くなった気がした。

夕方になるとすっかり疲れも抜けて
「ぬおお、走りてえ!」とおもえた。

線、つながってるよな?



コネトワトワポエム!