なんで昔ばなし的な書き出しをしたのか、おれもわからん。
ザ・いきおいだけ。
*
「『いきおい』だから『ジ』、な」は措いても。
先月末。
クソ辺境に、こんなうれしいメッセージをいただいた。
ひとーつ。

ひとーつ。

上のひとーつ。は、柴又練のおさそい。
下のひとーつ。が、きょうのデキゴト。
「ったく、どいつもこいつも。
『姫』っていやあ、おれさまちゃんがホイホイ釣られるとおもってやあがって」
ホント、勘違いもはなはだしい。サッコン。
*
というわけで、いずれも二つ返事で
「ぜひとも、末席に!」
正確には、0.2つ返事、ぐらいで。
ジャクくらねえ。ジャクると損することのが多い。。。
で、きょう、ヤビツ峠とかいうところを走る、末席に加わらしていただいた。
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ジャクるっていやあ、ハナシは前後するが。
きょう走り終わったあと。
断片的にだが、おれの知らない柴又のおれ、のありさまを小耳に挟んだ。
柴又にいらした方々のログによる、断片情報。
秘密の花園にアップされた画像による、断片情報。
そしてきょうお聞きした、断片情報。
「シャクリーヌって何だ?」も解けた。
マジ、サイアクだ、おれ。
スーパーサイアク人だ。
スーパーサイアク人をさらに超えた、スーパーサイアク人って感じだ。
「オッス、おら、サイアク人!」
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いやマジであらためまして。
ホント、ゴメーワクおかけしました。
ゴメーワクしか、おかけしませんでした。
*
きょうはせめて。
ゴメーワクかけないことが最低限にして、最大の目標。
クソ辺境らしく、端のきわのきわでおとなしくしてようと決意した。
っていうか、超絶人見知り的に、酒を飲みすぎてミョーなスイッチさえ入らなければ、端っこにしか、いられない。
光の届かない、ジメジメしたとこ、大すき。
ましてや。
発起人の「アンタはブス代表でもBBAでもねえ」なMさん。
C姫なのださん。
つい昨日、「近々また会うとおもうんですよねえ」なんてカマトトぶりやがった甲府民、P2600さん。
「イニシャルトーク、意味なくね」はさておいて。
そんな豪華メンバーで、おれの出る幕なんかねえんである。
調子くれてリンクとか貼ってるし、もうね。
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「大々的な告知をしてないからコソ練で」
っておっしゃってた、こともあり。
もっと秘めたほうがいいのかなとおもってたんだが。
姫がドーンといってくだすったので
まあいいんだろうな、と。
*
小田急線の秦野駅から峠を目指して上り。
峠の1.5kほど先にある、チョーうまい水が湧いてるところまで往復し。
秦野駅まで戻ってくる。
という、だいたい30km。
姫はおととい、富士山で脚をぶっつぶしてる。
あ、ぶっつぶすって故障とかじゃなく、いい意味での。
なもんだから、そんなムリはしないであろう。
プロシードさん(さっきイニシャルにした意味?)はまた
あんな感じで気を遣っちゃったりなんかして
姫のボディーガード的な役割をするに決まってる。
名前出しちゃったついでに、風呂後。
安定の「最初に2杯頼んどく」(↓)。

みそらさんは
「きょうはマラニックなんかじゃねえ。ガチだ!」
って、みんなとご自身を、煽る。
先頭をひっぱる。
みんなで輪になってシューズ写真イエーーーーイ!
なんてことは、とうぜんのようにしない。
ビタ一文。
*
みそらさんは。
けっこうな坂道なのに、キロ6ちょいでぐんぐん上ってく。
おれは、マジガチ必死で、ついてゆく。
ちょっとでも離れたら、心が折れて歩きだしそうなので、ピッタリくっつくようにする。
端のきわのきわで、控えめに。
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控えめがことごとく裏目に、出た。
のが、本日。
必死でピッタリくっつく、おれ。
なんかこう、みそらさんを煽ってるように見える。
というか、そうとしか、見えない。
*
あんま必死だぞって、出すぎたていはできないので。
苦しくてしようがないのに、なるべく息を殺す。
キクチは息ひとつ乱さず、みそらさんを煽ってるように見える。
というか、そうとしか、見えない。
*
きょうの「てめえの胸だけにしまったテーマ」は
上半身をリラックスして、ピッチ速めに、なるべくラクに進むこと。
上りにしろ下りにしろ、腰からカラダを前進させるイメージ。
キクチは息ひとつ、フォームひとつ乱さず、余裕しゃくしゃく釈由美子って感じで、みそらさんを煽ってるように見える。
というか、そうとしか、見えない。
うわああああ。
*
そんなこんなで、ヤビツ峠まで上りきる。
そのあと、「チョーうまい水が湧いてるところ」
までの往復が、地味にアップダウンきつかったんだが、措く。
おれなんかもう。
クッタクタで、帰りは端折ってもう峠に住んじゃおうか
ぐらいなのに、3人は、つええ。
下りも上りも、ぐんぐん進んでゆく。
「チョーうまい水が湧いてるところ」はボーナストラックみたいなもんで。
いわば。
『上り』(水)『下り』って感じなのに。
「歩いてると汗冷えしちゃうから、軽くジョグしよう」って。
それがキロ5分半だったりする。
マジでかwって感じだ。
“『上り』(水)『下り』って感じ”
の説明が、かえってわかりづらくてしようがなくね。
っていう。
*
下り。
*
最初。
きょうどう走ろうか考えていたころ。
漠然と「上りはキロ6ぐらい、下りはガチですっとばして、フトモモを破壊する」
をもくろんでた。
いや、とんでもねえ。
上り、6分15とかそんくらいなのに。
「残り、やっと下りきれるくらい」
を温存しとくのが、やっと。
よって。
「下り。一部だけちょっとすっとばしてみる」
と
*
ヤビツ峠までのコースは。
秦野駅からスタートして。
名古木っていう交叉点から坂が始まり、
以後、だいたい等間隔に
「蓑毛バス停」「菜の花台とかいう展望台?」
という休憩ポイントがある。
下りはじめると。
プロ下りードさんが、ナチュラルにすっとばしはじめる。
ぐんぐん見えなくなってく。
*
上から下ってくる一発目の休憩ポイント。
「菜の花台」を頂点としたヘアピン。
もうすぐ、休めるぜっておもってると。
「ああ、休まずすっとばしてるぅ!」
ヘアピンの下のほうを疾駆するプロシードさんを見つけ、みそらさんが絶叫する。
上りでは、こんな権蔵とおひけえなすってを繰り出すゴキゲンだったのに。
NIKEのマークみたいな顔隠し、もちいてみたのに。

*
これはいかん。イカンガー。
「ここは、あっしが」
とばかりに、プロシードさんを追うことにする。
下りをとばしだすと、あんがいおもろい。
見通しのいいところなど、よゆうでキロ3ぐらい、出る。
必死でプロシードさんの横に並び
「バス停ではキューケー、ですよ!」
って星3つって感じで、懇願する。
気分がいいので、そのまますっとばす。
も、脚はすでにガタガタ。
みるみるペースダウンしてゆく。
下り勾配がちょっと緩やかになったところなんかもう
上り坂じゃねえかってぐらい、進まない。
*
グダグダなまま、バス停着。
まだ駅まで5kだか6kだかあるが。
もう、ちょっとでもチカラを入れようもんなら
ミートをグッバイしそうな予感がプンプンだ。
*
という感じで、途方に暮れながら
なんとか秦野駅までたどり着いた。
たどり着いたんでしたとさ。
いや、マジ、つれえ。
*
きょういちばん、おもったこと。
○みそらさん、すげえ細やかな部分での気の遣いかたが、パねえ。
「はじめて峠を走ったことの感想はねえのか!」っていうね。
「パねえんならパねえで、エピソードのひとつもねえのか!」っていうね。
ものすごく感銘を受けたので、おれさまちゃんの胸に秘めさしていただきますわ。
いや、プロシードさん、姫って
気遣い大魔王お歴々ななかで
なおソコが際立っちゃったって、どんだけだよと。
*
あと、おもったこと。
ヤビツ峠は、劇薬だ。
たしかにココを走りゃ、チカラがつくだろう。
すげえ、いい練習になった。すげえ、楽しかった。
お3方、ホント、ありがとうございました。
ただ。2、3日は確実に、脚が使いものにならなくなる。
毎週のようにできることではない。オネカンと違って。
そこまで高強度は、少なくともいまのおれにとってはひつようなのか?
いや。ちょっとマジメぶりたかっただけだ。
*
風呂に入り、飯を食い、解散したあと。
たまってるしごともあり。
帰宅はせず、職場に出てきた。
あす、皇居だっていうし。
あっ、そうそう。 明日9時。例の場所で。職場からなら、遅刻せずにすみそうだし。
なんだが。
よしんば行っても、まったく、使いものに、ならねえ。
行かないかも、しれねえ。
しごと、ぜんっぜん片付いてねえ。
というわけで。
あす、おれが出没しなかったバヤイ(↓)。
「あ、あいつ、マジで逝ったな。脚も、しごとも」
あす、おれが出没したバヤイ(↓)。
「あ、あいつ、やる気もねえのにノコノコ、だな」
で、ひとつっ。