先週の月曜、おうちにかえると
ムスメが足の小指が痛いっていう。
昼間におともだちと遊んでて、タンスの角に痛打したんだそうだ。
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翌朝になってもけっこう痛がってるので、外科に連れてくことにした。
骨とか折れてたら、やだし。
風の噂では。
骨折すると、異常に腫れるという。
ムスメの足はさほど、腫れてない。
おれは骨折という文化のない人生を送ってきてるので
風の噂を真っ向から受けて
「骨は折れてないでしょ」
とおもいつつ、ネガティブ方向に
ドキをムネムネさせながら診察を待ってた。
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けっか、骨に異常はなーし。
強めの打撲ということで
湿布だけもらって帰ってきた。
まあ、小学生が遊んでりゃそういうこともあるよね。
ふーっ。それにしてもひと安心。
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「タンスの角に小指をぶっけて、骨折して、走れなくなる」
という、あるかないかわからない。
ひょっとしたらあるかもしれない事態を、回避するため。
その日から。
ミスター転ばぬ先の杖、でおなじみのおれは
室内でかならずスリッパを履くことにした。
ミスター用心深い、でもおなじみのおれは
厚手のスリッパを履くことにした。
寝るときも
体重計に乗るときも
フロに入るときも、欠かさず。
ウソコケコノバカヤロ。
室内ではふだん、裸足が大すきだ。
ダーハダシ。
靴下さえ履かない、一糸まとわぬ。
にもかかわらず。ダ。
(走るときはダーハダシとか冗談じゃねえそんなのとおもうが、ハナシがわけわかんなくなるので、措きまするぞ!)
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家のなかにいると、よくタンスの角に小指をぶっける。
じぶんでは「やたらぶっける」とおもってるが
ザンネンながらその頻度は、記録してない。
ヒトサマが一般的に。
どんくらいぶっけるのかも知らないので
「やたら」を、統計的に証明することも、できない。
おそらく、チョー人並み、なんだろう。
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ただ。
スリッパがゴリッパなおかげさまをもちまして
履くことにしてから、タンスの角に小指をぶっけなくなった。
履いてるときは、まったく!
どういうわけか、ぜんぜん!
すげえ! スリッパの超魔力。
どういうわけか。
うかつにスリッパを履いてないときにかぎって
タンスの角に小指をぶっける。
あいかわらず。
「やたら」ぶっける。
そんな客観的事実も手伝い
おれは、スリッパの超絶マジックに
驚天動地している。
クリビツテンギョーしてる。
いやマジすげえよ、ゴリッパなスリッパ。。。