キクチヒロシ ブログ

絶滅寸前の辺境クソブログ。妄想やあまのじゃく。じゃっかんのマラソン。

走れるしあわせみたいなこと

いやもう、なにを言ってんだろう
ってハナシ。


オチは、ねえ。

「おめえにオチがあることなんか、あったっけ?」
なんて、言ってくれるな、おっかさん。
方向で。

あまつさえ、シリメツ方向で。



きょうも走っちった。てへ。

そりゃあ世のなかには
正月休みで130km走ったひともいる。
100kmに500m足りなくて、帳尻を合わせにいったひともいる。
ワクワク大作戦を大成功さしたひとたちもいる。
およいでるひともいれば
すべってるひともいれば
断捨離しまくってるひともいる。

すばらすい。



走りながら。

「走れるって、しあわせだなあ」
とかおもっちゃったんである。

ロンのモチ、青大将なていで。
いやいやいや、若大将なていで。
「ぼかあ、」なんて接頭語をともなって。

ばっかじゃねえかおめえ、ってぐらい。
ポエム、ポエマー、ポエミスト
ぐらいの最上級で。



走れるってこたあ。
精神的なゆとりがあるってこと。
なんである。
おれにとっては。

どんなに元気バリバリでも。
どんなにレースが迫ってようと。

気持ちによゆうがなかったら、走れない。

「やべえ、走んなきゃ」とはおもえども
ここでいいたい走るってのとは
ちょっと意味合いが違ってくる
のかも、しんない。



というのは、
きょう走って。

半蔵門から自宅まで
坂道満載な道を走って。

じぶんなりに全力で走んだケド
ジョグに毛が生えたようなようなペースなのに
5kmぐらいでいっぱいいっぱいになっちって。

でもまだ、自宅まで15kmぐらいある。
毛も生えそろってないのに。

いままでだったら。
そんなじぶんがなさけなくなっちって。

気持ちをささくれ立たして、
おのれに罵詈雑言を浴びせつつ
粘っちゃったりなんかするか
ゆっくり走ることに
方針転換しちゃったりなんか、する。



きょうは。
罵詈雑言を浴びせることも
方針転換することもなく
そのまま走りつづけた。

できるだけ粘ろうとするが
運動不足がたたって
たたたたって、
ペースは上がらない。

それでもそのまま自宅まで走りつづけた。



楽しかったんである。
しあわせだなあっておもったんである。
のほうが、先走ってたんである。

「走ってて感じるキツさなんか、
ほかのキツさにくらべりゃ、大したことないじゃん」
っておもっちったんである。

人生で大したキツいおもい
したことねえのに、エラッソーに。

しあわせ以外、なにも感じない鈍感さんに
なっちゃってたんである。

ペースは上がらねど、ならがんばれる。



砧公園の脇の坂を上ってるとき
すれ違ったおじいさんが
「ガンバレッ」って言ってくれた。

「どうも~」って芳村真理ばりに返した。
うれしかった。
ペースは上がらねど。



おれが走るのは
マラソンをより速く走れるようになるため
だとおもってる。

でも、ほんとうにそうなのかな。
それはただ、目の前にニンジンをぶら下げたいだけで。

ジツは、
走るのがすきで
走るとしあわせだから走ってる
ってだけかもしれない。

ジツは、
別にマラソンなんか速くなりたくなくて
走れてさえすりゃそれでエニシングOK
なのかもしれない。

と、おもった。
おもいましたとさ。