富士山マラソンの総括2回目。
1回目=とりあえず結果だけ(2014/11/30)
2回目=顛末(このエントリー)
3回目=大会の印象などおもったこと
4回目=学んだこと
こんな感じでゆくショゾン。 ====
*
表題の「コト」って何か?
をいちおう説明しとくと。
「春に3時間11分で走り~
秋は3時間ヒトケタを目指し~
秋の本番を富士山マラソンに据え~
ガチで臨んだにもかかわらず~
PBより30分も遅れてやんのエヘヘ~」
そんなチュラチュララ。
なぜそうなっちったかを
最大の要因
「ザ・圧倒的なトレーニング不足」
は抜きにして、挙げてみる。
ここでそんなこと言っても、何も生まないので。
「あっとうてき」だから
ザじゃなくてジじゃねえ? は、措く。
*
5つある。
1)最初の1kmが6分半ぐらい
2)GPSがまったく機能しなかった
3)想像以上にタフなコースだった
4)やっぱちょっとムリをしてたのかもしんない
5)気持ちが切れちった
てなところで。
*
■1)最初の1kmが6分半ぐらい
コレ(↑)。会場のフツーの風景。
荷物預けとかトイレとか
行列ができてる場所じゃない。
どんな原宿だよ。
もしくは、ザギン? っていう。
スタートの整列はこんな感じ(↓)。
Bブロックのわりとうしろのほう。
なんだケド。
会場の混雑含め、こんなん
かすみがうらでもあったことだし。
スタート時は4℃だかだったんだが
これだけ人が密集してると、わりと暖かかった。
ので、よかったんじゃないすかー(平板)。
*
もんだいは、スタート後。
だいたい、1、2k進めばバラケるもんなのに。
3~4km、折り返しを2つ過ぎるぐらいまで
チョーノロノロだった。
さいしょの1kが手元で6分半ぐらいとか。
ショージキ
「朝3時半に起きて、ガチで臨んで
Bブロックスタートなのに
富士山の麓まできてLSDかよ」とはおもった。
*
そこらへんのうっぷんやアッハンは
3回目、次エントリーでぶちまけるとして。
じぶんでは序盤、ジョバンヌ
最高級に自重したつもりだったケド。
バラけてからちょっと挽回しようとしちゃったのかもしんない。
いまおもえば。
*
■2)GPSがまったく機能しなかった
きのうも言ったとおり、
GPSがまったく機能しなかった。
こういう(↓)。
それに気づいたのは3.5kmぐらい。
人がちょっとバラけだしたかなあ、ぐらい。
おれのガーミンヌはメーン画面がこうなってる。
上:トータルタイム
中左:いまのおおよそのペース
中右:前の1kのラップ
下:キョリ
んだが。
中左:おおよそのペース「--:--」ですと。
中右:前の1kのラップも「--:--」ですと。
下:キョリが「0.74km」ですと。
*
ものすごく、うろたえた。
もちろん、ロンのモチ。
コースのキョリ表示は見てるケド。
たとえば
「いま13kmすぎなのか14kmすぎなのか」
って、いちいち憶えてないから
ウオッチでいつも確認してる。
じぶんが13kすぎだとおもってたのに。
それが14kすぎだったりすると、
何か得した気になっちゃったりして。
それが15kすぎだったりすると、
天下とっちゃったような無敵感すら抱いちゃったりして。
ふだんは。
*
そこらへんがまったくわからない。
キョリ表示を見落とすこともあるし。
ジツはすでに14kは通過してるのに
まだかなあ、おかしいなあ
ミョーにヘンだなあって、訝しんだりする。
やだなあやだなあ、こわいなあって。
前の通過から1kや5kのタイムを
記憶&暗算しなきゃいけなかったりする。
*
「おめえ、ふだんウオッチに頼りすぎだからだよ」
って正論吐かれりゃ、ぐうの音も出ない。
パーの音もチョキの音も、イェーイの音だって、出ない。
高島ファミリー的に。
ドレミファドン、チャンバードン的に。
でも、ヘンな神経遣っちゃったよね
ってのは、ある。客観的事実として。
なんかガックシっていう
え? おれどうすんのどうすんの?
っていう、主観的狼狽もある。
「蘇る金狼」を
「蘇る狼狽」って書きまちがえても
松田優作が出てそうだよね。
は、措く。
*
■3)想像以上にタフなコースだった
コレ、高低図(↓)。
とかく、ハーフ過ぎと35k手前の激坂に目が行きがち。
あ、画像をクリックすると拡大するお。
当初は
「ハーフ過ぎの激上りまでよゆうたっぷりで進み」
「上りきったらわりと平坦なのでペースアップ第1弾」
「30kか32kからペースアップ第2弾」
「そのいきおいで激下りを鯉のように下り」
「なんだよ、鯉って」
「余勢をかって、すさまじいペースでゴール!」
みたいなトラタヌをしてた。
*
なんだが。
この大雑把な高低図に表れない程度で。
スタート直後から平坦ほぼナシ。
気分的にはずっと上ってる。
激坂を上りきっても、まだ上る。
30kすぎまで、まあ、上る上る。
ということが
実際走ってみてはじめてわかった。
(5)につづく。
*
■4)やっぱちょっとムリをしてたのかもしんない
じぶんがいま、どんくらいのペースで走ってるか。
GPSがさっぱりだから、わかんない。
ほぼ起伏だから、つかみきれない。
ということで、
すげえ余力を残して進んでるつもりが
知らず知らずのうちに
ちょっとずつちょっとずつ
ムリをしてたのかもねん。
いまになっておもえば。
*
■5)気持ちが切れちった
「30kまでいかに脚をつかわないか」
これは富士山マラソンにかぎらず
金科玉条みたいなもんで。
金科玉条。
略すと。いやいや、略しませんわな。
もしおれが欽ちゃんファミリーだったら、
破門されちゃうもの。
*
そんなタマキン。
もとい「脚をつかわない」。
テクニック的なトラタヌとして
こういうのを抱いてた。
「激坂を上りきるまでは、上り基調だから前モモを温存」
「ケツと後ろモモ(と体幹)だけで進む」
「激坂を下り切ってから、前モモフル活用」
「ぐんぐん進んで、やったぜキクちゃん」
*
で、ちょっとハナシをすっとばすと。
ぶっちゃけ風景。
どこまで進んでも、左側が湖。
その手前にススキだか枯れ草だか。
目の前のカーブを曲がっても、おんなじ。
でいて、ちょっと左先を見通すと
湖が延々とつづいてる。
進んでる感がまったくしない。
*
アンド。
ずっと上り基調。
目の前のカーブを曲がっても、まだ上る。
でいて、ちょっと左先を見通すと
湖が延々とつづいてる。
このままおれは、天国まで上りつづけるのか。
いやいや、そろそろ平坦なはずだ。
あのカーブの先には平坦が待ってる。
えーっ、まだ上り坂ーっ。
ってのをくり返すうち。
気持ちが切れちった。
27、28kぐらいかな。
そろそろ西湖の復路になりまっせ
というあたり。
おれにとっての救いは永遠と書いて
「とわ」って読むくらい、やって来ねえ。
みたいな、中2な絶望感を抱いちって。
歩く歩く。
もうすねちゃってすねちゃって。
平坦になったあとも
「ちょっとでも上り坂があったら、そこは歩いちゃうもんね」
って、固く決意しちった。
ガーミンヌもNIKE+も
GPSはさっぱりだったんだケド。
MOVEってアプリにはコウあった(↓)。
*
前モモ、後ろモモの件。
歩き出すちょっと前。
「もういいや、前モモ駆使して
ペースアップして打開しちゃおう」
ってやったんだケド。
前と後ろで疲労度にきょくたんな差があると
より疲労度がおっきいほうに
ひっぱられるんだな。
と、知りましたとさ。
*
とはいえ。
ふだんなら、大した疲労度でもない。
それひっくるめ
身体的にはまったく疲れてない。
呼吸も乱れてないし。
ガーミンヌの脈拍も150台。
おれは脈拍が160を超えると、
わりと頑張り出してるなってひとじゃないすかあ。
なので、「走行ペースがわかんねえ」
ってなってから、
心拍で自重ぐあいを測ってた。
*
なもんだから、1日以上経ったいま。
「これからフル走れ」って言われたら
よゆうで走れるぜベイベー、ってくらい。
でも、アズ・スーン・アズ気持ちが切れるやいなや
もう、がんばれない。
40歳ってもっとオトナなのかとおもったよ。
物事に何ひとつ動じない。みたいな。
そんなわけ、ねえな。
*
おまけ。
ジツはそんな感じだったから。
上のMOVEにある歩き出してからも
走ってる区間はキロ4分半ぐらいでは行ってた。
激坂を下るまでは。
激坂なんか、キロ3分台で下ったとおもう。
「下りきったら歩くぜ」
と固い決意をもって。
*
「ラスト2.195kmだけ8分台で行こう」
ともおもってた。
ネガティブスプリットはもうムリだケド。
ムキムキセンセイから
そんなようなコメントいただいてたし。
40kからまたペースを上げる。
でもやっぱし、もう気持ちが切れちゃってるから
「いまさらそんなんムダじゃん。ばっかじゃねーの」
って思春期まっただなかな感じになって。
最後の悪あがきさえも放棄しちった。
気持ちのもんだいって、大事ね。
つづく。