キクチヒロシ ブログ

絶滅寸前の辺境クソブログ。妄想やあまのじゃく。じゃっかんのマラソン。

雑記! キャトゥとのウタゲはおれさまちゃん史上最高に野性がビシビシキター

ギャハハハハ。
なんでぜんぶ「雑記!」なんだよ!
って、出オチでおなじみの。


けっこうゴブサタしてた盟友・キャトゥから
2週間ぐらい前にいきなり
「2週間後に飲もうぜ」
って、言われたときー、言われたときー。

考えられるっちゃだいたい、
こんな感じだよね。
野性、なんてもんは出さなくとも。
「キャトゥは結婚丸2年」
みたいなことも加味して。

っつう、おれの野性味あふるる予想。

1)宿った。生まれる。あるいは生まれてる。
2)お別れする。またかよっていう。
3)熱烈におれさまちゃんと飲りたいブーム来たれり。
4)たいした理由はねえ。
5)ゴブサタしてる間に宗教とかにはまっちゃって、おれを熱心に勧誘。
6)年末の選挙は○○党にって勧められるみたいな(5)の近似値パターン。

まあ、この序列は妥当順として。
11月初めに来たいきなりのメールを端緒に
きのう、飲ることになった。

19時半にJR新宿南口の改札で落ち合おう。
というごくクールなメールを残して。



きのう、19:25ごろ。
おれはさっそうと、JR新宿南口に下りたった。
バケラッタ。

まだ、ヤツは来ていない。
とりあえず、ひとりで来たら

1)宿った。生まれる。あるいは生まれてる。
2)お別れする。

めおとで来たら

3)熱烈におれさまちゃんと飲りたいブームが来たれり。
4)たいした理由はない。

と踏んでた。



2、3分して、ヤツは現れた。
ひとりで。こんな感じで。
IMG_1972

もうこれ、DK1でしょ。
どう考えても

1)宿った。生まれる。あるいは生まれてる。

1択でしょっ。っていう。
もうコレ、本人がハナシを切り出すまで
どうやってカマトトぶりゃいいんだよおれは

っていう。



鶏、的な店に入る。

「いやあ、ひさしぶりだねえ」
「いつぶりよ?」とか、
コトバのツギホを矢継ぎ早にくり出す。

ルービーがクル。
乾杯、する。

ビジネストリカラを頼む。
ビジネスとはおもえないくらい、
ガツガツ、食う。

だって、すきなんだもん。
なんだかんだ。



どうでもいいハナシを続ける。

「ところで、ハナシあんだケド」
ってキャトゥが言う。

「待ってました!」
としらじらしく言う。
キャトゥを見つめる。一途に。

「なんのハナシだとおもうぅ?」
キャトゥが言う。

なんだその。
「フカキョンちゃんっていくつなの?」
からの
「いくつだとおもいますー?」
みたいな、クソ会話。

おれが訊いてんだっての。



もうやってらんなくて。
コトバのツギホでおもいっきり外してみる。

「そういえば高倉健、死んじゃったよな」
「おれ、映画みねえから、南極物語ぐれえしか、知んねえんだよ」
「フーレンのクマ、ってキクチヒロシよか100倍かっけえネーミングだよなあ」
「おれはリキがシャチと戦うとこで泣いちゃったんだケド」
「高倉健っていやあ、おれは田中邦衛だいすきなんだよ」

「おれのベストは98時代、なんだよね。どう考えても」
「草太にいちゃん、ちょーかっけえ」
「だって、あんときリアルタイムで見てたんだけどよお」
「草太にいちゃん(岩城滉一)がさんざん事業を広げたすえに事故って死んじゃって」
「えーっ! っておもってたら直後にCMになって」
「クルマのCMで」
「岩城滉一が『でっかくいこうぜ人生は!』って」
「そりゃねえよなあ」

おれさまちゃん、畳みかける畳みかける。
どんな蔦監督だよってくらい。
江上、畠山、水野、ぐらい。



キャトゥはおれより北の国からがすきだ。
「学生のとき、キクチは裕木奈江だいすきだったよなあ」
「だーれかさんとだーれかさんがって」
「こういうエンジェルみたいな人形をチュッてさせて」
「文太、さしだしてるカボチャ、シカトして豆腐切っちゃったりなんかして」



「いやいやいや、ハナシがあんだケド」
って、戻そうとする。

「どんなハナシか、当ててみ?」
って、いう。

「そんなん、わっかんねえな」
おれは、ここぞ、チキンレースぞ
ぐらいの覚悟で、全力でカマトトぶる。

カマトトブル! 翼をくださーい!
レッドブルな、ていで。



「いやあ、フシギなことってあるんだよなあ」
キャトゥがつづける。

おめえ、そんな煮え切らないヤツだったっけ?
どっちかっていうと、ザ・単刀直入。
みたいなヤツじゃん、本来。

そのルックスと
その単刀直入で
モテモテ路線をあゆんできたんだろ!

などはおくびにも出さず、
チキンレース・オブ・カマトト続行。



「ジツは、コドモが生まれんだよ」

ジツは、の遣いかた、間合い、タイミング。
決定的に、おかしい。

生まれんだか、馬連なんだか、わからん。
どうでもいい、措く。

もう、こういう顔で。
キヨシぐらい、ゼッコーチョーな再掲。
IMG_1972



おれは、もう、耐え切れねえ。
タネを明かす。
「2週間前から、そんなことかと」
「よくおれ、ここまでカマトトぶっただろ、と」
「まじ、おめでとう! やったな!」と。



富士山マラソンまであと10日あまり。
どんなことがあろうと、ビール3杯までと決めて
おれは決闘の場に乗りこんだ。

でも、予想してたとはいえ
実際に報告を聞くと
まあそのー。角栄なていで。

やっぱ、テンションがMAXになるもんで。

飲みすぎちゃうよね。
そりゃ、うれしいもの。
他人事とは、おもえないもの。



2つ前のエントリーでチラ見せしたケド
おれとキャトゥとは、こういう関係。



その1。
独身時代は、毎年夏に西伊豆へ2人旅。
ある年なんか、ひなびた村の
小さい旅館に泊まって。

ビール飲もうぜって、受付にもらいにいったら。
「ごめーん、とうちゃんが飲んじゃって。
ビール、切れちゃった」
って言われて。

もう、シラフなまま、2人でテレビ見るわけですわ。
テレビで「ウォーターボーイズ」やってて。
120分ずっと、2人で
「平山あや、まじ、かわいい」って連発しあう。
コーフンのあまり、
おれらやっちゃうんじゃねえかってぐらい。



その2。
おれのムスメが生まれるってんで。
「生まれたら、すぐ知らせれ」ってんで。

すぐ、知らせたですわ。
200X年12月30日。

世は年末ムードですわ。
よりによって、大雪、ですわ。
昼まえに知らせたら、昼すぎには来やがった
ですわ。

中野の病院に、ですわ。
武蔵浦和から、ですわ。
大雪にもかかわらず、ですわ。
年もおしつまってるのに、ですわ。



その3。
その2の2ヶ月後ぐらいだったか。
キャトゥが(1度目の)結婚する
ってことになって。
バリ島で親戚だけで挙げるってって。

聞いちゃったら、
行かねえわけにはいかねえだろってんで。

ビンボーだてらにヘソクリ全放出して。

人見知りで「世界に羽ばたかねえ」
を旨とするおれさまちゃんすら
プライベートの初海外に乗り出して。

ガルーダインドネシアに乗ったら。
スッチーが寄ってきて
「いよいよ来るぞ、夢のビーフオアチキン」

おれはビーフっていうっていう
強い気持ちを準備してたら
何て言ってるのかわかんねえ。

「ビーフオアほにゃらら?」

3回ぐらい聞き直したら
半ギレ気味に
「ビーフオア、ウ・ナ・ギィ?」

そりゃ気圧されるあまり
ウ・ナ・ギ、1択でしょ。
鉄の意思で。



デンマサール。いやいや
白タクだらけのデンパサール空港で
「おれに話しかけたらまじ、ぶっ殺すオーラ」
を全開にしつつ。

インドネシア語もわかんねえまま
決死の覚悟で乗り出したわりにキャトゥ
数年後、あっさりリセットボタン
押しやがったんだケド。

式に出させてもらったら
キャトゥのおかあさんが寄ってきて。

「キクチさんのオクサマは
いまもあんな感じで変わらず
明るくていらっしゃるんでしょうねえ」
って。

聞く人が聞いたら、
いまのこういうこの場でよくぞ
そこに踏み込みましたね。オミゴト!
っていう、静かなレジェンド発言を
かまされて。

よくご存知で、っていう
すがすがしい気分にさえ、なって。

でも。式のあと。
あこがれのジョーダマチャンネーなパイセンが
ダンナさんとジャカルタに赴任してたから
そっちも寄れておもろかったんだけど。



その4。
おれの実父がいよいよやべえってことになって。
いろいろ駆けずりまわって。
やっと、実父にとってベストの病院をめっけて。
入院できるってことになって。

安心しちゃって。

でも、やべえもんはやべえって。
キャトゥに電話しちゃって。
近未来に来るであろう悲劇と
みてもらえる病院めっかったて安堵が
ごちゃまぜになって
電話口で号泣しちゃって。



キャトゥはおれの実家に遊びに来るたび
実父と3人で酒を飲みまくり。

父もキャトゥがだいすきで。
家で飲み足らず、父の行きつけの
カラオケスナックに乗り出して
キャトゥがチハルマツヤマを熱唱。
とかっていう、どんちゃん騒ぎも、した。



電話した翌日、
荻窪の病院にキャトゥが来てくれて。

実父はそうとう末期の末期だったので
親戚以外は、おれ判断で
誰にも会わせなかったんだケド。

父と懇意にしてくだすってたかたが
アポなしで病院に凸してくれても
病室には入れず、外でスンドメしてた
ぐらいだったんだケド。

キャトゥが来てくれたとき、
父に「どうだろう?」ってったら
キャトゥには会いたいって言って。

キャトゥはキャトゥで
実父にクソしらじらしく
「また、飲みましょうねー」
とか、言っちゃって。

父はすげえうれしそうな顔して。
数日後に、旅立ってった。



その5。
何年か経って。初夏。
代々木の焼肉屋に呼び出されて。

そのちょっと前、ボッチに戻って。
ふたたびボッチを卒業しようってキャトゥに

「おれじたいチャンネー見る目は皆無だケド
キャトゥがどんなチャンネーと合うかは、
カンッペキに、わかる。
おれに鑑定さしてみいやゴルア!」
って豪語して。

じゃあ、ってなって。
お会いしたら、チョーいい娘で。

そのチョーいい娘が席を外したしゅんかん
キャトゥが「どうよ?」
って聞いてきて「間違いない!」
って、長井秀和的な答えを返して。



キャトゥが席を外したしゅんかん
なんかくやしくなっちゃって。

そのチャンネーに
おれがどれだけキャトゥをすきか
熱弁して、張り合おうとして。

おれ、必死のキャトゥプレゼン。

でも、いい娘で。
すでに酩酊してた筋書きのないおれすら
ちゃんと受け入れてくれて。

さらにしこたま飲んで食って、
「やったね!」って握手して別れて。



その6。
2年前の11月。
代々木の焼肉屋で日取りを聞いたケド。
ベロベロだったから憶えてなくて。

そのころはもう、マラソンしてたから。
つくばマラソンにゼッコーチョー
って感じで。あさってがんばるぞ
ってなってて。

あと2日。安静にして。
圧倒的なPB叩き出そうってなってて。

そしたらメールが来て。
「あす、よろしくな」って。
ファッ! って。

「翌日にフルマラソンだから、
すまんが体力温存するわ」って断って。



でも、その5までのいきさつ。
行かねえわけにはいかないよね!
って、ツンデレ的に
アザブジュバーンの
シャレオツなチャーチにおもむいて。

カーボだってんで
途中、代々木のそば屋で
うどん食ったりなんかして。
ムスメといっしょに、
意気揚々と行ったりなんかして。

やる気、元気、イワキ、ってていで。



教会で、誰にもみっかんないように
はじっこに座って。
でも高らかに
賛美歌、唄っちゃったりなんかして。

式が終わって。
外出ましょうってなったりなんかして。

外に出てもムスメとはじっこにいて。
ちょっと新郎新婦に声かけて帰ろう。
とか、おもってたら。

ジェントルマンがつかつか寄ってきて

「あのう、あのとき。
島で、お会いしましたよね」って。
「きょうもありがとうございまふっ!」
って。

キャトゥのオヤジさんじゃねえかって。
なんでこの、晴れやかな再出発の場で。

その場にいる誰もがしてる封印を
よりによっておれさまちゃんに
向かって解くのかって。

しかもなんだよ「島」って。
「あのとき」って。

婉曲表現が、逆になまなましいじゃねえか
って。

おかげさまで翌日のつくばで
圧倒的なPB出せましたわ。



そういういきさつでの、
おとといのデキゴト、なわけですよ。

そりゃ、予定以上にルービー
飲みすぎるわけですよ。

すっかり気分がよくなって
いらねえこともベラベラベラベラ
話しちゃうわけですよ。

気分が高揚したまま、
地元で飲み直しちゃう、わけですよ。
ひとりぽっちで、静かに。



そういう、ね。



おまけ。

そのウタゲの前後にですよ。
同級生♀から、おさそいなわけですよ。

「突然だけど、今週の土曜日」って。

えーっ、また、さずかる系?

あるいは、秘めに秘めたる
募りに募りたる、おれへの想い?
いまさらー?



それがまた。
秘めに秘めても
募りに募ってもねえケド
まさかのテニスのお誘いなわけですよ。

このニッポン中が
ニシコリにうなされて
触るものみなニワカテニスブーム
ってタイミングにですよ。

おれもリッパなニワカだぜ
ってタイミングにですよ。

翌日は10kのレース。府中。
ってタイミングにですよ。

でも、断る理由はないっていうか
二つ返事ふたたび、ってわけで。

10年ぶりのテニス。
at大井のほう。

さっき、あわててラケット探す。
いちおうあったケド
使えんのか、コレ?

なんか、グリップがベトベトしてるぞ。



あすは草野球に誘われて
「フルマラソン前なんで」って
辞退しちゃたんだケド

草野球のひとに白い目で見られながら
ひさびさにテニスしてこっかな
と、おもう。