キクチヒロシ ブログ

絶滅寸前の辺境クソブログ。妄想やあまのじゃく。じゃっかんのマラソン。

ぼっち練で、このひとマジ、今を生きてるわっておもった

つづき。
極度に発達した筋繊維みたいな音。

そう、ムキムキぼっちそのひとだ。


ムキムキぼっちはどうやら、
おれらがスタートした数分遅れで清麻呂到着。
おれとほぼおんなじペースで
走ってたらしい。



ひとがひとと出会う。
ってのは、すげえ奇跡的なことだ。

おんなじ皇居を走ってるのに
たった数分違いでこのように
お互いがお互いの存在に、まったく気付かない。



あきらかに場違いなたとえだが、
たとえば。

もしおれが浪人してなかったら
にょうぼうと結婚することはなかった。

おれが違う大学に行ってたら。
星の数ほどある別のサークルに入ってたら。
卒業後、たまたま遊んだりしてなかったら。

そうやってどっかでひとつ、
ちょっとでも違ってたらまず
にょうぼうと出会うことはなかった。

そう、ムキムキとおれが
数分違いで皇居を走ってたように。



文学部特有のアレ、ですよ。

しゃらくさすぎて、
でっかいすかしっ屁が出そうだ。

にぎりっぺ!



そんな青臭い妄想をかき消す
ムキムキぼっちの眼力(めぢから)。

こりゃ油断したら、取り込まれる。
おれ全身が、あの筋肉の一部にされてしまう。

必死に、地面を踏ん張って、耐えた。
なんとか、耐え抜いた。



さて、ソクフォーでのチラリズム。
コレ(↓)。
IMG_1876

午前7時。ゼンラぼっちがおもむろに
くばり出したゼッケン。

生地もプリントも、しっかりしてる。
ちょっと洗濯機まわしても
糸がほつれたり、文字が消えたりしない。
月例川崎のとは、大違いだ。

しかも、ぜんいんぶんの
安全ピンまでバッチリ用意。

こりゃ、すげえ。
イケメンでエロくておもろいうえに
神経のくばりかたが、ハンパねえ。

抱かれてもいい
といっしゅんおもったが、べつに
抱かれなくって、いい。



ただ、ちょっと待て、と。

ゼンラぼっちはさいきん
匂わせはじめてる。コトバの端々で。

ぼっち練は今回かぎりかも、と。
次があるかはわかりませんよ、と。
気分しだいでいつでもやめる、と。

アレだな。
「月例」って
口をすべらしちゃったばっかりに
逆にめんどくさくなっちゃったてのも
あんだろうな。邪推。



それでも、ゼッケンをつくる。
ぼっちどもを楽しませよう
いや、自らが前のめりに楽しんじゃおう。
たぶん、そんな感じで。

ぼっち練の参加者。
いままでMAXで4人だったのに、
ゼッケン、10枚も用意しちゃったり
なんかして。

「次からはコレ持参で」
と、継続も匂わせつつ。

まったく、シリメツだ。



とくに意図もないのに
土日月と8食ぐらい連続して
カレーを食っちゃう。
水曜になってようやく
おれカレーばっか食ってねって気づく。

そんな
なによりも筋道の妥当性を重んじる
ロジック命のおれには、
とうてい、理解できない所業。



ゼンラぼっちはたぶん
そういうひとなんだろう。

マジ、テッテーテキに
Carpe Diem(今を生きる)だ。
あと先なんか、これっぽちも考えてやしない。
いまが楽しけりゃ、それでハッピー。

マネ、できねえ。

抱かれてもいい
といっしゅんおもったが、べつに
抱かれなくって、いい。



ひとつ失敗したとおもったのは
おれのぼっち練ゼッケンのつけかた。

背面につけないと
武力として威容を示せない。

とくに整然と隊列を組むわけでもなく
めいめいが勝手なペースで
勝手な距離を走ってる。ぼっち練。

「あ、このゼッケン、さっきも見たぞ?」
「仲間うちにしちゃ、ひとりひとりすぎじゃね?」
「おれ、周回遅れにされたのか?」
「たしかさっきはムッキムキだったのに、マッチ棒に変体してたぞ?」

そうやって、皇居ジョガーどもを
総メダパニ状態におとしいれる。

には、背面必須だな。
化粧まわしみたいなとこにつけて
すんませんでしたっ。



もひとつだけ、つづく。