きょうからお盆休み。
というわけで
ムスメと古本屋に行った。
*
ムスメは、アレなんだよな。
学童に行ってるので、
盆暮れなんてないようなもんで。
夏休みったってまいんち、
8時前に出てって、21時前に帰ってくる。
おれが小学校のときなんて
夏休みの40日間は途方もなく長いもんで。
甲子園を観まくり
浜名湖で泳ぎまくってた。
家で麦茶をがぶ飲みしながら
「夏休みもあと、20日で終わっちゃうのかあ」
ナドト、なめたことぬかしてた。
のに。
*
なんで、おれがお盆休みになったら
山積みの仕事には気づかないフリして
ムスメを寵愛する。
子煩悩、なんてリッパなもんじゃ、ねえ。
日ごろの罪ほろぼし。
*
そんなわけで、きょうは
読書感想文の宿題のネタ探しも兼ねて
古本屋に行った。
*
戦利品がコレ。3冊仕入れた。
*
左から。『注文の多い料理店』
小学生のうちに宮沢賢治を浴びまくると、すげーいいコに育つ。
そんな「おれ実績」という
史上最高こころもとないエビデンスは
さておいて。
宮沢賢治に少しでも触れさせときたい。
正月に『銀河鉄道の夜』がまだちと早すぎたこともあり
今回は20ページ程度の短編から。
→読書感想文の宿題(2014/01/07)
さいあくのバヤイ
宿題はこれででっち上げさせりゃ、いい。
*
まん中。『星の王子さま』
ほんとうは、こんくらいイってほしかったんだケド
「小学校高学年向け」ってあるんで
小4には早いかなと、
『注文の多い~』に妥協。
でも、できればこの夏
ココまでゆけー、という野望を込めて。
*
右。『怪人二十面相』
さいきん「コナン」が大すきで
ヒマさえありゃ、DVDみてるので。
「作者の江戸川って、コナンの苗字はここからとってんだぜ、たぶん」
ナドト。
*
こんなぐあいで。
いちおうもっと候補を挙げて
そんなかからムスメに主体性をもって選ばせた
という体裁をとってはいるものの。
けっきょく。
子どものためをおもってるていで
親のエゴの盛り合わせでしかない。
じゃねえの、と。
*
子どものためをおもって
というのは、全面的にホント。
アタマが柔らかい小学生のうちに
いろんなすばらしいものに出くわしてほしい
と心から願ってる。
とくに、小学校までにどんな本を読んだかで
一生が決まる。とおもってる。
サンテグジュペリから、妄想のすばらしさとそれを広げるすべを学び
江戸川乱歩から、ボッチだって仲間と協力してコトに臨んでwktkしてもいい
ということを学んだ。
ベーブ・ルースの伝記から、
たとえ予告ホームランをはずしたとしても、それはそれでオイシイ
ということを学んだ。逆説的に。
*
なにしろその実績が
おれさまちゃんという産物だけ。
いいのか悪いのかは、わからん。
*
すばらしい本にいっぱい出くわしてほしい。
そのために、惜しげもなく
オススメの本を差し出す。
それはしょせん
「ムスメにそうであってほしい」
っていう、おれのマボロシなだけで。
子どもからしてみたら
どーーーっでもいい、
ことなのかもしんないぜ。
10中9.5、ぐらい。
「惜しげもなく」ってあきらかに
遣いかたおかしいよね、は措いて。
*
それでも、いい。
さてあすは、何してアソビましょーかね。