キクチヒロシ ブログ

絶滅寸前の辺境クソブログ。妄想やあまのじゃく。じゃっかんのマラソン。

雷雨にビビり倒す余裕すらねえ5000m オトナのタイムトライアル4

オトナのタイムトライアル(OTT)の4回目。
5000mのこと。 ====


今回のOTTの最大の課題は、
「1500mを全力で走り、なおかつ数時間後の5000mでPBを出す」

PBを出すとか。
とつじょ大風呂敷になったのはたぶん
おれ、宇宙人にでもさらわれて、計測チップではないチップをカラダに埋め込まれ、記憶をつごうよく改ざんされちったから、なんだろう。



ゼッケンは、コレ。
2014OTTゼッケン5000



で、5000を走るまでの補給とかリカバリーとか
カミナリ鳴り出しちゃって困っちゃったねどうもとか
時間が押して2組同時のスタートになっちゃったとか

ひととおり書いたんだけど、ただの日誌になっちゃった。
長いだけでおもしろくもなんともないので
全・削・除。



ということで、動画バーンだぜ。
人大杉だぜ。1組30人ぐらいいるのに
2組同時だから致しかたないんだぜ。


18分37。
PB=去年のOTTが18分57だから、20秒の更新だぜ。

ガーミンヌのラップは、バーンとこんな感じだぜ。
1km 3:43
2km 3:49(7:32)
3km 3:46(11:18)
4km 3:50(15:08)
5km 3:28(18:36/4.96km)


ただしこんな感じで、GPSがズレズレだぜ。バーンだぜ。
5000GPS

正式なラップはコッチにバーンと載ってるようにだぜ。
ペースメーカーとは離れてたわりにゃ、
わりとイーブンペースを刻んでるんだなだぜ。

0000-0200m 00:48
0200-0600m 01:29
0600-1000m 01:27
1000-1400m 01:30
1400-1800m 01:31
1800-2200m 01:30
2200-2600m 01:29
2600-3000m 01:29
3000-3400m 01:29
3400-3800m 01:30
3800-4200m 01:33
4200-4600m 01:30
4600-5000m 01:22


ゼッケンが29番。
5000mは脚にこんなシールを貼ったんだぜ。
ニク29

29ってことはニク、だぜ。
ニク

「肉食え、肉~!」だぜ。
帰りにニク、たらふく食ったぜ。
どっかで聞いたこと、あるぜ。
パクっちゃってどーもすんません、だぜ。

オシマイだぜ。



。。。



ってのは、あまりにあまりなので。
ちょっとだけ、つづける。



2つホド。
1つはテンションがダダ上がったというハナシで
もう1つは、無になったというハナシ。

じぶんガタリの感覚的なハナシだから
そんなにおもしろくはねえんだろうぜ。



テンションがダダ上がったというハナシ。



前エントリーで言ったように
1500mで不甲斐なかったので

ゴール直前。
競技場の時計は4分50台を動いてた。
せめて4分台ではゴールしたいとおもい
軽くダッシュをかました。

5000mで巻き返そうとおもった。

そんとき
「よっしゃー、やったるぜ」てなった。
メラメラ、燃えてる感じ。
ワクワク、楽しみな感じ。
「これで5000もダメだったどうしよう」
とかって後ろ向きな感じや、悲壮な感じではない。

ふだん、これまで。
背水の陣的にメラメラ燃えることも
「よっしゃー」って関西な言葉を遣うことも
ほとんどないので、なんかおもしろいなあとおもった。

おもいましたーっ。
小学生の感想文みてえだ。



カミナリゴロゴロとか
夕立ザーーッとか
そのなかでレースとか
ってのが作用して
ミョーなコーフン状態になっちゃったんだろうな。

「おれは誰にも負けねえ!」
とおもっちゃったりした。イキゴミ的に。

「でも、スタート直後から中盤より後ろにいるじゃんか!」
なんて、言わなーい。



無になったというハナシ。
ミョーなコーフン状態になったんだケド、逆に、ってハナシ。



おれは5000m、K組だった。
「20分以内目標」ていうカテゴリーは
I、J、K、Lと4組あり、その3組目。

だがしかーし。
直前のJ組が走っているころから
カミナリがじゃんじゃん鳴りはじめ。

K組もコール(招集)まで終えたものの
J組が終わった時点で、OTT中断。

以降は、できるのかできないのかすら、わからない。



当初のスタート予定は18:40。
けっきょく40分ぐらい遅れの19:20にスタートしたんだが
相手はオテントさま。
何分待てばいいのか、待ってる間はわからない。

いつ再開してもいいようにテンション保ちましょう
ってひともいただろう。
もう盛り下がっちゃったからやめましょうよ
ってひともいただろう。
このまま中止で飲み行っちゃいましょうよ
ってひともいただろう。



テンションの高さと
アクションの大げささ、声の大きさってわりと比例するもんで。

雨宿りをしながら、
ずーっと喋りつづけてるひととかいる。
お追従みたいなバカ笑いを10秒おきぐらいにくり返してるひともいる。

あの、何も雷雨で中断じゃなくてもいる
フルマラソンのスタート地点でみられがちな風景、ね。

「てめえの緊張感まぎらわしは知んねえケド
そうやってまわりにメーワクかけんのは、カンベンしてくださいね」
っていう。
みられがちな風景。



おれもそのとき、テンションがガン上がりしてた。
でも、1500で不本意だったし
次の目の前にある5000はとにかく
じぶんのそのときのベストを尽くそうとおもった。

ただ、いつ再開されるかわからない。
テンション上げっぱなしではつかれてしまう。
適度に緊張感を切らさず、でいて、集中しつづけよう。

などと、タイソウなことを心がけていた。



すると、アラフシギ。じぶんで勝手に
いやに冷静になっちゃって
いやに穏やかになっちゃって
ひつような物音以外、耳に入らなくなる。

会場のアナウンスは聞こえるいっぽう、
ずーっとお喋り、も、お追従バカ笑い、も
まったく気にならなくなった。

そういう集中のできかたって、あるのね。



そういう集中のできかたって、あるのね。
という、きわめて一人称な
オチもおもしろさもなにもないハナシ。

無って、なったことないからわかんないケド
あるとしたら、こういうことなのかなってハナシ。

っていうだけのこと。



雨の中断で、予期せぬおもしろい体験ができた。
まあ、蛇足だったかな。

「帰りにニク、たらふく食ったぜ」
までで終わっといても、よかったかもねん。