オトナのタイムトライアル(OTT)の4回目。
5000mのこと。 ====
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今回のOTTの最大の課題は、
「1500mを全力で走り、なおかつ数時間後の5000mでPBを出す」
PBを出すとか。
とつじょ大風呂敷になったのはたぶん
おれ、宇宙人にでもさらわれて、計測チップではないチップをカラダに埋め込まれ、記憶をつごうよく改ざんされちったから、なんだろう。
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ゼッケンは、コレ。
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で、5000を走るまでの補給とかリカバリーとか
カミナリ鳴り出しちゃって困っちゃったねどうもとか
時間が押して2組同時のスタートになっちゃったとか
ひととおり書いたんだけど、ただの日誌になっちゃった。
長いだけでおもしろくもなんともないので
全・削・除。
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ということで、動画バーンだぜ。
人大杉だぜ。1組30人ぐらいいるのに
2組同時だから致しかたないんだぜ。
18分37。
PB=去年のOTTが18分57だから、20秒の更新だぜ。
ガーミンヌのラップは、バーンとこんな感じだぜ。
1km 3:43
2km 3:49(7:32)
3km 3:46(11:18)
4km 3:50(15:08)
5km 3:28(18:36/4.96km)
ただしこんな感じで、GPSがズレズレだぜ。バーンだぜ。
正式なラップはコッチにバーンと載ってるようにだぜ。
ペースメーカーとは離れてたわりにゃ、
わりとイーブンペースを刻んでるんだなだぜ。
0000-0200m 00:48
0200-0600m 01:29
0600-1000m 01:27
1000-1400m 01:30
1400-1800m 01:31
1800-2200m 01:30
2200-2600m 01:29
2600-3000m 01:29
3000-3400m 01:29
3400-3800m 01:30
3800-4200m 01:33
4200-4600m 01:30
4600-5000m 01:22
ゼッケンが29番。
5000mは脚にこんなシールを貼ったんだぜ。
29ってことはニク、だぜ。
「肉食え、肉~!」だぜ。
帰りにニク、たらふく食ったぜ。
どっかで聞いたこと、あるぜ。
パクっちゃってどーもすんません、だぜ。
オシマイだぜ。
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。。。
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ってのは、あまりにあまりなので。
ちょっとだけ、つづける。
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2つホド。
1つはテンションがダダ上がったというハナシで
もう1つは、無になったというハナシ。
じぶんガタリの感覚的なハナシだから
そんなにおもしろくはねえんだろうぜ。
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テンションがダダ上がったというハナシ。
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前エントリーで言ったように
1500mで不甲斐なかったので
ゴール直前。
競技場の時計は4分50台を動いてた。
せめて4分台ではゴールしたいとおもい
軽くダッシュをかました。
5000mで巻き返そうとおもった。
そんとき
「よっしゃー、やったるぜ」てなった。
メラメラ、燃えてる感じ。
ワクワク、楽しみな感じ。
「これで5000もダメだったどうしよう」
とかって後ろ向きな感じや、悲壮な感じではない。
ふだん、これまで。
背水の陣的にメラメラ燃えることも
「よっしゃー」って関西な言葉を遣うことも
ほとんどないので、なんかおもしろいなあとおもった。
おもいましたーっ。
小学生の感想文みてえだ。
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カミナリゴロゴロとか
夕立ザーーッとか
そのなかでレースとか
ってのが作用して
ミョーなコーフン状態になっちゃったんだろうな。
「おれは誰にも負けねえ!」
とおもっちゃったりした。イキゴミ的に。
「でも、スタート直後から中盤より後ろにいるじゃんか!」
なんて、言わなーい。
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無になったというハナシ。
ミョーなコーフン状態になったんだケド、逆に、ってハナシ。
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おれは5000m、K組だった。
「20分以内目標」ていうカテゴリーは
I、J、K、Lと4組あり、その3組目。
だがしかーし。
直前のJ組が走っているころから
カミナリがじゃんじゃん鳴りはじめ。
K組もコール(招集)まで終えたものの
J組が終わった時点で、OTT中断。
以降は、できるのかできないのかすら、わからない。
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当初のスタート予定は18:40。
けっきょく40分ぐらい遅れの19:20にスタートしたんだが
相手はオテントさま。
何分待てばいいのか、待ってる間はわからない。
いつ再開してもいいようにテンション保ちましょう
ってひともいただろう。
もう盛り下がっちゃったからやめましょうよ
ってひともいただろう。
このまま中止で飲み行っちゃいましょうよ
ってひともいただろう。
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テンションの高さと
アクションの大げささ、声の大きさってわりと比例するもんで。
雨宿りをしながら、
ずーっと喋りつづけてるひととかいる。
お追従みたいなバカ笑いを10秒おきぐらいにくり返してるひともいる。
あの、何も雷雨で中断じゃなくてもいる
フルマラソンのスタート地点でみられがちな風景、ね。
「てめえの緊張感まぎらわしは知んねえケド
そうやってまわりにメーワクかけんのは、カンベンしてくださいね」
っていう。
みられがちな風景。
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おれもそのとき、テンションがガン上がりしてた。
でも、1500で不本意だったし
次の目の前にある5000はとにかく
じぶんのそのときのベストを尽くそうとおもった。
ただ、いつ再開されるかわからない。
テンション上げっぱなしではつかれてしまう。
適度に緊張感を切らさず、でいて、集中しつづけよう。
などと、タイソウなことを心がけていた。
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すると、アラフシギ。じぶんで勝手に
いやに冷静になっちゃって
いやに穏やかになっちゃって
ひつような物音以外、耳に入らなくなる。
会場のアナウンスは聞こえるいっぽう、
ずーっとお喋り、も、お追従バカ笑い、も
まったく気にならなくなった。
そういう集中のできかたって、あるのね。
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そういう集中のできかたって、あるのね。
という、きわめて一人称な
オチもおもしろさもなにもないハナシ。
無って、なったことないからわかんないケド
あるとしたら、こういうことなのかなってハナシ。
っていうだけのこと。
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雨の中断で、予期せぬおもしろい体験ができた。
まあ、蛇足だったかな。
「帰りにニク、たらふく食ったぜ」
までで終わっといても、よかったかもねん。