キクチヒロシ ブログ

絶滅寸前の辺境クソブログ。妄想やあまのじゃく。じゃっかんのマラソン。

バカが突き抜けてるカレをおれが心から尊敬してる理由

バカが突き抜けて齢をとることを忘れちゃったカレ(2014/07/07)
のつづき。というか、リベンジ。


いや、あのう。こないだのエントリー。

せっかく至高の素材なのに
料理人の感性、表現力不足で
どうにも中途半端な出来になっちった。

ということが、ずっと気になってた。

「対象に思い入れがあればあるホド、伝えるときには抑制が大切」
っていうがどうやら、抑制の方向を間違えちったみたいだ。

と、エクスキューズから。
おれって、料理人だったんすかね?



だからといって、このエントリーとて。
中途半端アゲイン、かもしれない。

そうなっちったらそれはもうズバリ、素材のせいだろうな。

うそ~ん。
いいから、早く、はじめやがれっ。



「負けず嫌い」に関するリベンジ

ジャンケンで負けても悔しがる。
ぐらい負けず嫌いな、カレ。
それはそれで、大いにけっこうなこと。

いっしょに仕事をさせてもらうと。
逆境に立てば立つホド
激しい向かい風がアゲインストのウインディーであればあるホド
「ぜんぜん、ダイジョーブっすよ!」
って、強がる。
そういう、負けず嫌い。



トレーニングのことを話すとき
カレがいつも言うのは
「おれもマラソン、3時間15分ぐらいでは走りたいッス」

でもでも。
じゃあ、いっしょに走りましょうって誘うと
「いやっ。。。」と。

「自転車とマラソンは、使うキンニクが違うっていうんで」
「着地のダメージがすごいデカイっていうんで」
「まだトーメン、自転車をがんばりたいんで」と。



フルマラソンをせめて3時間15分は切りたい。
でも、ジョグをするわけには、ゆかない。

ん?「なかよくケンカしなっ」のたぐい?

おれが心から尊敬してるカレのことだもの。
まさか、ただの根性論ではあるまい。
考えようによっちゃ哲学すぎること、かもしれない。

おれピューターの処理能力をはるかに超えた、哲学。



おれはチャリのこと、まったく知らんのだが。

カレはヒルクライムっていうのをやってて。
瞬発系のキンニクをつけまくってる。
ありていにいえば、みるみるマッチョになってった。

細マッチョと、マッチョ。

おれみたいなゴボウ野郎にとっては
「細マッチョだってじゅうぶんマッチョじゃん?」
なんだが、ココはそういうことを言う場ではない。措く。



「自転車は体重が軽いほうが有利」
なんだそうで。
体脂肪率なんかアスリートレベルなので逆に
カラダ中のキンニクが浮き立ってるように見える。
ゴツゴツしてる。

そうとう、努力してんだろう。
すばらしい。

ただ、そのキンニク。
マラソンを走るには、どう見てもトゥーマッチ。
というか、方向性が違う。
重りになっちゃうっぽいんだよね。

ここには「なかよくケンカしな」のたぐい
に対する答えは、なさそうだ。

むしろ、よけい、こんがらがる。



こないだの3月。

初めて3時間20分を切ったとき、
おれはカレにすぐ報告した。
「10分台出ました!」
って言ったら
「おおっ、PBを10分近く更新ですな!」
って、喜んでくれた。

どうやら
10分台(3時間20分を切った)と
10分台(3時間11分未満)を
勝手に勘違いしてるようだ。

「いやいや、3時間17分っすよ」
って言ったら、
「・・・でも、スゴイッすよ。じゃないですか」

カレは、あからさまにトーンダウンしつつ
意味のわからない上から目線でねぎらってくれた。



それは、いい。
百歩ゆずって。

ひとつ、どうも腑に落ちないことがある。
って、ここまでなにひとつ、腑に落ちてねえんだけど。

カレが唯一走ったフル。東京マラソン。
どんくらいで走ったのか、いっさい明かされてない。
んである。

「おれもマラソン、3時間15分ぐらいでは走りたいッス」
はいいが、カレはどういう立脚点から
そう言ってんだろう。

熱く語ってるので、ついつい流されちゃって。
いまさら訊くのもアレだしなあって
訊きもしないまま何年も、経つ。



トレーニングとかの話をするにしても。
何か基準があると、しやすいってこと、ある。じゃん。

基準て、持ちタイムだったり走歴だったり年齢だったり、するわけじゃん。
相手を値踏みする、とかじゃなくて。

「何に拠って立ってるか」わからないと
どう接すればいいか、わからない。
っていう。



たとえば、サブ3.15ってのが。
「ただの夢」なのか、
「いつかはやりたいデッカい目標」なのか、
「今年の秋やりますっ!」なのか、
「早くサブ3.15やっといて、その先に行きたいッス」
なのか、とか。

それが一切わからないので、
あまつさえカレ、ジョグさえしてないので。
糸口がまったく、つかめない。
わからない。わかるわけ、ねえ。

なんてモヤモヤをわが胸に抱きつつ
毎度、フワフワしたゲキアツトークをくり広げてる。
わけですわ。



「おれも、マラソン、3時間15分ぐらいでは走りたいッス」
に「負けず嫌いの記号」以上の意味はあるんだろうか。
きっと、あるんだろう。

「ありません!」→ヘコーッ!(パーマン)

ってオチも、おいしいかもしんないケド。
けっきょく。まっったく、わからない。



負けず嫌いがリクツと結びつかない
なんて、全体からみればまったく些細なもんだいで。
「全体って何ですか?」って
おれがわかってないんだから、わかるわけ、ない。

こちとらは、すべて受容する。しかない。
器のサイズを測られてんだよきっと。
と考えるしか、ねえ。

なにしろ、心から尊敬してる、から。



やっぱこう。
「一点の曇りもなく言い切る」って、大事なんだな。
ナドト、考えたりもする。
もうすぐ50なのに、邪気がなさすぎる。
って、スゲエことだな。
ナドト、考えたりもする。

なにしろ、心から尊敬してる、から。



先週の日曜も今週の日曜もカレは
20歳そこそこのプロを目指すレベルの若者と
山梨のどっかで峠を、チャリで競い
勝てば喜び、負ければ地団駄踏んで、本気でくやしがる。
んだろう。



やべえ。長え。小出しにする。急きょ。
上のほうで小見出しをつけた意味が
完膚なきまでにまったく、ねえな。コレ。

というわけで、つづきますっ。

次回はカレの「非常識観」について。
これは、カレをガチで尊敬できますっ。
今回と違って。

あっ、言っちゃった。