キクチヒロシ ブログ

絶滅寸前の辺境クソブログ。妄想やあまのじゃく。じゃっかんのマラソン。

プロレス最強説



キン肉マン、あいかわらずおもしろい。
きのう出た46巻では、悪魔六騎士が登場
ジャンクマンがペインマンと戦いはじめる。

ペインマンは
あらゆる痛みを感じないという
パーフェクト超人。
ジャンクマンとはまったく対称的
ということになる。

新刊が出たばっかだケドもう
はやく、つづきが読みてえ。




さて。
プロレスって最強だとおもうんである。

世の中のエンターテインメントはぜーんぶ
プロレスしてる
とおもうんである。



なんだケド
プロレスにはまったくキョーミない。

スイーツ真壁のブログがチョーおもろくて
まいんちチェックしてたりもするケド

さいきん、どういう団体があって
どんなスター選手がいて
とか、まったく知らない。

ぐらい、キョーミない。



それでも。

プロレスは呼吸だ。
プロレスはお約束だ。
プロレスはハッタリだ。
とおもうんである。



いいとものグランドフィナーレ。

タモリとさんまが喋っているところに
「長い」と
ダウンタウンとウッチャンナンチャンが乱入し
松本の挑発に応えて
とんねるずと爆笑問題が乱入し
「順番抜かし」と
ナインティナインが乱入した伝説のシーン。

タモリが「これ、プロレス?」とつぶやく。
8:07ぐらい。
タモリがいうんだから、間違いない。
コレ、プロレス。

だってタモリのいうことって、いつもだいたい本質じゃんか。



話がそれるが、このシーン。
最初の印象は
「やっぱダウンタウンの2人と石橋って、格が違うなあ」
だった。
「岡村いらねえ」「木梨、何なの?」
だった。

でも何度もくり返しみるうち、わかった。

クドくくり返される岡村の「タモさん、おつかれした」は
ちゃんとコントのブリッジ的な役割を果たしてるし
無軌道にひとをステージに上げる憲武は
出オチ以外はあえて一歩引く石橋の「ザ・秩序」に対して、
とんねるずにおける無秩序役をしっかり果たしてる。
のではないか、と。



なんでおれさまちゃんごときが
大御所たちに上からっぽいのかは、知らん。



そんな感じで。
スポーツも文学も戦争も政治も
プロレスだ。

対立構造を楽しみ
結果より戦いそのものを、楽しむ。
茶番だの八百長だのいうのなんてヤボってもん、という空気。

選挙なんか、まさに茶番。
悪い意味での、プロレス。
悪目立ちしてバカをうまく煽れりゃ、万事OKっしょ。
みたいな。

おっとっと。

つまらないことがらをおもしろくしたいなら
ぜんぶプロレスにしてしまえば、てっとり早い。



キン肉マンは全方位的にプロレス。
いい意味での、プロレス。

ずいしょでドヤ顔で披露されるトンデモ理論。
ご都合主義博覧会のようなストーリー展開。

電子版で連載してるいまのシリーズも
ファーストシリーズ(?)の伏線を
うまく回収しながら進めているように見えるが
ゆでたまご的ご都合主義は健在。
どころかますます磨きがかかってる。



しようがねえよ、だってゆでだもん。
と、そこらへんも込みで楽しむ読者。
「おいおいおいおい」
と、口角をあげて楽しむ読者。

誰も目くじら立てて「つじつまが合わない」とは、言わない。
「そりゃねえだろ」とは、言わない。
出来レース的なものも、楽しむ。

担当編集者、すげえ。



キン肉マンが楽しまれるかぎり
プロレス的なものが受容されてるかぎり
この国はまだまだダイジョブ。
おれはそうおもうわけですよ。

オチが強引なくせに弱いな、相変わらず。