キクチヒロシ ブログ

絶滅寸前の辺境クソブログ。妄想やあまのじゃく。じゃっかんのマラソン。

(自称)ロンリー世田谷ハーフをやってみた

11/10の世田谷246ハーフ。
今年は抽選で外れちゃったので、
前日の土曜、ハーフマラソン分、
ほぼ全力で走ってみた。




なんで試みたかというと、
つくばマラソンに向けてリズムを作りたかったから。



過去2年、
2週前に世田谷246ハーフ、
1週前に川崎国際(10km)と
調整レースを重ねてつくばに臨んでいた。

調整レースに出ると、
○おのずとほぼ全力で走れるし、
○ふだん1人で走るのとは違う、「場に行く、準備する、集合する」
といった当日の動きを思い出すこともできる。
○当然、レースそのものの経験もできるし、
○おんなじ時期におんなじ距離を走ると、定点観測もできる。
さらに、
○本番に向けて、気持ちも徐々に盛り上げられる。
というメリットがある。



今回はレースには出ないものの、
「気持ちを徐々に盛り上げる」
ぐらいはできるだろう。
いちばん期待していたのは、ソコ。

肉体を精神で統べる。

耳あたり的になんだかカッコいいが、
中身はほとんど、ない。
テンションが上がりゃカラダもいつもよか動くよね。と。



コースは→こういう

まず多摩川の左岸(東京側)を上り、
登戸の多摩水道橋を渡る。
右岸(神奈川側)を丸子橋まで下って、折り返し。
二子橋で左岸に戻り、ゴール。
という、21.6km。

かぶるのは最後の4kmだけ、という
「世田谷ハーフ、あんま関係なくね?」

さすがに申しわけなくて、表題に(自称)をつけちった。
せめて、心意気だけ汲んでくれ、と。



結果はハーフ時点で95分ぐらい。
5キロごと、こんな感じのわりとイーブンペースで推移。
22:36、22:08、23:08、22:59

ハーフのPBが1年前の93分弱、けして速くない。
「まあいいんじゃね」対「おのれにガッカリ」が、4:6あるいは3:7ぐらい。

経過とかもくろみとかもろもろは、すっ飛ばす。



途上、世田谷ハーフのスタッフの人が
翌日のためにコースを掃いたり、段差にいちいちテープ貼ったりしてた。
「いちいち」じゃねえな、「ちくいち」だな。

いままで「客として走る」しかしたことないので、
なんかいろいろ考えさせられた。



このエントリー。
日記的な「こんなことやってみましたぜ」以上、
なにもタメになるようなことはない。
おれのなかでも、擬似レースを本気でおこなったという、
ルーティン感、あるいはフェスティバル感が色濃い。

というわけで、こっから急にフンイキを変えてみる。



そのルーティン感こそ大事なんだよ
という説がある。

唱えたのはおれ、なんだけどな。
冗談めかしてるがけっこうマジ、なんだけどな。



そうやって最適なペースを探るんだよ
という説も、
ある程度速いペースで走ると、調子がグンと上がるんだよ
という説もある。

唱えたのはおれ、なんだけどな。
きっと、どっかからの聞きかじり、なんだろうけどな。



「最適なペース」は、じぶんにしかわからない。

「これならラクに42.195km走れる」
というペースを探る。じぶんに正直に。
見栄を張ってもしようがない。
たとえ見栄を張ったところで、オトシマエをつけさせられるのもじぶんだし。

そして。
これはレースでないとつかみづらい。

特有のテンションや、
ほかの出場者と並走してるなど、
レースではふだん以上の力が出るもの。
それも織り込んで、ということ。



あとレースペースを決めるとき、
注意したいのは、視野の持ち方。

「注意したい」などとエラソーだが、これ
じぶんに言いきかせてる。



「本能でわかる」ってある。
例えば、フルマラソンを走るときと100mを走るとき、
おなじ全力なはずなのに、ペースがまったく違う。みたいな。

もっというと、100mと400mでも違う。
あれなんなんだろう。フシギだ。

アカデミックなことはわからんので、
たぶん、おそらくなんだケド、
ペースってものは
本能ってやつがあらかじめ総距離から類推して、スタミナを等配分して決めてる。
んじゃなかろうか。



というわけで要するに、
「じっさいにいま走るのは21kmちょいだけど、
42kmちょい走る視野を持って臨む」と。

そうすれば、それに適うペースで走れるんじゃね。という。

10km走る予定で12km走るのはつらいけど、
15km走る予定で12km走るのはつらくない。
ともちょっと似てるケド、まあ措く。



「速いペースで走ると、調子がグンと上がる」は、
オリジナルでもなんでもない、ごく一般的なこと。
実はおれがそれを体験、実感したのはつい最近で。

それまではハナから迷信として、
「そんな手品みたいなことあるわけねーじゃん」
ぐらいにおもってた。

カラダにいい刺激になるのか。思考回路が変わるのか。気分が変わるのか。
よくわからない。
全部当たってる気もするし、全部外れてる気もする。

んだがとにかく、
前と後で、スコーンと別のステージにワープするいきおいで、レベルがアップする。
これがまた、ものの見事に。



いかんせんまだ経験不足なので、
もう少し裏づけというか、確信がもてたらあらためて。

いまのところ言えるとしたら、
「どのタイミングで、どのくらいのキョリを、どのくらいの強度で」
がすごく大事だという
アタリマエなことぐらい。

いや、マジですごく大事なことなんだケド。