キクチヒロシ ブログ

絶滅寸前の辺境クソブログ。妄想やあまのじゃく。じゃっかんのマラソン。

月間走行距離について1

何度か「いずれ触れる」などと言ったきりの
月間走行距離のこと。
自分の考えと、取り組み方をまとめておく。

○走歴3年ちょい、フルPB3時間20分台程度の40手前オトコが、
○おのれの経験と感覚のみを拠りどころにした、
○あくまでこれを書いてる現時点での考えだ
と、エクスキューズも忘れない。



このエントリーは、いちおうコレ(↓)の延長線上にある。
ぜえはあ、する―2013年度のジョグ目標、方針 (2013/05/08)

いちがいに距離だけについて言うのはムズカしい。
トレーニングの強度、頻度、
あるいは走歴や素質、意欲とかとからみ合うことなので。

んだが、ムリヤリ切り離して結論を先にいうと

「多けりゃいいってもんじゃないが、
少ないより多いほうがそりゃいいに決まってる。
あと、最低限の相場ってもんがあるはず」


ということ。



まず、反論からしちゃう。
何に対してかというと、
世間でそれとなく言われてることに対しての、反論。
2つある。



その1。
巷間まことしやかにささやかれてる
「サブ4なら月間200km以上、サブ3.5なら250~300km以上」

情報の受け手が明確な目安を求めてて、
それに応えたいという気持ちはわかる。
でも、よくそんなテキトーなことがいえるなとおもう。

ソース、おれ。



初サブ4(走歴1年半、2011年11月つくばマラソン)の直前3ヶ月。
8月90.8km/9月223.3km/10月72.3km/(当月)11月133.193km

初サブ3.5(走歴2年弱、2012年4月かすみがうらマラソン)の直前3ヶ月。
1月180.5km/2月168.6km/3月184.8km/(当月)4月252.135km

※ いずれも本番レース含む。



「おれ全然練習してねえよお」
と、テストの日の中2みたいなことを言いたいのでは、ない。

「おれって素質あるじゃないですか」
と、鼻の穴をふくらましたいわけでも、ない。
だいいち、おれに素質がまったくないってことは、
おれ自身、誰よりもいちばんよくわかってる。

むしろ、よくこんなの恥ずかしげもなく開けっぴろげられるな
ぐらいの、練習の少なさ。



こんな走行距離なのに、サブほにゃららを達成した。
何を言いたいかというと、
トレーニングのメニューを考えた。
ということ。

まあ、「考えた」ってほどでもないんだがな。

速いペースで走るかとか、
長い距離を複数回走って慣れとくかとか
そんな程度。



何らかの到達目標があったら、
どうやったらそこにたどり着けるか、
多かれ少なかれ考える、よね。

おれは距離が大したことないから、
少しでも中身を濃くするしかなかった。

そういうのを全部すっ飛ばして
「サブ4なら月間200km以上、サブ3.5なら250~300km以上」
などとバルーンを打ち上げる。

だいたい、そんなに走らなくても達成できてるし。



ネットをみるとたまに、
「月間300とか400km走っててPBが4時間台。
今度のレースではサブ4したいです」
という人がいる。

おれがこの人だったら、
「人並みの倍ぐらい走ってるのにできないのは才能がないんだ」って
自信なくしちゃうか、
「まだまだ努力が足りない」ってがんばりすぎて
ケガしちゃうか、どっちか。

これって、ふつうの感覚だとおもうんだけど。

それをおもったらとても、
サブは200km以上とか、無責任なこと言えない。ふつう。



サブ4はだいたいキロ5分40秒ペース。

で、たとえば
サブ4したいからって今まで月間150kmだったのを
月間200kmに増やすとする。

ただ、その人はいつもキロ7分ペースで練習してるとする。

それ、300km走ってもサブ4できないでしょ。
絶対できないとは言わないが、ベクトルが違うでしょ、と。

漢字検定の1級に受かりたいのに、
中学校で習う漢字ばっかベンキョーしてるようなもんでしょ、と。

こう書くと「アタリマエじゃーん」なんだが、
じっさい、わかってないから距離だけ重ねちゃう。

それはその人が必ずしもいけないんじゃなくて、
(ちょっとはじぶんで考えろよとはおもうが)
気づかせる伝え方をしないほうがいけないでしょ、と。



そういう意味では、
この本の伝え方は秀逸。


前にも取り上げたことあったな。
ただし○○にかぎる(2013/02/18)
フォローするわけじゃないが(2013/02/19)

はっきりと明示はしてないものの、
「このぐらいのラインならサブ3できる素地はあるはず」
って、走行距離ベースではなく実力ベースで記している。
逆にわかりやすい。
1000mメートル×7のインターバルを
キロ3分45秒、5分半まわしでできるようになったら、
いよいよペース走に取り組みましょう
(文面はおれの記憶頼りなので違うかもしれないが、内容は合ってるとおもう)
とか、
キロ4分、6分まわしがやっとできる
いまのおれなんかはえづいちゃうぐらい高いレベルなんだが、
現実ってそんなもん。



あ、長い。
本題に入らぬまま、
「まずは反論」とかいって、
それも1つしか挙げないまま、

これ、続けます。