キクチヒロシ ブログ

絶滅寸前の辺境クソブログ。妄想やあまのじゃく。じゃっかんのマラソン。

座右の銘さがし

「座右の銘は何ですか?」って聞かれて、
ちょっとカッコいいこと言って、
クドくない程度にうんちくを垂れちゃったりして。

「これって小林一茶の『ナントカ』って句集にあるうたで」とか
「スタインベックの『怒りの葡萄』の一節でさあ」とか
「論語、なんだけどね」とか、

よくわかんねえけど。

そんなことをぬかすシブいオトナになりたくてさいきん、
自分の座右の銘を考えてる。
というか、探してる。
よそ行きな、やつ。



とりあえずのよそ行きだけに、
シャレオツであればいい。
おれが座右の銘だって決めれば、なんでもそれが座右の銘だ。

「ラッキーカラーは黄色」って決めて、
つねに黄色を意識してれば、
そりゃいつかはラッキーなことにも出くわす。

でも、そのとき
「やっぱ黄色はラッキーカラーだね!」
とおもったりもする。邪気0%で。

そういう、信心。



座右の銘って、位置付けが難しい。

対象が個々の事象ではなく、なんとなく人生全般を含んでいないとだし、
努力目標とか行動指針とか、そういうのともなんか違う。

「生き方」といえばいいのか。
「わが人生の到達(見込)地点」といえばいいのか。



そもそもこのブログってさいしょ、
「きょうの名言」というタイトルだった。

有名無名とわず、
ゾワッゾワッとおれの心をくすぐった言葉を1日1個挙げていこうではないですか、と。
そんなテーマなら、まいにちブログ書きそうだし、
検索にもかかりやすくてアクセス数が安定的に稼げるんじゃないか。
などと。

身の丈に合わなかったのか、
ほぼ何もしないまま、いつの間にか
なかったことになったんだけど、

その名残は、カテゴリーリストのいちばん上に、わりと燦然と輝いてる。
それなりのエントリー数もしてる。



そうだ。
このブログから探しゃ、いいんだ!

と以下、「今日の名言」カテゴリーの主題をズラッと並べてみる。
本文が気になるイカレ気味の方は
右のカラムか、2、3行上のリンクからどうぞ。

古い順に、102ケもある。



・野球は興行だってこと、わかってんのかなあ
・なおる
・1回だから失恋なんだな
・梯子を外すタイミングを準備している
・TVだから

・世界平和のために投げなさい
・ぼく、こういうの弱いんです
・いればいい
・野球が9回だということが、わかる気がします
・どういうものか、考えなければならない

・いま思いついちゃったんですけど
・シロートのように考え、クロートとして実行する
・先生なんか何年かかったと思ってるの。お前なんかまだまだや。頑張りなさい
・よしおが出てきたときは、リアルにヤバいとおもった
・言ってることがムズカしいんだよ

・ぼくはナンバーワンになりたい人
・「アップセット」だと勘違いしていると大変
・そうじゃないのにねえ…
・四国の猿の子猿ぞわれは
・また柔らかに投げ返してくる。

・禁止されてるとこ以外、ぜんぶ。
・お仕事行かないの?
・忙しいところ申し訳ないですが
・好きな人は呼び捨てにしていい
・ないですね。

・2人ともシンドかった
・トン、スー、トン
・3手先を読む。3日先を予想しない
・嫁がほしいなう
・するどく結晶しきって

・経験数が1ケタ足りなかったりします。
・こんなことまでして勝ちたいのかとか
・暗いと不平を言うよりも、すすんであかりをつけましょう
・解説者の真髄
・いいか、インターネットよりも女のオッパイのほうがすごいんだ。

・メールは手紙よりも電話に近いツール
・今日もせっせと、トイレをピカピカにする
・何年もできるぞ
・水泳の楽しさを広めるのはメダリストの義務
・破壊してったって、優しくやったげなきゃさ~

・オレのボール当てるんだぜ
・世代交代の波
・あんたが落ち込んだって
・彼の後姿は淋しいですが、心中満足で一杯です
・すでに きみは こんやくの人であつた

・もちろんあだ名に決まってますっ
・ちゃんとわかってるわいな、相手が
・きょうの試合は一生忘れないぞ
・どうか皆さん、お願いします。私を日本一の監督にしてください!
・殴り方うまいだろ。以上。早く帰れ。

・あすこ!
・みんなちがって、みんないい。
・可愛い顔をして寝とるね
・正直いって負ける気はしなかった
・ベストを「尽くす」

・神様スペック
・そんなことはもうどうでもいいのだ
・どこ見てんのよ!?
・悟りといふ事は
・僕が暴投してもボールを拾いにいってくれる。

・しかし、考える場合はどうだ。
・「好きになるのに理由はあるのでしょうか」といって微笑んだ。
・勝てないとこういうことになるんだ
・当店はチェーン店ではありません
・人の上に人をつくらず

・礼儀正しかったから
・芸がねえからさあ
・どんどんすてきになってね。
・能力を授けられた者として
・もういいよ。疲れるから。

・あますところなく
・ばかやろう、なんでもっと早く言わねえんだよ
・くたびれたとき、わたしらは/どこへ腰かけ、どこへねよう。
・右で書いたら全部100点
・君は君らしさを見つけて強くならなければ駄目だ

・最高試合
・そうでなかったら毎日休ませる
・ファミリー野郎
・ウソをついたほうがいいこともある
・いまから14年前、3人のピッチャーが

・守りに入ったクリエイティブがつまらない
・「恩師は末代までの誇り」って言ってくれてね
・匂いをずっと嗅いでたい。
・しかし、どんなに頑張っても・・・
・春と夏だけ、聖地を届けて下さる

・やっぱむちゃくちゃキレイでしたか?
・面白いと、読みやすいは、違うんだよ?
・とにかく披露したがる。
・ワシにはこの作品を審査することはできんのじゃ
・往路キャラと復路キャラ

・人体の密閉機能ってすごいよね
・暗闇のなかでも夢を持つことで
・20年後に展開されるであろうレースをしてみたかった
・バカのフリしてる
・カラダに自信がないの?

・目を閉じればいいのだ
・男気を感じたいだけなんだ
・チョーテー
・で、いまその犬を抱きながら
・諦めるまでおよそ30秒

・ベンキョーだけしてりゃいいなんて、ラクだね。
・きのうのドリフみた? って聞かれて




あらためて見直してみると、
ほんと、おれって天才だよねとおもう。
他人の言葉の寄せ集めにしろ、
ラインナップがすばらしいとしか、言いようがない。
どうやら。

とくに下の5つなんかじゅうぶんに、なりうる。

・暗いと不平を言うよりも、すすんであかりをつけましょう
カトリック教会のスローガンかなにかだったかな。
文庫本のあとがきにあった言葉。

・みんなちがって、みんないい。
金子みすゞの詩の一節。音読するだけで涙腺がぶわーっ。

・そんなことはもうどうでもいいのだ
ブルーハーツのうたの一節。直前に「誰かに金を貸してた気がする」。

・暗闇のなかでも夢を持つことで
高橋尚子が東京国際マラソンで復活優勝したときのスピーチだったな、確か。

・バカのフリしてる
クライアントの担当者を指して、ボスが言ったこと。



ここには出てないし、
まったくのおもいつきだけど、こんなのも大好きだ。
・僕の前に道はない僕の後ろに道は出来る(高村光太郎「道程」)
・大統領や総理大臣には代わりがいるだろうがオレの代わりはいないんだ。(星新一)
・悟りといふ事は、如何なる場合にも平気で生きて居る事であつた(正岡子規『病牀六尺』)

おっと。
なに、マジになりかけてんだ、おれ。



ただ。
なんである。

たとえば、
「座右の銘は?」って聞かれて、
「バカのフリ」って答えたっていい。

じっさい、そうとう芯を食ってるともおもう。

なんだけど、ここで求めてるものとは
ちょっと違う。

あくまで、
ちょっとカッコいいこと言って、
クドくない程度にうんちくを垂れちゃったりして。
シブいオトナになりたくて
なんである。

そのためのアクセサリーになりうる、
重さとか、
コムズかしいイメージ(ホントにイメージだけでいい)が
プラスアルファとして、欠かせないんである。



少し前まで、Facebookのプロフィルには
「買わない宝くじは当たらない」
って書いてた。

これもじっさいそうなんだけど、
座右の銘というよりむしろ、行動目標だったり理念だったりする。
「好きな言葉」の範ちゅうを出ないものだったりする。

あまつさえ、言い方。

おんなじ意味だとしても
「運はそれをつかみに行っている人のところにのみ訪れる」(超テキトー)とか、
もっと言いやすく「必買レバ掴当籤ナリ」(超テキトー)とかなら、まだしも。



という座右の銘さがし。

探すことじたいがおもしろそうなので、
ちょっと気にかけつつ生活してみる。

いずれ経過(あるいは結果)報告でも。