かすみがうらマラソン総括のラスト。
気づいたことなど、後学のために。
→まずは結果から(2013/04/21)
→トンネルを抜けると、そこは絶望感だった(2013/04/22)
→軽犯罪法違反?(2013/04/22)
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おおむね、去年とおなじ。
「距離表示がわかりづらい」
「人多すぎ」という。
→注意点とやったほうがいいこと―2012かすみがうらマラソン(2012/04/27)
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補足すっと「距離表示」については、
ちょっとは改善されてたかも。
というより、
「“もうすぐ○○km”が立てつづく」
と知ってたぶん、
あまり気にしなくなった
だけかもしれない。
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かたや、「人多すぎ」。
エントリー数は去年とおなじだけど、
ボストンマラソンのクソバカシネカスや悪天候の影響で、
実際の出走は去年よか少なかった。らしい。
→テロ警戒?寒さ?かすみがうらマラソン参加者減(YOMIURI ONLINE)
でも、会場にいた身としては、
水たまりやぬかるみがデッドスペースになったり、
めいめいが傘をさしてたりする関係で、
「去年よか混んでるなあ」が、実感。
いずれにしろ、
会場にいる人間の数と、
会場の広さ、コースの幅、スタッフや設備の数
との釣り合いがとれてない。
明らかに、オーバースペック。
あ、オーバースペックってのは逆か。
キャパオーバー、だな。
明らかに、会場のキャパを超えてる。
さらに3割減で、やっと満杯。ぐらい。
指摘されてる会場のいくつかの問題点は、
だいたいは定員をもう少し絞れば、
一発クリアなんじゃないか。
会場のアナウンスで
「東京、大阪に次いで、国内では3番目の規模」
と誇らしげだったが、
「規模がデカけりゃいいのか?」
って、いわくいいがたいイワカンはあった。
不満ではなく、イワカンね。
あくまで。
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コレ、たぶんに色メガネなんだろうが
参加人数と、マナーやモラルは
きれいに反比例する。
いくつかの大会をみてきたかぎり。
人が増えると、クオリティーが下がる。
立ちション、ゴミ投げ捨てはきのうの
「軽犯罪法違反?」で触れたとおり。
今回はネットの書き込み。
RUNNET(ジョギングのSNSね)の
書き込みを見ると、もうなんていうか、
王様の坩堝ナワケ。
ルツボ・オブ・オーサマ・なわけ。
「アンタ、ナニサマのつもり?」→「王様っ!」
みたいな。
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確かに、
荷物預けの手際はちょっとよくなかったかもしれない。
預け時も受取時も。
会場の導線も、再考の余地があるかもしれない。
でもそれとこれとは、別ね。
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たとえば、
荷物置場が雨ざらしなので、
けっか、袋が破れて浸水し、
預けたものがボトボトになって戻ってきた
という不満があった。
バッドラック、ザンネンデシタとしかいいようがないが、
それは不満出るのもわかる。
わざわざSNSに書き込むひつようあんのかね、はさておいても。
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シマツに負えないのが
「雨が降るという想定で、会場の準備するもんだろ。それもしてねえのか、タコ」だの、
「ロッカーのカギが合わないって言ったら、何分も待たされたあげく違うロッカーって言われた。スタッフなのにそれもわかんないってどうなの? ぷんぷん」だの、
「更衣室の地面もブルーシート敷いてあるだけだから、ぬかるんでたじゃんか。着替えづらくってしようがねえわ、板敷けよ」だの、
「もう、出ません」だののたぐい。
おれの意訳がそうとう入ってるけど、
ニュアンスはそう外れてないはず。
「アンタ、ナニサマのつもり?」→「王様っ!」ってたとえはコントみたいだけど、
こんな調子でガチだから、ビビる。
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「あのう、1つよろしいでしょうか?」と神戸美和子なていで。
「マジ、バッカじゃねえの!?」
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会場で確かに「あれ?」ってところはいくつかあったけど、あくまでイワカン。
をくり返す。
定員をもう少し絞れば、おおかたのもんだいは一発でクリアになるとおもう。
をくり返す。
天気はただの運、でしょ。
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おっと、このままでは不満ぽくていかん。
軌道修正。
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最後に、個人的な総括。
自分にとってはザンネンな結果で、
「走るのやめちゃおっかなあ」
などとほざいたりした。
不甲斐なくてしようがなかった。
でも走り終わって2日。
ちょっとアタマを冷やすと
やめるどころか、
「かすみがうらの借りは、かすみがうらで返す」
と新たなやる気が出てきてる。
やめるの、やめる。
というより、やめられない。
だって、まだ走るの楽しいもの。
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あとなにより、
おれはかすみがうらマラソンの
折り返してからの湖畔のあの感じが、好きだ。
沿道で応援してくれる地元の人のあのフンイキが、大好きだ。
その1点だけで、
来年もぜったいに走ろうとおもう。
ぐらいの価値。
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カラダのダメージ。
フルマラソンを走るとふつう、
フッキンの下のほうが痛くなる。
丹田の奥っていうの?
かたや、脚はダメージは受けても、さほど痛くはならない。
ところが今回、
右ヒザがちょっとイワカン、フトモモとヒラメ筋(ふくらはぎの下)がチョー筋肉痛。
肩も凝ってる。
フッキンはなんともない。
という、
「いかに脚だけに頼った、バランスの悪い走りだったか」
の百聞は一見に如かず状態に。
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そんなわけで、
「新たなやる気」は確かだが、
少なくとも、いまの筋肉痛がひくまで、
走るのは控えようと決めた。
そのうえで、
「走りたくてしようがねえ。いても立ってもいられねえ」
ぐらいほとばしったら、ふたたび走る。
ショゾン。
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今シーズンの総括や来シーズンの方針は、
つづけて、またおいおい。
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最後の最後。
カンペキに、余談。
ゴールしてスマホのNikeのアプリをストップしようと画面に目をやると、
会場のほうに住んでるおじから、不在着信2件。
おれは直感する。
「むむ、ヤツはかならずココにいるっ!」
おじをゴルゴ、自分をゴルゴに狙われてる人に見立てて、
脳内ゴルゴごっこ開始。
ドリンクだの記録証だの参加賞だのをもらい、
荷物を取りに並びながら、
コールバックしようとスマホを取り出す。
すると人ごみの中、
30m先に、ゴルゴ発見。
おれは白々しくデンワをかける。
それに合わせて30m先で、
ゴルゴはデンワをとってやがる。
「あ、おじさんデンワくれた?」
などと白々しく。
「おお、ヒロシくん。今どこ? とりあえず寒いし、ウチで風呂でも入ってけば。あと、昼飯も食ってないでしょ」
「おじさん、とりあえずちょっと先で紫のシャツを振ってる奴、いるでしょ。こっちこっち」
*
あとで聞いたら、当日の朝
おれの母にデンワで確認して、
クルマで来てくれた、らしい。
んもう、おれに直接
スタート前にでもくれればいいのに。
ベリー・うれしありがたい・サプライズ・オブ・ゴルゴ。
風呂は温かかったし、
飯もたらふく食わせてもらった。
それなのに、
ヤツだのゴルゴだの言ってんじゃねえぞ・オブ・おれ。
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