かすみがうらマラソン。
→まずは結果から(2013/04/21)
のつづき。
タイトルは前エントリーの内容よろしくネガティブだけど、
そんなつもりはさらさら、ありまっせーん。
ここでは、
当日の行動とレース経過の記録でも。
いちおう、お約束のジャーンも(↓)。
====
ネットで3時間30分32秒。
お約束は守んないとねっ。
*
<スタート前>
4:30起床
・起きてすぐトイレ。飯を食ってトイレ。の2毛作体制。仕事のある平日でも家を出るまでに3度は行くのに、なぜか少なめ。
・朝飯は焼いた切り餅3ケとみそ汁。カップ1杯の水。(板橋cityでの反省を踏まえて最低限に)
→ケーズは10kmの合言葉(行動記録)(2013/03/26)
・ユニフォーム上下(上はタンクトップの上に半袖T。寒ければそのまま、そうでもなければタンクトップで走れるように)、ゲイター(モモ&ふくらはぎ)、ひざサポーター、ガーミンヌは身に付けてゆく。
・擦れ防止クリームは家で塗っていった。
・ビーチクにバンソウコウ、という初の試み。けっか、大成功。
・雨&寒さ対策をどこまでするか、出る直前まで迷った。けっきょく、荷物の軽量化を最優先。
特に早起きはしなかった。
アメ、カゼ、さぶいの3拍子がそろってたが、強引にプラス思考した。
そういえば、フルで雨ははじめてだ。
持ちもの
着るもの=キャップ、グラサン。
持って走るもの=スパイベルト2ケ(iPhone用と補給ジェル用)、ジェル2ケ、アミノ酸アメ5ケ。
ほか=荷物預け用具一式(カード&ビニール)、定期、財布、家にあるビニール袋(小)をありったけ。スタート前、ゴール後に摂るジェルを各1、予備のバンソウコウ、くつ下の替え2足、タオル大小各1、100均にあるようなレインコート、折りたたみ傘。
ちなみに、迷ってやめた雨対策は、
・レース用のシューズを持参(履いていくのではなく)。
・しかもビニールで覆い、スタート直前まで靴下のようにつけて行動。
着るものはすべて前日に
防水スプレーをプシューッと念入りに。
あとこういうときつくづく、
ワセリンって、要るな。。。
5:30家を出る
・6:04地元駅初の電車に乗るモクロミ。
・駅まで徒歩20分。
・駅でSuicaのチャージとトイレをするため、少し早めに。
クツは家を出てしばらく歩いて、もしヤバかったら戻って替えよう
とおもったが、ダイジョブそうなのでそのままGO。
・電車。発ベースで。6:04地元駅→6:30代々木上原(千代田線)→7:23松戸(常磐線快速)→8:06土浦→会場まで流れに沿って歩く。大混雑でだいたい20分。
去年同様、
「上野で常磐線に乗ったってどうせ座れないし」と、
千代田線直通で松戸までひっぱる。
北千住を過ぎたあたりだったか、
地下鉄から地上に出ると窓の外は横殴りの雨。
という絶望感。
常磐線は雨のせいか、去年より空いていた。ギリギリ座れない、ぐらい。
トイレは松戸で一度。「上野から土浦までの途上」という意味では中途半端な場所なのに、大のほうはマラソンルックな人で大行列。
8:30ごろ、会場着
・まず、野球場内の入ってすぐのほうの仮設トイレへ。
・去年もおなじ場所が空いていた。今年も並ぶことなく入れた。
・会場のレイアウトが変わったので、様子を知るため&カラダを温めるために歩きまわる。
・野球場→陸上競技場→荷物預けとまわり、野球場のテント群わきで傘をさしながら着替える。
・9時ごろ、野球場内だが荷物預け寄りのほうのトイレへ。5~10分並ぶ。
・その後すぐに荷物預けの行列へ。
・行列は野球場の真ん中へんまで連なってた。
・行列は野球場の出口通路が狭い&でっかい水たまりで渋滞を起こしていた。
・荷物預け所の広場もぬかるみ&大混雑。
・荷物を預け終わる前にスタートの10時になるという、前代未聞の大悪夢。
すべて自然相手なのでしようがない。
荷物預け所ですっぽりかぶれるビニールを配ってて、たいへんありがたかった。
荷物預けでジャンパーを脱いでから
スタートラインを越えて2kmぐらいまで、
放送禁止なぐらいマジでがたがた震えていた。
気温5℃、雨のうえに風速3mだとかで、体感はほぼ0℃。
ナルホド。
10時にスタートラインに並べなかったけど、もろもろのアクションはほかのレースよりだいぶ早めに起こしてるし、これ以上早めることは現実的に不可能。自然相手なので、しようがない。をくり返す。
*
おれはBゾーンスタートだったが、そこまで行くことはムリ。
荷物預けのすぐ外までスタートの行列があり、
進みはじめてたので、とりあえず入り込む。
しばらく進むと「(ここから)Gゾーン」などと。へこむやらアセるやら、軽くパニック。
どうしてかというと、
かすみがうらにかぎらずマラソン大会って
スタートから3kmぐらいまで人が多すぎて自分のペースで進めないもの。
加えて、だいぶ後ろのほう、
というかほぼ最後方だったので、
輪をかけてペースが遅い。
1km地点で横の人が
「7分ペースだから、このままいくと5時間切れるいいペース」
と話してるの聞いたときは、
卒倒しそうになった。
スタートラインまで9分24秒。。。
ま、それもこれも自分が悪いんだけどね。
*
<レース経過>
ここまでですでにクソ長い。
というか、もうこの時点で
物理的にも精神的にも
レース終わっちゃった感じなんだが、
とりあえずつづける。
※タイムは左がラップ、右がトータル。カッコ内は1kmごとのラップ。以下同。
※上記ジャーンのように、かすみがうらは「グロスタイム(オフィシャルタイム)」「ネットタイム(プライベートタイム)」ばかりか、「5kmごとのスプリットとラップ」「ハーフの通過タイム」まで知らせてくれる得がたい大会。
※なんだが、タイムは手もとのガーミンヌに拠る。これとにらめっこしながらレースを走ったからだ。ガーミンヌのトータル距離は42.45km。
スタート~5km
25:25/25:25(5'36"、5'10"、4'58"、4'45"、4'56")
スタートラインを越えたところで、
気持ちを入れ替える。
「とにかく3時間10分台でここに帰ってくる」と。
5kmぐらいまでは歩道と車道の
空いてるほうを走った。
歩道←→車道の移動で
ぴょんぴょん跳ねたりしたツケは
たぶん後半払わされたんだろう。
序盤はキロ4分50秒前後でいく
が、レース前の想定。
こうやってラップを見直すと、
その割には3km以降も遅い。
常磐線の最初の陸橋、
つづく1kmぐらいの上り坂で
「きょうはやけにカラダが動かないな、重いな」
と感じた。
でも、つくばのときもそれで
20km過ぎから軽くなったので、
そういうものだ、と割り切ってた。
このレース中、カラダが軽くなることは
ついになかったわけだが。。。
5~10km
24:06/49:31(4'54"、4'54"、4'55"、4'31"、4'52")
5kmで25分30秒ぐらい。
想定はしていたが、遅いので
ペースアップを試みる。
でもペースはなお変わらず。
8~9kmだけペースが上がってるが、
コースは平坦だし、よくわからない。
*
あ、言い忘れたけど、
1km地点と7km地点の常磐線の陸橋、
2~3km地点の上り、
15kmの谷、
ハーフ過ぎの下りと坂があるが、
神経質になるひつようはない。
10~15km
24:37/1:14:08(4'54"、5'01"、5'01"、4'54"、4'47")
相変わらず。
15km「谷」の上りでは疲労度が測れる。
この時点でわりと必死なようだと
けっこうキツい。
フルではおれはいつも、
15~20kmぐらいで一度、
身体的にも精神的にも
デッドポイントのようなものが来る。
「まだ半分いってねえのかよ、長えな」
みたいな。
で、すぐに気を取り直して、
フォームチェックをする。
あ、この余談、
15~20kmで書くべきことだよな。
15~20km
24:36/1:38:44(5'05"、4'54"、4'58"、4'51"、4'48")
とくになーし。
と「スクール☆ウォーズ」川浜イチのワルの練習日誌
なていで。
この10km、
4分50秒前後どころか3度も5分かかっちゃってるシマツ。
「どこかで切り替えなきゃ」
「もうすぐカラダも軽くなるはず」
とおもってる。
20~25km
25:54/2:04:38(4'59"、6'27"、4'53"、4'45"、4'50")
ハーフ過ぎ。下り坂の手前で、
チェンジ・オブ・ペースのスイッチとして
ガマンできないわけではなかったが、
あえてトイレへ。
戦略的トイレ。
なんか、かっけえ。
なんだけど、
待ちのタイミング悪く、3分のロス。
にしても「6'27"」ってのは速すぎる気もする。
直後の下り坂でバカみたいにダッシュかましたんだが、
にしても。
25~30km
24:27/2:29:05(4'58"、4'44"、4'49"、5'02"、4'54")
ここも相変わらず。
「32kmから祭りを始めるために、
パワーを貯めてんだよ」
と自己暗示的なプラス思考。
いっぽうで、もう1人のおれは
「ほんとはそんなパワー、残ってないでしょ」
にうすうす感づきはじめてもいる。
*
とくに折り返して湖畔の生活道路に入ってから、
沿道の応援が身にしみる。
今回のヒット(↓)。
私設エイドで子どもが
ハッサク(?)みたいな柑橘をくばってる。
「この子が朝早く起きて、
はりきって皮をむいて、
袋をはがして、
そしていま、雨に打たれながら
配ってくれてるんだよなあ」
などと想像しだしたら、
泣きそうになった。
30~35km
24:26/2:53:31(4'48"、5'01"、4'44"、4'57"、4'56")
きのう書いた
“おのれに絶叫”は
このあたりから。
まったくペースが上がらない。
なのに失速すら、しない。
内面は、絶叫の怒り的な調子ではなく
「何で?」と戸惑いに満ちあふれてる。
35~40km
24:46/3:18:17(4'47"、4'56"、4'58"、4'59"、5'06")
35kmでもう一度、おのれに絶叫。
でも、ここが限界だったらしい。
と、いままとめてて気づいた。
ペースはグングン落ちてゆく。
「もう諦めちゃおっか」
「いや『本気を出し切る』って課題だけはクリアしないと」
「こんな記録ならリタイアしてもいっしょだな。なかなかそんなチャンスもないし、してみよっかな」
「まだサブ3.5は可能だぞ」
とか、
よいカツオくんと悪いカツオくんが、
脳内で入り乱れる。
33kmぐらいで
右のひざくんが抜けるような、
ありがちな痛さが襲ってくる。
でも、
「練習不足のたまものじゃんか」
と考えて無視することに決める。
脚をかばってかえってどこか痛めてもイヤだし、
「痛さに抗って全力を尽くすのが、
おれの最後の矜持である」
などとクサい言いまわしをおもいつき、
マジで「そうだ! そうだ!」
と逆に気持ちを高ぶらせるシマツ。
カラダはぜんぜん動かねえくせに。
40km~ゴール
12:17/3:30:34(5'08"、5'07"、2'02")
その流れのまま。
誰かに抜かれても、もう追いすがれない。
競技場に入ってから50m。
後ろからダッシュしてくる人がいたので、
あ、そうだって、そこだけダッシュをキメる。
もとい、
キマらないダッシュを、キメる。
そんなこんなの3時間30分32秒。
でしたとさ。
まだまだ、つづくっ。
ありがとうございます!
アナタのワンクリックにいつも元気づけられてますっ。