ジョグ(ジョギング)っていう言葉の意味がわからない。
というハナシ。
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広義、などというと堅苦しいことになってしまうが、
アスリート、競技者なんていうレベルではないおれにとって、そもそも
すべてのランはジョグなんである。
「すべてのラン」ではあまりにあまりなので、
もうちょっと幅を狭めるとしても、
○LSD=不快なほどゆっくり走る。ロング・スロー・ディスタンス。
○レースペース走=フルマラソンのペース以上の速さで走る。
以外は、ぜんぶジョグなんである。
レースペース走の場合、5000、10000、ハーフとそれぞれペースは異なるけど、
「がんばって走る」な範ちゅう。と強引にからげる。
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狭義、
などとふたたび堅苦しい物言いをしてみる。
狭義では、LSDとレースペース走の中間にいくつか、階層がある。
eアスリートの本にならったネーミングに自分なりのカテゴライズをまとめると、以下。
○低速ロング=わりと気楽に、じっくり長い距離を走る。
○ロング走1=ハーフ以上の距離を走るときのゆっくりバージョン。
○ロング走2=同、速いバージョン。
(1だの2だのといった数字は、あくまで説明的なもの。ふだん、そんなこと考えるわけない)
これらは体調や目的によって、まったく意図が違う。
たとえば、
走り込みの初期だったり、
「ある程度のスピードでロング走をやるプランだったけど、ちょっと疲れがたまってる。でも、きょうはこの練習ははずしたくないからちょっとペース落とそう」(説明なげえ)みたいなときにやるのがロング走2。
でも走り込みの初期だったら、脚慣らし目的、
「(説明なげえ部)」だったら、体調管理(やじゃっかんの見栄っぱり)目的
といったように。
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もうすでに、種類が多くてややこしい。
狭義、だとしても、これらをジョグで片づけるのはムリがある。
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ところで。
今年の仕事初めからなるべく朝走るようにしている。
もちろん3日坊主で終わるおそれ、も織り込み済み。
眠いし寒いしもあるが、なにより続けることが大事なんだって言い聞かせ、
そのためにペースには固執しないよう心がけている。
それとて
キロ6でやるときもあれば、キロ5を切るペースで流すときもある。
流し代わりにラスト1キロを3分台に上げるときもある。
ひとからげにするのは、やっぱりムリがある。
という、文末「ある」、まさかの3連発。。。
ますます、ややこしい。
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どうしてこんなことを言うかというと、いま
「自分なりにカンペキにカスタマイズしたジョグ日誌のフォーマット」
をつくろうともくろんでいるからである。
ジョグの記録には、数年前からジョガー用のSNSを使っている。
それはそれでとても重宝している。
だけど、
「日誌」という意味での一覧性に欠けてる
という1点で、
じゃあ自分で作ったほうがおもしろいかな
とおもっちゃったんである。
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ここでいう一覧性とは、
距離やらタイムやらのほかに
自分のモチベーションやら調子も加味して
一定期間内(週単位だったり月単位だったり)の流れがつかめること。
数値化なり記号化してグラフにするのは、
Excelなんかでワンタッチでできる。それとは別の
もっと、自分のためだけに真に役立つもの。
「なんでこの時期にこんなバカ速いペースで走ったのか?」とか
「なんでこの日は3kmで切り上げちゃったのか?」
みたいな背景が、なるべく一目でわかるもの。
そういう、
実感としての息づかいや血の通ったニュアンスを
一覧性として出すにはアナログな、
ノートにエンピツで書いていく日記帳に勝るものはない。
とおもってる。
「日記じゃなくて日誌なんだぜ」というギロンは、あえて措くとして。
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ハナシがだんだん、どんどん、ぐんぐん
袋小路に入ってきたので、停止する。
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日誌というものは、
「参考資料ニスル」という側面でみれば、ある程度の情報の緻密さが必要なんだが、
「日々、走って疲れたあとに書くめんどくささ」という側面でみれば、できるだけシンプルなほうがいい。
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だからまず、
広義でも狭義でもなんでもいいんだけど、
ジョグという言葉の意味がわからなくて、
おれはとっても困っている。
ということを言いたかっただけなんだ。