キクチヒロシ ブログ

絶滅寸前の辺境クソブログ。妄想やあまのじゃく。じゃっかんのマラソン。

速く走るより大切だとおもうこと―つくばマラソン

つくばマラソンを走ってきた。
3年連続3回目。というわけで、ジャーン。
前フリは、なーし。
====
2012つくばm
ネットで3時間21分31秒。



いきなり記録証を出しておいてナンだが、
レース日誌みたいなことは次のエントリーで。

次のエントリーがあったら、だけど。



今回、いちばん印象的だったのは、
マナー面のできごと。

なんとレース中、
唾をペッペしたり、立ちションしたりしてる人がいなかった。

少なくとも、おれは1人たりとも目撃してない。



去年まではコース脇の草むらとか林に駆け込む人が
けっこう見られた。

たまりかねてか、去年あたりから
大会パンフの裏表紙に
「唾ペッペ、立ちション、ボランティアへの罵詈雑言はやめましょう」
とメッセージが添えられるようになった。

そしたら今年は、1人たりともいなくなった。



いや、このマナー観、すげえことじゃね。

ニッポンて、まだまだ捨てたもんじゃなくね。
ぐらいの大げささでおもった。

大げさでもなんでもなく、
速く走ることよかよっぽど大切だとおもう。



たぶんに言い訳がましいんだが、
立ちションはともかく、唾ペッペはしようがない側面もある。
走ってる立場として。



たとえば
給水所でスポーツドリンクを摂ると、
自分にとってはビミョーに濃かったらしく、
口のなかに澱(おり)みたいなものが残ることがある。

それ、吐き出さないと不快でしようがないんだ。

みたいなきょくめん。
今回はそれすらみられなかった。

途中で「今回はマナーがやたらいい」に気づいたとたん、
沿道で応援してくれてる農家のおばあさんが
なんだか「唾ペッペKGB」に見えちゃった。

「不快度110%ぐらいまでの澱なら、
ガマンして飲み込んでしまえ!
やられるぞ!」

ぐらい。



なんだが加えて、
あえて言っちゃう。

「紙コップを道に捨てるたあ、どんな了見だよ」

学級委員に立候補するいきおいで、もう
いい子ぶっちゃう。



あれ、マラソン中継で超エリートランナーがやってんのみて
マネしてるとかなんだろうけど、

タイムとか順位がシビアに競われてるシーンでの
特殊に許されてるできごとなんだよね。

というか、許されてるかどうかもわからないんだけどねっ。



とりあえず、
つくばマラソンに出場した人のなかに、
そこまでタイムとか順位をシビアに求められている人は
1人たりともいないはず。

1人たりとも。
おれですら。

じゃあ、
用意されたゴミ箱なりゴミ袋に入れろよ、と。
てめえのタイムロスなんか、おれは知らねえよ。と。

てめえがカッコつけて捨てたしゃらくさ紙コップ、誰が拾うんだよ。と。



おれは今回ゴールしたあと、
短パンのポケットから、
捨てそびれた紙コップ2つとバナナの皮が出てきた。

「あんたたちもやんなさいよ~」
と学級委員なていで。



ん?
やってほしくないのか? おれは。



前はこんなこと言ったって、
ただのイチャモンめいた感じにしか
ならなかった。

でも、
今年の唾ペッペと立ちションの様子を見りゃ、
けっこうカンタンにできちゃうんじゃないか。

そうおもって、ついつい。