キクチヒロシ ブログ

絶滅寸前の辺境クソブログ。妄想やあまのじゃく。じゃっかんのマラソン。

あんま甘くみないように-川崎国際

先週の世田谷246ハーフから2週連続、
つくば前、最後の調整レース。
川崎市の陸上部中学生の聖地、等々力競技場。

という、2年連続の川崎国際(10km)。

10kmって走り方がよくわからない。
ので、練習の感じから、ムリせず41分30秒ぐらいでいけたらつくばに弾みがついていいな。
などとおもってたら。
ジャーン(↓)。
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2012川崎国際10km_m
ネットで39分39秒。
まさかの40分切り。
去年よか5分、伸びた。

というか縮んだ。

10kmで5分、ハーフで10分伸びた。
というか、縮んだから、
たんじゅん計算だと、フルで20分伸びる。
というか、縮むかも。



来週ねらってるタイムは、
いわない。

おもってるが、いまはいわない。

いうことによって、
自分の思考が硬直しちゃうとヤだから。

考えてることはいろいろあるので、
終わってからまとめて、いう。



とりあえず、先に表題。
走りだす前のあいさつでの、
志水見千子さんの言葉。

シミズミチコ。
モノマネのほう、ではない。
まだ日本女子がトラックで通用してたころの名選手。

ゲストとして会場の等々力競技場に来た。

「ハーフとかフルを走り慣れている人にとって
10kmというと短い、チョロいとおもいがちですが
あまり甘く見ずに、給水もしっかりして
ムリせず走りとおしてください」

みたいなことを言ってた。



これズバリ、
今回、おれが心がけてたこと。

去年、10kmなんてチョロいぜって
たいへんな目に遭った反省として。
粘るのはつまんねえ。 (2011/11/23)



おれは、
「全体をキロ4分10秒のペース走」と見立てた。
そうすると、41分40秒。

そのなかで、
最初の1kmは4'30"、次の1kmは4'20"と控えめに入り、
3kmから4'10"。
できれば、
6kmからペースアップ。最初の30秒の借金を返済して
少し貯金をつくり、41分30秒。

という想定。
ただし、たぶんに「ドラえもん」を含むんだが。
という想定。。。



なんにせよキモは、6km付近、
折り返して第三京浜までは鼻唄まじりで推移する
ということ。



ムダに長くなりそうなので端折ると、
作戦はうまく遂行できた。

こちとらはマイペースなのに、
スタートで飛びだしてって一段落ついた人たちが、
2,3kmでボロボロペースダウンしはじめる。
中間点過ぎから、イーブンペースの人たちも
ポロポロペースダウンしはじめる。

その人たちを拾ってるうちに、
こっちもどんどんテンションがあがっていく。

ペースアップのいちばんのモチベーションは、
前に抜けそうな人がいること。

好循環を重ねてるうち、
ゴールまで到達しちった。
そんな感じ。



この日は多摩川の上流から下流に向かって
6mという強風が吹いていた。
陽射しが強くて、気温も18℃もあった。



風がつおいとき、
よく、ほかの人について走るとちょうどいい風よけになる
といわれる。
でも、経験からして、
そんなつごうのいい人は、めったにいない。

つごうのいい人、とは、
うしろについても、自分とペースやピッチと合う人。

自分の走りを押し殺して合わない人につくよか、
向かい風用の走り方みたいのを用意して、
自分なりに走ったほうがいい
と、おれはおもう。



向かい風の走り方ってっても
おもいっきり我流かつ経験と感覚でしかいえないんだケド、

たとえるなら、
セカンドでひっぱる
みたいな。



風にあらがおうと
ローギアでムダにカラダに力を入れるでもなく
それなりに馬力中心で走る。

とはいえ、
タイムをロスしないようにと
ムダにスピードをあげて脚をつかう
なんてことはしない。
という。

まさにフルマラソン30kmまでの走り方の応用。

コレ、ふだんから向かい風とか坂を走ってると
しぜんに身につくとおもう。

脚をつかわずそれなりに馬力中心を具体的にいうと、
いつもよりちょびっと
腰を立たせる、丹田に力を入れる
を意識すりゃ、それだけでいい。



おっと、どんどん小径に入ってゆきそうなので、やめ。



話を戻すと、
最初の1kmは4'05"。
想定では4'30"。速すぎじゃんか。。。

なんだが、レース特有のアドレナリンだかで、
すごく余裕があった。

次の1kmはそれでも自重して4'12"。
想定では4'20"。まだまだ速すぎ。

実際のタイムとカラダの感覚がちょっと違うので、
後半まではもう、時計を見ないことにした。

「想定よりオーバーペース」というアタマが
カラダを支配しちゃうとヤなので。



前のセンテンス、
なにがいいたいかというと、
要するにいいわけをしたいだけなんである。

じっさい、想定よりオーバーペースだったけど
カラダも精神的にもすごく余裕があったからいいじゃんか、
といいたいんである。

それでもダイジョブだったのは
アドレナリンのせいか、
地力がアップしているからか、
それこそ10kmという短い距離だったからかは
わからない。

オチもない。

まあ、一週間後に向けて自信になった。
本番できょうみたいなコンディションじゃなけれりゃ、いいな。