キクチヒロシ ブログ

絶滅寸前の辺境クソブログ。妄想やあまのじゃく。じゃっかんのマラソン。

ふたたび母校でもない中学の同窓会に出た

先週の土曜に、小学校の同窓会に行ってきた。
母校でもない中学の同窓会に出た(2010/05/06)の第2弾みたいなもの。
きょうはいちだんと日記然としていく。

と、あたかも毎日のように更新しているかの口っぷり。

しかも最近、半年ごとに集まったりしてるから、
同窓会として第何弾かも、あやしいんだが。



1次会は中学の先生が何人か来るという。
それでずいぶん参加者が集まったらしいんだが、

小学校で隣町に引越しちゃったおれにとっては、
当然、その先生がたとの想い出は何ひとつないので、
2次会から。



そもそも何で、いけしゃあしゃあと
「自分が出たわけでもない学校の集いに顔を出す」
なんてことができるかというと
たぶん、
おれの出た小学校が、その中学での最大派閥だったから
なんじゃないかとおもうんだが、

このネタ、ムリヤリ理由を探してはみたものの
話が広がらなさそうなので、やめ。



おとといの同窓会には、40人以上集まったんだそうだ。

実は。
中学は隣の学校だったし、
高校は山奥にある私立に行っちゃったので、
彼らの中学入学以降の人生を、よく知らない。
同時に彼らも、おれの中学入学以降の人生を、よく知らない。だろう。

実は。
などと、もったいぶって言うほどのことでもないが、つまり、
そんなもん、基本的にキョーミねえんである。
お互い。



あ、テーマ見つかった。
「地縁って大事だよね」
ってこと。



同級生の1人に、いま岡山に住んでる女性がいた。
中3の2学期だか3学期だかに、ご両親の郷里である岡山に引越して、
今回、同窓会のためだけに上京してきたという。

もう、気合いの入り方が違う。

「おみやげなら、きびだんごよりナンタラまんじゅうがいい」
とか熱弁されたのはいいとしても、

「転校した瞬間に学校から『志望校を決めてください』て言われたんだけど、
決めるも何も、こっちはどんな高校があるかすらわからないっつうの」

みたいな意味のことを、
岡山弁をおれらにも通じるように
柔らかく通訳した感じで話していた。

その流れで出たのが
地縁って大事だよねってオハナシ。



おれが、自分が行ったわけでもない中学の同窓会に
いけしゃあしゃあと出るのも、
まさにそういうこと。

シャケじゃなくたって、
帰る土地ってどうしても必要なのだ。

学校は在籍したことがあれば母校となりうるが、
心のなかでその濃淡は、それぞれ異なる。

土地だっておんなじように濃淡があって、
たんじゅんに住んだことがあるからって、
「地元」になるわけではない。



おれは、子どもの教育方針
なんてエラソーなものはビタ一文持ち合わせていないケド、
1つだけ決めていることがある。

学校は、最短でも中学までは公立。
という。

ビンボーで私立にやる金がないとかはさておき、
たとえ、ウチの学区の小中学校(?)がヒドイ評判だったとしても、
ムスメがおれに似ず、超絶天才だったとしても、
おれが日給1兆円の超絶金持ちだとしても(おい、やっぱり一番の原因はビンボーかよ)、

「地元」をしっかりつくっておくことのほうが
大切だとおもうのだ。

大切だとおもうし、長い目で見てトクだともおもうのだ。



コレ、賛同してくれる人があんがい少ないんだが、
その岡山在住の同級生とは「うんうんそうだよね」ってなった。

つまり、それだけ、自分らの経験が苦かった
ということの裏返し、なんだろうな。たぶん。



しかも、その同級生。
まあ幼稚園とか小学校からの知り合いだから
顔は知っているし、家に遊びに行ったこともあるんだが、
大して仲がいいわけでもなかったし、
連絡先も知らなかったし、聞きもしなかった
という。

それでも何か共有するものがあるって、いいね。
同窓会って、いいよね。
というオハナシ。