キクチヒロシ ブログ

絶滅寸前の辺境クソブログ。妄想やあまのじゃく。じゃっかんのマラソン。

ゆっくり走る脚力

ずいぶん前にこんなこと(↓)言ったくせに、まったく触れもしてないので
何回かに分けて、今夏ジョグでやってることを確認してくショゾン。
じゃあそのためにどうすんの?
というのは、おいおい記していくつもり。大言壮語しちゃう、してみる(2012/04/30)

1回目は「ゆっくり走る」ということ。
距離を考えず、走る時間にフォーカスする
という取り組みなんである。

あ、最初にエクスキューズしておくと、
メニューの組み立てとか、自分なりにいちおう考えながらやってるけど、
専門的な知識とか科学的なコンキョがあるわけではない。

ですよ。

という。




いちおう前フリをしておくと、
きっかけは去年の秋ごろ
「3時間半で走りたいんなら、3時間半動き続ける練習が必要じゃねえか?」
とおもい立ったこと。

それまでは例えば、
「20kmを走る(距離基準)」とか、
「20kmをキロ5分ペースで走る(ペース基準)」といった観点だけで、
「トータル時間」を考えたことはなかった。

じゃ、それやってみようかと。



具体的に何をするかというと、LSDなんである。
完全に走行時間に考えをシフトして、
ペースはまったく考慮しないことにした。



何か長くなりそうな予感がビシビシするので、
とりあえず結論を言ってしまっておこう。

筆力不足でうまく伝わらないかもしれないけど、
自分で自分の目からウロコを落としたのは
こんな気付き。



あのう。
走る練習をするのって、「速く走りたいから」ですわな、当然。
練習を積めば、速く走れる脚力が付く。

一方で、
一定以上の脚力がないと、「遅く走り続ける」こともできない。

走力を上(速い方向)に拡張するためには、同時に、
下(遅い方向)への拡張も欠かせない、というわけ。

例えば、いつもの5倍の時間をかけてゴルフスイングをする、あの感じ。
例えば、太極拳をする、あの感じ。

動作が速ければ、少々メカニックがおかしくても、
少々筋力が足りなくてもごまかせるが、
ゆっくりした動きでは、そうはゆかない。

という。



いまさらだが補足すっと、
LSDというのは、Long Slow Distanceのこと。

とにかく長く、ゆっくり走ること。

おれはキロ6分半から7分半ぐらい。
不快なほどゆっくりやるところが、ポイント。

とりあえず、180分を基準にしているんだが、
実際、ペースが遅いので、呼吸も脚もまったく疲れない。
120分までは。

ところがフシギなことに、
120分を超えると、とたんに脚がものすごくだるくなってくる。

ここで、
今までは自然と自分がラクと思える速さまで、
スピードが「上がって」しまっていた。
キロ6分ぐらい、とか。

おまけに脚の疲労も、2日ぐらい抜けないでいた。



あまつさえ、夏。
最近の夏はホント、クソ暑いので、
距離を伸ばすにも、スピードをあげるにも限界がある。

ということで、週に一度、テッテーテキにゆっくり走ることにした。
距離はだいたい27~28km。



7月に入ってからやりはじめて3、4回目のきのう。
2時間を過ぎても、それまでよりカラダがキツくないことに
ハタと気づいた。

ペースは上がりすぎも、下がりすぎもしない。
あっ、これ成果出たってことじゃね、と。



とりとめがなくなってきたから、ムリヤリ締める。

決して「暑さに耐える」とか「慣れる」という根性論ではなく、
夏だからこそ、気楽にゆっくり走るLSDができる、
ということもあるとおもう。

これが過ごしやすい春とか秋だったり、してごらんなさい。
走りやすかったりして、
もっと速く、もっと遠くへ行きたくなるかもしれないじゃない。
という。
誰なんだよ、おれは。