キクチヒロシ ブログ

絶滅寸前の辺境クソブログ。妄想やあまのじゃく。じゃっかんのマラソン。

往路キャラと復路キャラ


明日の朝、箱根駅伝があるので、それまでに読んでおこうと。
著者がラジオで話しているのを聴いて、興味を持ったのがきっかけ。

ネタ的には、2011年の箱根をもとに組み立てているので、
ナマモノといえばナマモノなんだが、
まあ、ここではどうでもいい。


表題はおもしろいなあと感じた分類のうちの1つ。
ありそうでなかったかも。

駅伝ておもしろいスポーツだなといつもおもう。
というのは、
キホン、個人競技なのに団体競技的な側面が色濃いところ。



たとえば、
野球とかサッカーとか、大部分の団体競技は
ディフェンスにしろオフェンスにしろ、かならず局面なりのテーマがあって、
それをもとにメンバーが歯車の1つとならなければならない。

きょくたんにいえば、
3割バッターを9人そろえても、1点も入らないことがありうる。

対して、駅伝は
団体競技でありながら、個人競技の集合なので、
60分で走れるランナーを10人そろえれば、600分で走れる
といった単純計算が成り立ちうる。

一見、そのようにおもえる。



ただ、
同走する相手チームがいるわけだし、
局面局面で自チームのポジションも異なる。
もちろん、選手の性質も1人ひとり違う。

だから、単純計算なんかは、よっぽど抜きん出た総合力がないと
成り立たない。

持ちタイムはしょせん、参考にしかならない。
スーパーエースと呼ばれる選手が信じられない大ブレーキを起こしたり、
持ちタイムのさほどよくない選手が、流れに乗って爆走する、
なんてこともよく起きる。

というのを、選手の性質にフォーカスして
わかりやすくまとめたのがコレ。

往路キャラ
・スピードがある
・人との競り合いに強い
・集団で走ることで、自分の走りのリズムを作る
・派手

復路キャラ
・距離が延びてこそ、味わいのある選手
・地道
・自分のペースで走れる
・上級生
うーん、ナットク。



7区とか8区といった、いわゆる復路の地味な区間を4年生が走ることが多いのは、
断じて「4年間の努力に対する温情采配」なぞではなく、
「経験値の高さが安定感として担保」されているから
なんである。

本番の数日前にエントリーが発表されたとき、
よく有力校なんかが、野球でいう偵察メンバー的なオーダーになるのも、
「てめえの学校だけで走るわけじゃない」ということと、
「そんだけ戦略戦術がモノをいう」ということなわけで。
よく知らんが、たぶん。



あと、山上りの5区についてもいいたいことがあるんだが、
とりあえず明日、リアルを見届けてから、
気が向いたら触れることにする。



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