明日の朝、箱根駅伝があるので、それまでに読んでおこうと。
著者がラジオで話しているのを聴いて、興味を持ったのがきっかけ。
ネタ的には、2011年の箱根をもとに組み立てているので、
ナマモノといえばナマモノなんだが、
まあ、ここではどうでもいい。
*
表題はおもしろいなあと感じた分類のうちの1つ。
ありそうでなかったかも。
駅伝ておもしろいスポーツだなといつもおもう。
というのは、
キホン、個人競技なのに団体競技的な側面が色濃いところ。
*
たとえば、
野球とかサッカーとか、大部分の団体競技は
ディフェンスにしろオフェンスにしろ、かならず局面なりのテーマがあって、
それをもとにメンバーが歯車の1つとならなければならない。
きょくたんにいえば、
3割バッターを9人そろえても、1点も入らないことがありうる。
対して、駅伝は
団体競技でありながら、個人競技の集合なので、
60分で走れるランナーを10人そろえれば、600分で走れる
といった単純計算が成り立ちうる。
一見、そのようにおもえる。
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ただ、
同走する相手チームがいるわけだし、
局面局面で自チームのポジションも異なる。
もちろん、選手の性質も1人ひとり違う。
だから、単純計算なんかは、よっぽど抜きん出た総合力がないと
成り立たない。
持ちタイムはしょせん、参考にしかならない。
スーパーエースと呼ばれる選手が信じられない大ブレーキを起こしたり、
持ちタイムのさほどよくない選手が、流れに乗って爆走する、
なんてこともよく起きる。
というのを、選手の性質にフォーカスして
わかりやすくまとめたのがコレ。
往路キャラうーん、ナットク。
・スピードがある
・人との競り合いに強い
・集団で走ることで、自分の走りのリズムを作る
・派手
復路キャラ
・距離が延びてこそ、味わいのある選手
・地道
・自分のペースで走れる
・上級生
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7区とか8区といった、いわゆる復路の地味な区間を4年生が走ることが多いのは、
断じて「4年間の努力に対する温情采配」なぞではなく、
「経験値の高さが安定感として担保」されているから
なんである。
本番の数日前にエントリーが発表されたとき、
よく有力校なんかが、野球でいう偵察メンバー的なオーダーになるのも、
「てめえの学校だけで走るわけじゃない」ということと、
「そんだけ戦略戦術がモノをいう」ということなわけで。
よく知らんが、たぶん。
*
あと、山上りの5区についてもいいたいことがあるんだが、
とりあえず明日、リアルを見届けてから、
気が向いたら触れることにする。


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