いまから14年前、3人のピッチャーが
映像と出版。
表現の仕方は違えど、こういうことができなきゃな。
なあんてずっとおもっている。
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この作品に重厚さを加えているのは、国立高校のエースだった市川。
これが、荒木大輔と石井丈裕のコントラストだけだったら誰でもつくれる。
市川の
「おこがましいですけどぼくは2人をライバルだとおもってます」
という言葉が重い。
そういう重ね合わせ方がいやに庶民的でいい。
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「ぼくの野球人生がどんどん上り坂になっていくのに、
ダイスケはどん底っていえるぐらいまで落ちてったのがたまらなくって」
という、石井丈裕の吐露。
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荒木大輔が4年のブランクから奇跡の復活を果たした日、
「いてもたってもいられなくなって」
という、石井丈裕の言葉がたまらなく温かい。
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「ライバルとはいえないぐらいすごくなっちゃって、
もう単純にすごいピッチャーだな、って」
といっちゃえるところに、荒木大輔の底光りするすごさがある
とおれはおもう。
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これ、いままでたぶん100回ぐらいみた動画なんだけど、
非の打ちどころがまったくない、秀作。
実は市川投手の「東大なのに7勝」って相当すごい。
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表題は掉尾をかざるナレーション。
「いまから14年前、3人のピッチャーがここ、甲子園にいた」
くうう。