あしたのジョー (13) (KCデラックス (367))
著者:高森 朝雄
販売元:コミックス
(1993-08)
販売元:Amazon.co.jp
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「おめえ、社会の窓が全開だぞうギャハハハ」と言ったら、
おのれの社会の窓も全開だった。
というハナシ。
自分のパートナー(男性ならカノジョなり妻、女性ならカレシなり夫)を
なんて呼ぶか。
ちょっと前から「相方」って呼ぶ人が増えてる気がする。
身近にも片手の指が埋まるぐらいいる。
だからやや気が引けなくもないが。
あのう、おれ、あれ見たり聞いたりすると、
「なるほどですね」レベルに悪寒が走る。
なんだよその、
他人とは少しだけ違うんだぜい感&照れ隠しがオトナっぽいでしょ感。
気持ちわりい。
そんなにアイカタとかいいてえんなら、漫才でもしてみろバカヤロウコノヤロウ、
と、たけしなていで。
やっちゃったりなんかしてね、
と、たけしなていで。
。。。
ここまではいい。
ただのおれの好みだから。
そもそも呼び方なんてしょせん、記号なんだから。
ちなみにgoo辞書によると、
あい‐かた〔あひ‐〕【相方】
1 一緒に物事をする人。相手。相棒。
2 (「敵娼」とも書く)遊里で、客から見て相手の遊女。
。。。
じゃあ、あんたはどうなのさ? と。
おれは、
本人には「ダンナ」、
第三者には「奥さん」、あるいは「旧姓」。
さてと、では
同じくgoo辞書から。
おれの、チャック、見事に、空いてマス。。。
だんな【×檀那/旦那】
《(梵)dānaの音写》
1 ほどこし。布施。転じて、布施をする人。檀越(だんおつ)。檀家。
2 商家の奉公人などが男の主人を敬っていう語。「店の大―」
3 商人が男の得意客を、また役者や芸人が自分のひいき筋を敬っていう語。また一般に、金持ちや身分のある男性を敬っていう。「―、これはよい品でございますよ」「顔見世に―衆を招く」
4 妻が夫をいう語。他家の夫をいう場合もある。「お宅の―」
5 妾(めかけ)の主人。パトロン。「―がつく」「―を取る」
おく‐さん【奥さん】
他人の妻を敬っていう語。「おくさま」よりややくだけた言い方。
。。。
「ダンナ」と呼び出したのは、20世紀末。
結婚するなんてまだ考えてもなかったころのこと。
おれがあっちをそう読んだのが起源。
ファーストネームなんてこっぱずかしい、
いわんやさっちゃん、をや。
さあどうすんべ、となったとき、
たまたま読んでたのが『あしたのジョー』。
矢吹丈がカーロス・リベラのことを
「カーロスのダンナ」
と言っているのをみて、おおかっけー、これだ、と。
いつの間にか、あっちもおれを「ダンナ」と呼ぶようになり、現在に至る。
結婚式や葬式、法事といった冠婚葬祭で
互いを「ダンナ」と呼び合ってると、親戚とかから失笑される。
10割10分10厘。
。。。
だいたいが「ダンナ」なんてDQN度満点。
他人とは少しだけ違うんだぜい感&照れ隠しがオトナっぽいでしょ感。
気持ちわりい。
のはおれのほうだ。自覚はしてる。
まあ、しようがない、しょせん記号だし。
もうすっかりトーンダウン。
かまびすしい。
ところで、第三者に向けて、
「奥さん」に変わる呼び方はどうしたらいいんだ?
まさか他人の妻をうやまう言いまわしを続けるわけにもいくまい。
かといって、
「配偶者」だと「相方」と同じ穴のムジナな匂いがプンプンだし、
「妻」とか「家内」とかだと、ホーケンな匂いがプンプン。
「カミさん」なぞ、「なるほどなるほど」レベルに悪寒がざわざわ走る。
しょせん記号なのに。。。
まあ、今さら感満載なんだけど、
今さらちょっと粋なのを考えてみっかな。