怠けもののジレンマ
「仕事が本格的に忙しくなりそうだよミーティング」の帰り、
参考資料を探しに本屋をぶらぶらしていて、見つけてしまった本。
昨日、ラジオを聴いて、どうしても気になり、買ってもうた。
そして読みはじめてもうた。。。
「忙しくなりそうだよミーティング」の興奮ぷりは、
早く形に落とし込んだほうがいい。
いきおいで
取材とかなんとかの段取りをしちゃったほうがいいに決まっている。
でもきょうはもう、これを読んでしまわないと、
背中がウズウズしてしようがないんである。
仕事をしなくても、生活には困ったとしても
背中はウズウズしないんである。
うーむ、ジレンマ。
上記リンク(「ラジオ」部)に
著者インタビューのポッドキャストが上げられているので、
ぜひぜひ聴いてほしいんだが、
聴かない人のために、いちおう以下、つたない補足。
著者は苗字でもわかるように、
本能寺の変の首謀者、明智光秀の末裔。
自分の先祖が起こした、文字通りの歴史的事件。
通説(とされていること)を冷静にみていくと、
おかしいなとおもうこと多々。
それを「7つの謎」として解き明かしていく。
子孫として、先祖がなにをしたか知りたい
という欲求から、たんねんかつ地道な調査、分析をもとに、
客観的な事実のみを積み上げ、7つの謎を論証していくという本。
史学のことはよくわからんが、
研究はふつう、仮説→調査→実証という手順でおこなわれるという。
「ここらへんにエジプトの王様の墓があるんじゃないの?」
↓
「掘ってみよう」
↓
「あった!」
みたいな。
ところが氏は結論をあらかじめ設けず、
調査→実証という手順を踏んだという。
みずから「歴史捜査」とその名づける手法は、
氏が、情報システムという理系ど真ん中のキャリアを一貫して歩んできたからこそ。
これから本編を読み始めるのだが、
「本能寺の変で殺されるはずだったのは、信長じゃなくて家康」
とかいってるんですよ!
そりゃ、背中もムズムズするものです。
キクチ家はおそらく、由緒ただしい農民(もちろん小作)の系譜だろうが、
それでも自分のルーツはなにか、ということは気になる。
その意味では、氏のやっていることは、心情的によくわかる。
まして、たとえばこれが
「実は光秀はハメられただけだ」
みたいな身内である光秀擁護だったら、「ケッ!」なんだが、
「本能寺の変の首謀者は明智光秀だ」
からスタートしている時点で、信頼性が高いはずだ。
少なくともトンデモ本ではないはずだ。
と、オレは勝手に判断してる。
まだ読んでもないのに。