狛江市は絵手紙発祥の地なんだと。
住んでるので、折に触れ目にはしていた。
絵手紙ってキレイだし、
つくってて(描いてて)楽しいだろうなとおもう。
自分でやろうとはおもわないケド。
*
さて。
(書き)文字をどう解釈するか。
けっこう深いもんだいだ。
解釈、なんていうと堅苦しいので噛み砕くと、
考えられるのは、
1)絵のようにビジュアルとして
2)書として
3)たんじゅんに伝達手段として
の3つ。
自分が文字を書くスタンスはどれか、ということ。
*
オレ自身は(3)伝達手段として。
「判読できさえすりゃいい」とおもっている。
「字がキレイだ」と言われたことはないが
「読みやすい字だ」とはよく言われる。
ヨクチョンギレルハサミダ。
どうでもいい。。。
話がそれた。
*
いいたいのは、「描く」と「書く」の違い。
(1)は「描く」であり、(2)は「書く」。
正解(というか本来)は、(2)「書く」だろう。
書くから「書道」であって、
描くなら「描道」っていうでしょ。
みたいな。
*
でもずっと気になっているのは、
文字に関して(1)と(2)の区別をわかってない人が多い
ということ。
たとえば、ラーメン屋とか居酒屋の壁とかメニューでよく見かける
アート風(ふう)筆文字。
アヴァンギャルド風なアレ。
アレはおそらく「描く」に分類されるものだろう。
じゃあ、文字を「書く」と「描く」って具体的にどう違うの?
と言われると、とたんにトーンダウン。
ムズカシイ。わからん。。。
*
よくわからんが、
味がおのずと出てくるか、
味を出そうとがんばっているかの違い、
ということかな。
「描く」系は、
ラーメン屋の壁しかり、
気持ちはわからんでもないが、
書体も文面もやたら説教くさく、押しつけがましい傾向。
対して「書く」系は、
技術とか精神のありようとか、人間性がある程度つかめる。
うーむ、どうも観念的だ。
(奇をてらっていないこと前提で)
ペンとかの書き文字で
「こいつの字、ヘッタクソなんだけど
なんか気持ちがわかるんだよなあ」
って人がいる。
そーゆー感じ。
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ここまでの文脈で隠しようもないが、そもそも
「字を“描く”つう方向性は、なんかちょっと違うんじゃねえの?」
とギモンを呈したいんである。
絵手紙だって、リクツは
文字と絵とが別々に存在しており、
それら(「書く」と「描く」)の調和が
キレイ、美しい、なんである。
なのに、
文字を必要以上にデザイン(「描く」)しちゃうと
調和じゃなくて、「描く」一色になる。
じゃあ、
なにも「書き」文字が介在する必要性はないじゃん。
とか。
*
いい悪いではなく
あくまで好みのもんだい。。。
専門知識があるわけじゃないので、
トンチンカンなことを言ってるかもしれないし。
悩ましいのは、
オレの“伝達手段として、判読できさえすりゃいい”は「描く」に近い。
つう、矛盾があるところだな。