最近、職場に泊まり込んでて、
風呂にあんまり入れなかった。
さすがに頭がかゆくなるとイヤだし、
アポ先でオジサン臭をまき散らすのも失礼なので、
家に帰るとまずしていたのは入浴。
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ただがんらい、
風呂というものがそんなに好きではない。
日々カラスの行水状態。
温泉にもまったく興味がない。
奥さんは温泉好きなので、家族旅行は
温泉が1つのキーワードとなり
彼女は1泊あたり3回は入りに行く。
かたやオレはそんな感じなので、
道後とか石和といった温泉どころでも
部屋のシャワーですませたりする。
いわく「信じられない」
「せっかく来たのにモッタイナイ」そうなんだが
ただのお湯が張ってある池へ浸かることに
それほど固執する思想がよくわからない。
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とはいえ、ふだんはほぼ毎日ちゃんと入る。
体だってキレイに洗う。
自分でいうのもナンだが、清潔か不潔かといえば
清潔感ただよいまくってるほうだと、おもう。
前置きが長い。
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「洗いグセ」ってものがあるとする。
まんべんなく洗ってるつもりでも、ついつい
洗い逃している部分があるはず、という。
洗ってないところが光るとか、シグナルがある
わけじゃないから、気づきようがない。
オレが洗い逃しているのは、ひじ。
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一週間ぐらい前。
服を脱いだら袖から角質がボロボロ落ちてきた。
「冬で乾燥しているからなあ」と
やり過ごすには、量が尋常ではない。
なんなんだとおもって、原産地をたどったところ
ひじ小僧だった。
たしかに腕を洗うとき
ワキから二の腕へ移り、ひじの内側から手付近へ。
ひじの内側は経由するが
ひじ小僧はスルーしてる。
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今朝、ひさびさにゆっくりできたので
ひじ小僧を重点的に洗う。
伸ばしてこすり、曲げて、こする。
アカスリを使っているわけでもないのに、
アカが出るわ出るわ。
オチなんてない。