キクチヒロシ ブログ

絶滅寸前の辺境クソブログ。妄想やあまのじゃく。じゃっかんのマラソン。

「クレしん」って略しちゃっていいの?

「クレヨンしんちゃん」を「クレしん」て略す。
これって世間で一般的なことなんだろーか?



なんでも略しゃいいってもんじゃない。
だいいち、センスがない。
就活、婚活、朝活ぐらい。



略すって。
底抜けのくだらなさが根っこにないといけない。
と、考える。

バーベキューをBBQ。
後味をATAG
って言っちゃう、くだらなさ。
いい意味での救いのなさ。

これこそが流儀じゃなかろうか。



上記「ナニ活」はおそらく、
当事者が背水の陣を敷くぐらいシビアな状態。
そのシビアさを
「略語で記号化してちょろまかしてしまえ」
って打算が見える。

「それを楽しむのがオトナなんですよ」
と説教されている感じ。



あるいは。
底抜けのくだらなさ、
とはあくまで客観的な評価で、本人はクソまじめ。
そのギャップでくだらなさが増幅される、
ということもある。



そこもひっくるめると、
「ビフテキ」なんてクオリティーが高い。

略さず「ビーフ・ステーキ」だと、
格式というか
「なんたって牛ですよ~」
という敷居の高さが見え隠れする。

かといって、「ステーキ」だと、
もう一声、盛り上がりがほしい。

ビフテキ。

「きょうはなんと牛ですよ~」
のスペシャル感は生かしたまま、
ワクワクできる。

なんたって、
音引き(伸ばす棒ね)を全削除しちゃう、
キザったらしい鼻のつき方が
ほどよく心地いい。



クレヨンしんちゃんは、
9文字(8音)とやや長いものの、
こうやって無理に略すと
ムリさが立ってしまう。

略さなくていい。
百歩ゆずって「しんちゃん」。

「略すもんだい」今後も出てくるだろうから、
また、そのときにでも。