オレの発言に対して、小学校の同級生が放った一言。
うーむ。
わかるような気がする。
*
この名言を放ったしんちゃんは、
言葉の達人だとおもう。
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前後関係を思い返してみますれば。
けして小難しい話題をしていたわけでも
小難しい言葉遣いをしていたわけでも、ない。
むしろ、純度の高い、ただの世間話だった。
まずおれ自身、そんな小難しい話ができる
アタマも根性も持ち合わせてないし。
表題の名言が飛び出す原因となった発言は、覚えてない。。。
*
おれが何を言ったのかは覚えてないが、
「自分でわからないまま、喋ってた」
のは覚えてて。
同級生のしんちゃんは、
全部わかったうえでそれを
本人(オレ)に気づかせようと
もっともかんたんな言葉で
ツッコミを入れてきたんである。
というのは十中八九、
オレの妄想に過ぎないんだろうが、
そう考えると合点がゆく。
すべてが一本の糸でつながる。
出口としての言葉「ムズカしい」が
ここで適切かどうかはどうでもよくって。
目的が「おれに気づかせる」なのだから、
「わかりづれえぞ」という
だいたいのニュアンスを伝えれば十分なのだ。
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目的を簡潔に、過不足なく果たす。
すべての状況と対策を、
たった20字足らずで表現したしんちゃんは
なかなかなコピーライターだ。
話し言葉だろうと文章だろうと、
言わんとしていることを
自分の肚にしっかりと落とせて、はじめて、
相手の肚にも落とすことができる。
そんな当たり前のことを、あらためて考え直した。